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iPhone&Android両方持ってるライター座談会(後編)

iPhoneとAndroidの両方を愛用している「しむぐらし」ライターによる座談会を開催しました。
参加者はライターのうえやまさん、渡辺まりかさん、石井徹さんの3名。

 

iPhoneとAndroid、それぞれの用途やメリットやデメリットなどについて思うままに語っていただきました。

 

▼前編はこちら

iPhone&Android両方持ってるライター座談会(前編)

 

今回は後編をお届けします!後編では、複数台持ちのすすめや気になるコスト、「もしもどちらかしか持てないならどっちを選ぶ?」という話題で盛り上がりました。

複数台持ちだと月々の料金はどうなる?

―――座談会に参加されているお三方は全員複数台持ちです。複数台持ちだと、毎月のランニングコストが気になるところです。

 

石井:僕はキャリア4社のそれぞれ高めのプランを選んでいるので、月額2~3万円くらいです。スマホ関連の仕事も多く、その必要があってこのプランに入っていますが、もっと安くしようと思えばかなり安くなるかと。

 

今までの経験では、MVNOのBIGLOBEモバイルとUQモバイルの回線はすごく優秀で、大手キャリアであるauとの差をほとんど感じませんでした。
3月末に始まった5G回線にも注目しています。

 

うえやま:僕は機種代を除くと、iPhoneが1,000円(IIJmio)+Androidが1,300円(BIGLOBEモバイル)で2,300円ですね。

通話は、IP電話が使えるアプリ「050 plus」(NTTコミュニケーションズ)を使っており、月額400円くらいです。
電話はあまりしないし、したとしてもLINE通話が多いため通話料は少なくかなり格安です。

 

渡辺:私は、機種代を除いて、3,800円(Y!mobile)+5,000円(au)+3,000円(ソフトバンク)でだいたい1万5,000円弱くらいでしょうか。Rakuten miniについてはRakuten Unlimited VIプランなので1GBまでは0円です。

Y!mobileの電話番号は、仕事で外部との連絡に使うので、かけ放題のプランにしています。

 

―――うえやまさんの安さにびっくりしました。データ通信量やプランをうまく設定することで、2台持ちでもこの価格が実現できるんですね。


複数台持ちはどんな人に向いている?

―――筆者はiPhone1台のみですが、みなさんのお話を聞いていて、色々な機種を試してみたくなりました。「2台持ちもアリかも」と思っている読者の方に、メリットをお話してほしいです。

 

うえやま:2台以上持っていると、ネットで買物をしたいときに、1台目のスマホで購入サイトを見ながら、もう1台でその商品のレビューを見るとか、デュアル画面で使えるのが便利ですよね。

 

渡辺:そうそう。あとは、スマホを使ってオンラインミーティング中に、もう1台あればわざわざPCを立ち上げることなく調べ物をしながら進められたり。

 

石井:4台持っていると、外出時もモバイルバッテリーが要らなくなりますよ(笑)。「どれかのバッテリーが切れても、どれかは生きている」という安心感がありますね。僕は4台すべてにメッセンジャーアプリを入れていて、どのスマホでも連絡が取れるようにしています。

 

うえやま:それは便利(笑)。あとは、1台で動画を見ながら、もう1台でLINEを返したりとか。
アプリによっては、一度ホーム画面に戻ると動画の始めまで戻ってしまうときがあるので、そういうストレスも解消されます。

 

石井:ざっくりと動画閲覧用と、LINE用とで使い分けができるので、スマホをそれなりに使う人には2台持ちがおすすめですよ。

もしiPhoneとAndroidどちらか選ぶなら?

―――もしお三方が、iPhoneかAndroidのどちらかしか持てないとしたら、どちらを選びますか? また「これからスマホを持ちたい」という人に相談されたらどちらを勧めますか?

 

渡辺:私はもし自分がどちらかしか持てないなら、iPhoneを選びます。さきほどお話したように、これまで有料アプリをたくさん買っているので、それらを無駄にしたくありませんから。

逆に、人に相談されたらAndroidを勧めたいです。

 

Androidは金額や機能、サイズなどの種類が豊富なので、たとえば「SNSにアップするのでカメラ機能が充実しているものがいい」「動画を見るので大きなサイズがいい」など、本人のニーズに合わせて細かく機種選びができると思います。

 

石井:僕は渡辺さんとは逆。自分で使うならAndroidを選びます。Androidなら、折りたたみスマホやカメラの性能がいいものなど、自分の好みで機種が選べるので。

もしもスマホを一度も使ったことがない人に勧めるのであればiPhoneですね。機種による差がないですし、シンプルに使いやすいと思います。

 

ただ、既にどちらかを持っている人は、持っている機種とは違う性能やサイズのAndroidを2台目に持ってみることを勧めたいです。先ほどもお話したとおり、Androidは機種ごとの個性が際立っているので、世界が広がると思います。

 

うえやま:「今はAndroidがメインになりつつある」と言っておいてなんですが、僕はどちらかしか選べないのならiPhoneにします。操作もしやすくなめらかで、ストレスが少ないのと、周囲はiPhoneユーザーが多いので、困ったときに聞きやすいですし。

同じ理由で人に勧めるときもiPhoneですね。ただ、周りに石井さんや渡辺さんのような友だちがいたら、ユーザー同士でのAndroid談義が楽しそうなのでAndroidを勧めるかもしれません(笑)。

「失敗してもいい」?Androidならではの魅力

石井:渡辺さんに質問です。

僕はAndroidを選ぶときに、機能が特徴的でハイスペックな、価格帯の高いハイエンドスマホを選びがちなのですが、渡辺さんは価格が3万円程度までのミドルレンジスマホとの使い分けなどはされていますか?

