コロナ禍以降、令和の働き方として注目を集めている、リモートワーク。
自宅だけでなく、シェアオフィスにコワーキングスペース、場合によっては喫茶店などでも仕事ができるリモートワークは、「場所を選ばずに働ける」ことが大きなメリットです。
どこで仕事をするかは人それぞれですが、場所によって何か違いはあるのでしょうか。
今回は、そんなリモートワークを行う場所としての「自宅」と「シェアオフィス」に注目。
環境や仕事のしやすさ、費用やセキュリティといった観点から、それぞれのメリットとデメリットを整理しました。
リモートワークの場所選びの参考になれば幸いです。
目次
ポイント①「環境」
【自宅】自分のプライベート空間で自由に働ける!
自宅でリモートワークをするメリットは、何と言ってもその自由度の高さ。
慣れ親しんだ文字通りの「ホーム」で仕事ができるため、周囲の目線を気にすることなく仕事に取り組めます。
自分のペースで進められますし、好きな時間に休憩を取れるため、ワークライフバランスを重視する人にとっては最適な環境だといえるでしょう。
加えて、通勤の必要がない点も、会社勤めのビジネスパーソンにとっては嬉しいポイント。
満員電車に揺られたり、自分で車を運転したりする必要はなく、通勤時間も交通費もゼロになります。
コストを削減しながら、リラックスできる環境で仕事ができるのは大きな魅力ですよね。
しかし一方では、「普段から生活している自宅では、集中力が持続しにくい」との声も聞きます。
仕事とプライベートの切り替えが難しく、集中力が途切れやすい。
場合によっては家族の干渉を受けることがあるなどのデメリットも無視できません。
良くも悪くも、人を選ぶ環境であるといえるでしょう。
【シェアオフィス】設備も充実したオフィス環境で仕事に集中!
前述のような理由で自宅では集中できない人におすすめなのが、シェアオフィスです。
自宅ほどの自由度はありませんが、それなりに緊張感の漂う空間で作業できるため、ピシッと整備された環境で仕事に集中したい人にはぴったり。
スマートロックや監視カメラなどのセキュリティ対策がしっかりしている施設も多く、安心して仕事ができます。
また、Wi-Fiやプリンター、コピー機などの設備が充実している点も魅力。
コピー用紙やインクなどの消耗品は購入の手間やコストもかかりますし、自宅にプリンターやコピー機がない人、またはあっても最新型でないという人は、それらの役割をシェアオフィスに代替させるのもひとつの手です。
シェアオフィスのデメリットとしては、利用料がかかることや、場所によっては騒音や人間関係の問題が発生する可能性がある点が挙げられます。
同じ場所で働く人との交流によって得られる情報やモチベーションもありますが、人間関係にストレスを感じやすい人は、自宅のほうが安心して集中できるかもしれません。
ポイント②「セキュリティ」
【自宅】セキュリティソフトの導入は必須!意識的に対策を講じよう
自宅でリモートワークを行う場合、特にセキュリティ面に関しては、意識的に注意して対策を講じるようにしましょう
会社側でセキュリティ対策をしているオフィスの情報端末とは異なり、自宅のパソコンは、セキュリティがおざなりになりやすい傾向にあります。
パソコンにもともと搭載されているデフォルトのセキュリティ機能だけでは、少々心もとないと言わざるを得ません。
情報漏洩のリスクを減らすためにも、セキュリティソフトは必ず導入しましょう。
ソフト自体もこまめにアップデートしつつ、パスワードなどの管理も徹底しながらリモートワークを行うことを強く推奨します。
【シェアオフィス】セキュリティ対策は比較的安心! ただし貴重品の管理には注意
これは物件にもよりますが、セキュリティ対策が比較的しっかりしているシェアオフィスは、自宅よりも安心して仕事ができます。
前述のように、多くの場合スマートロックや監視カメラといった物理的なセキュリティ対策も施されていますし、「複数の事業者が利用するオフィス」というサービスの特性を考慮しても、情報管理の体制については信頼できるといえます。
ただし、共有スペースでは他人の目もありますし、盗難被害などのトラブルが起こる可能性もゼロではありません。
重要な資料やパソコンの取り扱いには注意を払いつつ、貴重品の管理も意識的に気をつけるようにしましょう。
ポイント③「コスト」
【自宅】初期費用・交通費ともにゼロ!コストを削減して働ける
ポイント①でも触れたように、自宅でのリモートワークはいろいろな面でコスト削減につながります。
自宅がそのまま仕事場になるので初期費用はかからず、交通費もゼロ。
ただし、人によってはパソコンをはじめとするオフィス機器を新たに揃えたり、インターネット回線を契約したりする必要があります。
そのような仕事環境がすでに整っている人であれば、費用はほとんどかかりませんので、スムーズかつ快適に自宅でのリモートワークを始められるでしょう。
【シェアオフィス】料金はかかるものの、メリットも多数!
