YouTube・Netflix・prime videoの三つの動画配信サービスは、いずれもアプリ版とブラウザ版が用意されています。この二種類には、それぞれ搭載されている機能や特徴が異なります。
この記事では、各サービスのスマホアプリ版とブラウザ版の違いや特徴を紹介します。
目次
Amazon prime videoのアプリ・ブラウザの違い
ネット通販大手のAmazonが提供するprime videoは、Amazonの有料サービスである「Amazonプライム」の特典の一つとして、prime videoを提供しています。スマホで視聴したい場合、prime videoの機能だけが独立したアプリを利用します。
prime videoスマホアプリ版の特徴
prime videoのスマホアプリ版には、代表的な次の特徴があります。
アプリからは課金ができない
prime videoには、都度課金で購入・レンタルが可能な作品と、Amazonプライムの料金に含まれる「見放題作品」があります。
スマホアプリ版からは有料コンテンツの購入、レンタルができません。そのため、TOPページに都度課金作品は表示されません。「見放題だと思ったら都度課金作品だった」という事態が起こりにくいです。
▼ブラウザの表示
▼アプリ版の表示
動画のダウンロードができる
prime videoのアプリでは、動画をダウンロードすることができます。たとえば、Wi-Fi環境下で見たい作品をまとめてダウンロードしておけば、オフラインでも再生OKなので、外出時などにデータ容量を使用せず動画を視聴できて便利です。ブラウザからは直接ダウンロードすることはできません。
▼作品ページにダウンロードボタンがある
なお、動画のダウンロード数には上限が存在するため、超過しないよう注意が必要です。
prime videoブラウザ版の特徴
prime videoのブラウザ版は、アプリでは利用できないいくつかの機能が搭載されています。具体例を三つ紹介します。
視聴履歴の閲覧と削除ができる
ブラウザ版では、動画の視聴履歴の閲覧・削除ができます。TOP画面右上の歯車アイコンから設定メニューを開き、「視聴履歴」のタブから確認・削除が可能です。
なお、視聴履歴にはprime videoアプリではアクセスできませんが、Google Chromeなどのブラウザを経由すればスマホからでも確認可能です。
バックグラウンド再生ができる
prime videoを始め、多くの動画配信サービスのPCブラウザ版では、バックグラウンド再生で音声だけ聞くことができます。
ブラウザから作業用BGMとして音声だけを流しつつ、他のページを閲覧したり、作業ができるので非常に便利です。スマホでのバックグラウンド再生機能は、OSが限定されたり、別途課金が必要だったりすることも。無条件で利用できるのはブラウザならではといえます。
コンテンツの購入・有料レンタルが可能
prime videoでは、ブラウザからのみ有料コンテンツの購入やレンタルができます。購入・レンタルした有料動画をスマホやタブレットから視聴することは可能ですが、アプリから直接課金することはできません。
ブラウザで動画を見る場合は、購入・レンタルの手続きをすればすぐに視聴できます。
▼別途課金作品の視聴方法ポップアップ。Amazon.jpのサービスから購入後視聴するようメッセージが出る
Netflixのアプリ・ブラウザの違い
Netflixは、アメリカ発の動画配信サービスです。アニメやドラマなど話題のコンテンツのほか、オリジナル作品も充実しています。
Netflixスマホアプリ版の特徴
Netflixのスマホアプリ版には、特有の機能があります。代表的なものを紹介します。
二種類のスマートダウンロードが使える
アプリから動画コンテンツをダウンロードできるのは、prime videoなど他の動画配信サービスと同様ですが、Netflixでは「スマートダウンロード」の機能があり便利です。
▲TOPページ>ダウンロードからダウンロード形式が選択できる。エピソード横にある矢印(ダウンロードボタン)を押すとダウンロードが開始される
テレビシリーズなど、複数のエピソードがある作品では、全てダウンロードすると相応の空き容量が必要です。スマートダウンロードをONにしておくと、最後まで見た動画のダウンロードデータは自動で削除され、次のエピソードがダウンロードされます。容量を節約しながら視聴したい場合におすすめです。
また、スマートダウンロードには、ユーザーの好みに合ったおすすめ作品を自動でダウンロードしてくれる機能もあります。外出先などで容量を消費せず、ダウンロード一覧から好みにあった作品を探せます。
Netflixブラウザ版の特徴
ブラウザ版固有の特徴は「字幕を二つ出せること」「使用するブラウザによって画質が異なること」の二つが代表的です。
