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1Gbpsのプランから10Gbpsに乗り換えるとどう変わる?

1Gbpsのプランから10Gbpsに乗り換えるとどう変わる?

光回線といえば、これまでは1Gbpsのプランが主流でしたが、最近では10Gbpsのプランを利用できる業者も増えてきました。どのくらい速いのか、これまでの1Gbpsのプランとの体感的な違いなどが気になる人は多いでしょう。
本記事では10Gbpsプランと1Gbpsプランとの違いについて解説していきます。

10Gbpsプランで実際に出る速度

光回線は通常ベストエフォート型といわれるサービスであり、プラン名に表記されている速度が出るわけではありません。ベストエフォートは「最大限の努力」という意味。プラン名に表示されている速度は、最大限の努力をして好条件を揃えた場合に実現できる速度になります。

 

通常の環境ではプラン名に表記されている速度の2〜3割程度の速度が出るケースが多いです。つまり10Gbpsプランであれば、2〜3Gbps程度の速度が出るものと捉えていいでしょう。

 

2〜3Gbpsと聞いて1Gbpsとそれほど大きく変わらないと思ってしまう人もいるかもしれません。しかし、1Gbpsプランも実際に出るのは2〜3割程度の速度のため、200〜300Mbps程度です。つまり10倍もの差があります。

10Gbpsプランの違いを実感しやすいシーン

それでは、1Gbpsプランと10Gbpsプラン、では、どれくらい体感の差があるのでしょうか。SNSやネットサーフィンのみでの利用であればそれほど差はなく感じられるかもしれませんが、次のようなシーンでは10Gbpsのプランと1Gbpsのプランの違いを実感しやすいです。

オンラインゲーム

オンラインゲームでは、短時間で大容量の通信を行います。1Gbpsの回線でプレイしていて、途切れることがある場合には、10Gbpsに乗り換えることで正常にプレイできるようになる可能性が高いです。

 

オンラインゲームの種類にもよりますが、通常70Mbps程度の速度が出れば、問題なくプレイできるものとされています。しかし、家族複数人でインターネットを利用している場合や環境によっては、利用時間が重なると70Mbps程度の速度すら出ないこともあるでしょう。

 

10Gbpsプランなら平均して2〜3Gbps程度まで使えるため、利用が重なっても1Gbps程度は出ると考えられ、そのようなことはほとんどなくなります。

高画質のストリーミング動画

4Kくらいまでの画質なら1Gbpsの回線でも充分ですが、8Kとなると速度が足りなくなる可能性もあります。ストリーミング動画を視聴しているときに、速度が足りていないと途中で止まってしまうことも。それではせっかく高画質の8K動画でも快適に視聴できません。

 

YouTubeを例にとると、8K動画は120〜300Mbps程度のビットレートです。自分1人のみで利用している場合でも、1Gbpsプランだと速度が足りなくなる可能性があります。10Gbpsプランを利用すれば違いが実感しやすいでしょう。

 

現状では、あまり高画質の動画は見ない人も多いかもしれません。そもそも、モニターやテレビがフルHDまでしか対応していない場合もあるでしょう。しかし、今後は4Kや8Kに対応したテレビも増えてきます。近い将来、8K対応のテレビに買い替える可能性があれば、それに先駆けて10Gbpsプランにしておくのもおすすめです。

クラウドストレージの利用

クラウドストレージの大容量のプランを契約して大事なファイルのバックアップをとっている人もいるでしょう。サイズの大きなファイルだと、アップロードが完了するまで相応に時間がかかります。ダウンロードするときも同様です。実際に1Gbpsのプランを利用していて、サイズの大きいファイルを扱う際にイライラした経験のある人も多いのではないでしょうか。

 

10Gbpsプランを利用すれば、同じサイズのファイルをアップロードするのに、これまでよりも短時間で済むようになります。サーバー側の環境も関係してきますが、体感的にはかなり速くなるはずです。

家族が多い場合

家族が1〜2人くらいであれば、1Gbpsのプランのままでも特に不便に感じることはないかもしれません。しかし、今後家族が増えると厳しくなる可能性もあります。家族の人数は増えなくても、子どもが大きくなると自分のスマホを持ったり、オンラインゲームをするようになったり、環境が変化することもあるでしょう。これまでは1Gbpsで充分だったとしても、将来的には不便に感じてしまうこと可能性もあります。その点、10Gbpsなら家族が多く大容量の通信が同時に行われても、通信速度が足りなくなることはほとんどありません。それぞれ快適に通信できます。

用途によっては1Gbpsのプランとさほど変わらない場合も

Webサイトの閲覧やSNSの利用などは、1Mbps程度の速度でも問題なくできることが多いです。1Gbpsの回線でも、速度が足りなくてWebサイトの閲覧やSNSの利用が快適にできないことはほとんどないでしょう。

 

そのような用途では、10Gbpsのプランに変更しても、体感的な違いはほとんど感じられません。動画視聴に関しても高画質でなければ、ほとんど違いはわからないでしょう。また、家族が1〜2人の場合にも、あまり変わらないことが多いです。

10Gbpsプランに乗り換えて高速で快適な通信を楽しもう

10Gbpsプランに乗り換えれば、大容量の通信がスムーズに行えるようになります。オンラインゲームや高画質のストリーミング動画、クラウドストレージなどを利用する機会が多い人は、1Gbpsプランとの違いを実感しやすくなることが想定されます。現在1Gbpsのプランを利用していて、遅いと感じることがあれば、10Gbpsへの乗り換えを検討してみましょう。

 

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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。

*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。

 

 

光回線についてもっと詳しく知りたいという方は、
以下の記事も併せてご覧ください。

光回線とは?仕組みや種類、メリット・デメリットや選び方まで徹底解説

Contributor

T.A

IT系やスマホの話題から、転職や節約術まで幅広いジャンルで執筆を手がけるWebライター。デジタルモノが好きで、新しいガジェットやWebサービスなどには目がない。

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