コンピューターゲームやテレビゲームを「スポーツ競技」として捉えた言葉、「eスポーツ」。
この単語自体はマスメディアでも取り上げられているため、聞き覚えのある人も多いのではないでしょうか。近年は日本のプレイヤーの活躍もめざましく、ますます注目を集めるようになっています。
今回取り上げるのは、そんな「eスポーツ」について。
そもそもeスポーツとはどのようなものなのか。そして、それほどゲームをしない人でも楽しむことができるのか。eスポーツの基本と、その楽しみ方を紹介します。
目次
「eスポーツ」とは?
eスポーツは、「エレクトロニック・スポーツ」の略語。一般社団法人日本eスポーツ連合オフィシャルサイトでは、以下のように説明されています。
“広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。”
https://jesu.or.jp/contents/about_esports/
競技性のあるゲームと聞いてまず思い浮かぶのは、1990年代から今に至るまでゲームセンターで人気を集めている、対戦格闘ゲームでしょうか。当時から店舗では大会が開催されていましたし、メーカーの主催で公式に全国大会が開かれることもありました。
規模の大きな大会が開かれるようになると、実力者たちの中から「プロ」が現れてきます。
やがてインターネットが普及するとオンライン対戦も可能になり、ゲームのスポーツ化が加速。2000年には「eスポーツ」という言葉が使われるようになり、各国で競技種目化が進んで世界大会が開かれるようになりました。
簡単な説明ではありますが、以上が「eスポーツ」誕生の経緯です。
テレビでも取り上げられた『VALORANT』世界大会での快進撃
ところでeスポーツといえば、直近では4月に開催されたFPSゲーム『VALORANT』の世界大会が大きな話題になりました。
格上が集う世界の舞台で、「1勝」を目標に出場した日本チーム。初戦では大差を付けられて敗北したものの、続く試合では勝利。詳しい背景の説明は省きますが、日本チームはその後快進撃を続け、なんと世界3位という偉業を成し遂げることになります。
この日本チームの大躍進は国内外で注目を集め、大会期間中は何度もTwitterでトレンド入り。日本時間では深夜にもかかわらず、10万人以上もの視聴者が彼らの試合を見守り、3位確定後はテレビのニュースでも取り上げられるほどでした。
eスポーツは、あまりゲームをしない人でも楽しめる?
SNSでもマスメディアでも話題になった、この『VALORANT』世界大会。しかし一方で、睡眠時間を削ってまで観戦していた人たち全員がこのゲームの熱狂的なファンであり、プレイヤーであるかといえば、まったくそんなことはありません。
それどころか、「この大会で初めて『VALORANT』を見た」「あまり興味がなかったけれど、覗いてみたら想像以上におもしろかった」という声も少なくなかったように思います。「大会の観戦がゲームを知る入口になっている」という一面もあると言えるでしょう。
つまり、「eスポーツは自分ではプレイしない人でも楽しめる」わけです。
また、「大会の観戦がゲームを知る入口になっている」と聞いて、何か思い浮かぶものはありませんか? プレイヤー以外も観戦を楽しむことができ、詳しくない人も夢中になって見てしまうもの――。そう、これは「スポーツ」全般に当てはまる楽しみ方でもあります。
eスポーツも「スポーツ」と同じように観戦できる!
実際、まだ記憶に新しい2020年の東京オリンピックでも、いままであまり馴染みのなかった競技をテレビで観戦した人は多かったのではないでしょうか。
初めて見る競技でも、解説を聞けばルールや楽しみ方はわかります。勝利条件さえ理解できれば競技の展開に一喜一憂できますし、たとえすべてのルールを把握できなくても、「一流のプレイヤーが見せる技術」は見る人を等しく興奮させてくれます。
また、スポーツがそうであるように、eスポーツのジャンルもさまざま。
たとえば、前述の『VALORANT』はFPSゲーム。銃火器を使って敵と戦う、一人称視点のシューティングゲームです。そのため、「視覚的にすごさが伝わりやすい」「見ているだけでも楽しい」といった特徴があります。チーム戦ゆえの仲間との連携も見どころですね。
ほかにも、カウンターが決まると気持ちのいい格闘ゲームや、サッカーやレースなどのスポーツゲームにも、同様の魅力があります。若干の知識が必要になりますが、プレイヤーの判断力や戦術が光るRTSゲーム(戦略ゲーム)も、eスポーツでは人気のジャンルです。
加えて、先ほども軽くふれた「解説」の存在も、スポーツとの共通点のひとつ。
eスポーツの大会でも、ネット中継では実況解説があります。実況者はそのゲームのトッププレイヤーのほか、本職のアナウンサーが出演して担当することも。初心者向けに解説してくれることも多いため、初めて見る人でもきっと楽しみながら観戦できることでしょう。
「eスポーツ観戦」を新しい趣味にしてみてはいかが?
以上のような特徴を並べてみると、「eスポーツ」と「スポーツ」には共通点が多く、同じような楽しみ方ができることがわかるのではないでしょうか。
一流のプレイヤーの技術を目の当たりにでき、詳しくない人も解説を聞きながら楽しめて、見ているだけでもおもしろい。野球ファンが野球経験者だけにとどまらないように、ゲーマーでない人も含めた大勢のファンが気軽にeスポーツを観戦しています。
また、本記事では主に『VALORANT』を例に挙げて説明しましたが、eスポーツの種目は多種多彩。これもまた、スポーツと同じですね。
格闘ゲームや戦略ゲームなどの「ジャンル」で区分できるほか、同じFPSゲームでも「タイトル」ごとに違った魅力があり、それぞれのゲームで大会が開かれています。オリンピック中継でいろいろな競技を観戦してみるのと同じように、自分の興味のあるゲームのジャンルやタイトルを探してもいいかもしれません。
国内でもeスポーツ人気が高まりつつある今、大きな大会はほとんどがネット中継されており、誰でも気軽に観戦できます。スマホからでも楽しめますので、この機会に「eスポーツ観戦」を新しい趣味にしてみてはいかがでしょうか。
大会の開催情報は各ゲームの公式アカウントのほか、「eSports World」をはじめとするeスポーツ系ウェブメディアでも取り扱っています。大きな大会は「大会情報一覧」のページで検索して探すこともできますので、気になる方はチェックしてみてください。
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