拡張機能を使うことで二種類の字幕を出せる
通常、動画の字幕は一種類だけですが、Chromeの拡張機能「Language Reactor」をインストールすることで、字幕を二つ出せるようになります。たとえば、英語音声の動画に、日本語と英語の字幕を表示すれば、楽しみながら英語学習ができるようになります。
さらに、動画を一時停止し、フレーズごとの発音や単語の意味もチェックでき、言葉の意味をしっかりと理解しながら学習できます。拡張機能のインストールが前提にはなりますが、外国語の勉強にはブラウザ版が適しているといえます。
ブラウザによって最高画質が異なる
NetflixにPCのブラウザ版からアクセスする場合、ブラウザによって最高画質が変化します。Netflixは、月額プランによって動画の最大解像度が異なりますが、4K+HDR対応のプレミアムプランでも、ブラウザによっては十分な画質で視聴できない可能性があるのです。
【ブラウザ別最大解像度】
ブラウザ | 解像度(最大値) |
Google Chrome |
Windows/Mac/Linux:720p HD Chrome OS:1080p HD |
Microsoft Edge | UHD 4K |
Mozilla Firefox | 720p HD |
Opera | 720p HD |
Safari |
macOS (ver.11.0):UHD 4K macOS (ver.10.11~10.15):1080p HD |
「プレミアムなのに画質が悪い気がする」という場合、試しに別のブラウザでの視聴を試してみてください。
視聴履歴の削除はブラウザ版のみ
Netflixの視聴履歴は、スマホアプリからは削除できません。アカウントを共有していて、家族に見られたくない履歴がある場合などは、ブラウザからアクセスしてみてください。アカウントメニューの「視聴履歴」から削除できます。
YouTubeのアプリ・ブラウザの違い
Googleが運営する動画サイト、YouTubeにもスマホ用アプリとブラウザ版があります。それぞれどのような違いがあるのか見てみましょう。
YouTubeスマホアプリ版の特徴
YouTubeのスマホアプリ版は、ブラウザ版にはない機能がいくつか搭載されています。
動画を再生しながら次の動画を探せる
YouTubeアプリでは、動画を再生中に他の画面に移動すると、再生していた動画を画面下部に小さく表示できます。この機能はブラウザ版にはありません。動画を再生しながら次に見たい動画を探したりといった使い方ができますよ。
ただし、これは他のアプリ操作をしながら小窓で動画再生ができる「ピクチャインピクチャ」の機能とは異なるため、アプリ画面から離れると再生は止まってしまいます。
ブラウザ版より通知が豊富
YouTubeのブラウザ版は、アプリ版と比べて通知機能が充実しています。
ブラウザ版では、メールやサービスの更新に関する情報など、ごく限定的にしか利用できません。アプリ版であれば、登録しているチャンネルの通知やつけたコメントへのアクティビティ、チャンネルおすすめ動画のお知らせなど、さまざまな通知を受け取れます。
YouTubeブラウザ版の特徴
ブラウザ版のYouTubeでは、アプリ版と比べて次のような違いがあります。
アプリ版と早送り&巻き戻し操作が異なる
動画を視聴していると「今のところもう一度見たい!」「あとちょっと飛ばしたい!」というシーンがあるのではないでしょうか。ブラウザ版の場合「J」「L」のショートカットで10秒、矢印キーの「←」「→」で5秒の早送り&巻き戻しができます。
再生バーの移動でも戻すことはできますが、思ったポイントに戻れずにストレスになることも。この機能ならきっちり5秒または10秒分だけ移動できるため便利です。
ちなみにアプリ版では、動画の両側をダブルタップすることで、10秒分だけ早送り・巻き戻しが可能です。
課金しなくてもバックグラウンド再生ができる
Netflixやprime videoなど、他の動画配信サービスと同じように、ブラウザ版のYouTubeでもバックグラウンド再生ができます。
アプリ版のYouTubeでは、月額課金のYouTubeプレミアムに加入することで、バックグラウンド再生が可能になります。一方、ブラウザ版ではお金を払う必要はありません。
TOPページの一覧表示が見やすい
固有の機能ではありませんが、YouTubeのブラウザ版は、アプリ版と比べてTOPページの一覧性が高くなっています。
▼ブラウザ版の表示
▼アプリ版の表示
スマホだと、TOPに表示されている動画をチェックするのに何度もスクロールしなければならないため、この点がストレスになる方もいるかもしれません。こうした場合はブラウザ版での閲覧をおすすめします。
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