 

渡辺:ミドルレンジスマホのメリットはズバリ「安いので壊れても痛くない」ことです(笑)

 

うえやま:(笑)

 

渡辺:バイクに装着してカーナビ代わりに使ったり、入浴中に持ち込んだりとガンガン使えるんですよ。この間なんてバイク走行中にスマホが地面に落ちてしまったこともありました。軽く傷がついただけでまだ使えていますが(笑)。

 

石井:なるほど、タフに使える。これも低価格のAndroidならではの使い方かもしれません。

 

うえやま:確かに、高いiPhoneはお風呂場に持って行きたくないですもんね(笑)

僕も実際、価格が安いことを理由のひとつとしてAndroidを買ったわけですし、「別に失敗してもいいや」という気持ちでチャレンジできるのはAndroidの良い点ですね。

 

―――まだまだ知られていない、Androidの魅力が出てきそうですね。

 

石井:Androidの魅力といえば、「Googleアシスタント」はiPhoneの「Siri」よりも優秀だと思います。例えば「東京タワーの高さは?」というような雑学的な質問に対応してたり、Googleカレンダーでのリマインダー設定なども柔軟に応えてくれます。

 

また、Androidは、スマートホームとの連携がしやすいのも良いところだと思います。Google Home対応のスピーカーは安くお手頃な価格で手に入るので、家の中にいくつもおいて、色々な機器とつなげてという使い方が気軽にできます。iPhoneでも「Siri」と連動するスマートスピーカーがありますが、お高めなので、どうしてもお金がかかってしまいますね。

 

うえやま:今、石井さんの話を聞いて僕も思ったんですけど、ナビを使うときに「Googleアシスタント」と「Siri」ではちょっと使い方が違うんですよね。

Androidの場合は、例えば「札幌駅に案内して」と言えばそれでOKなのですが、iPhoneだと「Google Map(グーグル・マップ)で札幌駅に案内して」と「Google Mapで」という言葉を添えないと案内してくれないんです。

 

この一言の違いってけっこう大きくて、言う前に自分のセリフを頭の中で考えないといけないという一手間がかかってしまうんですよね。「Googleアシスタント」はそのストレスがないのでスムーズに使えると感じました。

 

渡辺:Appleの世界観が好きで、高価でもアップル製品で揃えたい!という人は、もちろん世界観に浸って楽しむのが一番だと思います。
一方で、そういうこだわりがなく「便利な機能を安く気軽に使いたい」という人には、Androidが断然リーズナブルだし、優秀だしおすすめしたいです。

10年前の「トラウマ」を払拭?スマホは進化し続ける

―――10年ほど前は、Androidのアプリの審査が緩く、レベルが低いアプリや、悪質なアプリも出回っているという声があったと記憶しているのですが、どう思われますか?

 

石井:今はあまりそういう話は聞かないですね。現在は半数がiPhone、もう半数がAndroidユーザーという割合になっているため、両方に対応しているアプリも多いですし。

iPhoneとAndroidの垣根を超えて、同じアプリを使っているユーザーが増えているということですから。

 

お子さんにスマホを持たせるにしても、Androidには保護者による使用制限機能もありますし、そういった機能を活用することでお子さんが勝手にアプリをダウンロードしてしまうということも防げるのではないでしょうか。

 

渡辺:逆に最近は、iPhoneでも悪さをするアプリがそのまま審査を通ってリリースされてしまうという話も聞きます。そういう意味では「iPhoneの方が絶対安全」という時代でもないかもしれませんね。

私はアプリを落とすときは、信頼できるメーカーのものかを調べたり、作者のWEBサイトを検索したりするようにしています。

 

石井:スマホが出始めた2010年頃は、Androidの使い勝手が悪くて、それがトラウマになって今でも「Androidは使いづらい」と思っている人が多いかと思います。

 

うえやま:それ、すごくわかります。僕もごく最近までそう思っていました。

 

石井:僕は仕事上、2万円~10万円くらいの価格帯の、さまざまなスマホを使っています。近年ミドルレンジとハイエンドの性能差がなくなってきていて、レビューを書くときにけっこう困るんですよね(笑)。

つまりは低価格帯のAndroidでも、ハイエンドと遜色ない性能を備えているものが増えてきたということです。ほとんどの人の使い方なら、4万円~6万円くらいのAndroidスマホでも不満なく使えそうだなあと思っています。

 

渡辺:「Androidのトラウマ」は私もわかります。でもそこから着実に進化して、今ではiOSとAndroid OSの間にそれほどの差はなくなってきたと個人的には思っています。年々完成度は高まっているので、Androidの魅力に興味をもってもらえたら嬉しいなあと。

 

iPhoneユーザーの方は、機種変更でAndroidに飛び込むのは勇気が要るかもしれません。
2台めにリーズナブルな価格帯のAndroidを持ってみるのはいかがでしょうか。

 

==

 

1時間半に及んだ座談会では、スマホを愛するみなさんが、iPhoneとAndroid、そして複数台持ちの魅力についてたくさん語ってくださいました!ありがとうございました!

 

お話を伺っていると、iPhoneはユーザーも多く安定感を持って使えるスマホ、Androidはカメラ機能やサイズなど、多様な機種から自分好みのものを探すのが楽しみなスマホ、という印象を受けました。

 

スマホの購入や機種変更、2台持ちを検討中の人はぜひぜひ参考にしてくださいね!
 

Contributor

Kana.mM (かな)

旅行、企業、美容系等で執筆活動中のフリーライター。好きなものは猫とSF、嫌いなものは寒さと空腹。アナログ心を忘れないデジモノ好きを目指す。

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