対するシェアオフィスは、当然ながら月額利用料(またはスポット利用料)がかかります。
料金はサービスの内容や形態によってさまざま。都心ほど高額になる傾向があります。
また、自宅との位置関係によっては交通費がかかる点も考慮しておきましょう。
とはいえ、ここまでに取り上げたようなシェアオフィスならではのメリットもあるため、サービス利用料を支払うだけの価値はあります。
特にオフィス機器が自宅にない人、置く場所がない人は、シェアオフィスから得られる恩恵も大きいと言えるでしょう。
ポイント④「家族との関係」
【自宅】育児・介護と、仕事を両立できる
自宅でリモートワークをしている人のなかには、育児や介護をしている人も少なくありません。
手助けが必要な家族の目の届くところで仕事ができ、いざという時はすぐに対応できること。
これは、リモートワークの大きなメリットだといえるでしょう。
育児・介護と仕事を両立するためのリモートワークの導入は、以前から厚生労働省も促進しており、助成金や支援金の制度も充実しつつあります。
最近になって始まった支援制度などもあるので、それとなく企業に提案してみてもいいかもしれませんね。
【シェアオフィス】「家庭」と「仕事」を切り分けられる
「家族を見守りながら仕事ができる」のは自宅でのリモートワークのメリットですが、一方でよく聞くのが、「子どもや家族の声が気になって仕事に集中できない」という悩みの声。
特に小学生くらいまでの年代のお子さんがいる家庭では、仕事に集中するのは難しいはず。
集合住宅だと部屋の数やスペースも限られるため、仕事のための空間を設けるのも大変です。
お互いにストレスになってしまっては元も子もありませんので、その場合は、シェアオフィスの利用も選択肢に入れて検討しましょう。
自分の生活スタイルに合った仕事環境を選ぼう
リモートワークで自宅とシェアオフィスのどちらを選ぶかは、家族構成や住環境、生活スタイルや考え方によって変わってきます。
以下に本記事で取り上げたポイントを簡単にまとめましたので、参考にしてみてください。
〈こんな人には「自宅」がおすすめ〉
- 自由な環境で働きたい人
- ワークライフバランスを重視したい人
- 育児・介護と、仕事を両立したい人
- コストを抑えたい人
〈こんな人には「シェアオフィス」がおすすめ〉
- オフィス機器を利用したい人
- 人との交流を重視したい人
- 家庭と仕事をはっきりと切り分けたい人
最後に、記事中でも取り上げましたが、自宅でリモートワークをする場合は、インターネット回線が欠かせません。
それも、オンライン会議やデータの送受信を行うことを考慮すると、何か理由がないかぎりは「光回線」を選ぶことをおすすめします。
通信速度が速いのはもちろん、安定性が高く、セキュリティも充実しているのが、光回線のメリット。
ストレスなく快適に仕事を進めるためには、光回線一択と言ってしまっていいでしょう。
現在はさまざまな光回線サービスがありますが、当サイトでは「ビッグローブ光 」をおすすめしています。
工事費は実質無料で、おトクな特典もご用意しているので、ぜひこの機会にご検討ください。