筆者の住む北海道にはIKEAがありません。
低価格でいて洗練されたデザイン。リアル店舗で各商品を眺めながら購入する妄想をするだけでも楽しくなってしまう、あのIKEAに、日常的に親しむことができないのです。
目次
我が家のIKEAの買い方はこれまで3通りだった
IKEAの商品をどうしても買いたい我が家は、以下の3つの方法でこれまで購入をしてきました。
- 道外への旅行時、近くにIKEAがあれば買い物をし「小物配送」サービスで送る
- IKEAのオンラインストアで注文をし、同じく「小物配送」サービスで送る
- 非公式のネットショップでIKEA製品を買う(多少割高)
「小物配送サービス」はIKEAがない道民にはありがたいサービス
1,2の「小物配送サービス」は、現地の店舗からでも、公式サイトからの注文でもどちらでも利用することができ、北海道への配送料金は1,290円。
※本記事に記載の金額はすべて税込で、2019年7月26日現在の情報です。
旅行時に近くにIKEAがあれば、キッチン用品やバス用品など、実際に手にとって欲しくなった商品を購入し、既定の段ボールに詰め込んでしばしば自宅へ送っていました。旅行時の帰路でも荷物が増えることがなく、とても助かるサービスでした。
また、公式サイトではときどき小物配送サービスの割引キャンペーンが開催され、そのたびに気になっていた商品や消耗品などを買い足したりもしていました。
多少割高でも手を出していた「非公式ネットショップ」
3のネットショップ利用は、小物配送では送ることができない大物を買う際に利用していました。
たとえば過去に買った例としてはテーブルです。価格の設定が、オフィシャル料金と比べてそこまで高くないもののみ手を出すようにしていました。
ただ、欲しい商品が必ずしもラインナップされているわけもなく、また、あったとしてもあまりに高いものはもちろん手が出せませんでした。
公式サイトで大物を買うと送料が鬼高い
ここで一つ疑問が出ると思います。わざわざなんで非公式サイトで買うの?と。
はい、お答えします。IKEAの公式サイトは、大物配送の料金が目を疑う価格設定なのです。その一例をご覧ください。
どうでしょう。3,999円の椅子を買うために、12,990円の「サービス料金」なるものを支払わないといけないのです。IKEA実店舗でこの事実を知らされたとき、絶望しました。
このように北海道に住む我が家にとっては、IKEAの大物配送の料金はネックだったのです。
3,990円で札幌市内で商品の受け取りが可能に
そんな中この春、IKEAで新しいサービスがスタートしました。それは札幌市内のIKEA指定場所での受け取りで、配送料金が3,990円になるというものです。
しかも、「最大1000kgまで可能」「公式サイトからの注文に対応(or IKEA仙台からのお申込みも可能)」とのこと。
3,990円という数字だけ見たら、決して送料としては安くはありませんが、それでも12,990円よりはググっと現実的になってきた気がしてなりません。
これはついに大物にも手をだすチャンス到来だ!と思い立ち、このサービスを利用してみることにしました。
注文方法
まずは、頼み方です。ポイントは2つあります。
ポイント1:在庫状況は「仙台」店舗で確認する
商品をカートに追加する際、「お近くのイケアストアの在庫を確認」にて「仙台」店舗を指定しましょう。
この、札幌での受け取りサービスは「IKEAオンラインストアでの注文」もしくは「仙台店舗での申し込み」で利用可能とされていることから、おそらくは仙台店舗から北海道へ向けて発送されてくるのではと想像できます。
ポイント2:受け取り方法は「配送センター 札幌」に
買いたい商品が決まって購入手続きを進める際、「受け取り方法」の指定があります。上記のように、「店舗または配送センターでの受け取り」とし、「配送センター札幌」を選択します。
あとは、支払いなどを済ませて購入を完了させましょう。
注文完了メールと配送状況メールが届く
購入後、すぐに「注文完了」メールが届きました。そこには、到着予定日時が記載されていました。筆者の場合は、注文後ちょうど1週間でした。
また、注文してから2日経過後、今度は「発送完了」のメールが届きました。そこには配送状況の確認番号が記載されていました。
佐川急便による配送のようで、佐川の配送番号で検索すると、たしかに配送状況を確認することができました。
いざ受け取りへ
受け取り場所は?
札幌の配送センターは、以下の場所でした。
SGムービング札幌営業所
〒007-0868 北海道札幌市東区伏古八条1-2-10
同じ東区に住んでいることもあり、車で15分ほどで到着しました。
受け取りに必要なものは?
受取り時には、以下の二つを確認されました。
- 身分証提示による本人確認(筆者は運転免許証を見せました)
- 商品到着予定日時を口頭で確認された(何度も確認していたので覚えていました)
荷物は自分で車に積み込む
当然といっちゃ当然ですが、荷物は自分で積み込みます。倉庫の端までは、配送スタッフさんが運んできてくれたので、車を近づければ難なく積み込むことができました。
トランクに入りきらず、後部座席にも積み込みました。
受取書にサインする
最後に受取書にサインをするのですが、その際、以下を確認して承認する必要があります。
- 商品個数があっていること
- 商品にキズがついていないこと
しかし、購入点数が多い場合、どちらについてもその場で確認というのは現実的ではありません。
筆者の場合は今回27点もの商品を買いましたが、上記写真のように各商品は異なる段ボール箱に複数個ずつ分けて梱包されています。その中でさらに個別に包装が行われている商品が大半で、中にはエアパッキンでぐるぐる巻きにされているものも含まれます。
それらをすべてその場で開封し、個数とキズの有無を確認するのはあまりに非現実的です。よってここでは、各段ボールの外箱にダメージがないか、というレベルでキズの確認をしました。
個数の確認は、段ボール箱に貼ってあったラベルを信じることにしました。「1/27、2/27…… 27/27」という数字が、各段ボール箱分あわせてすべて網羅されているか、という確認にとどめました。
帰宅後、さっそく開封!
帰宅後に待っているのは楽しい(苦しい)開封の儀です。
というのも、段ボール箱が大きく、梱包も厳重に行われているため、梱包を解くだけでもなかなかの労力を要します。
しかも、今回はそれだけではありません。椅子を2脚買ったため、それらを組み立てるというタスクもあり、開封+組み立て+片付けで2時間ほどかかりました。
利用時の注意点は?
最後に今回の受け取りサービスを利用してみて、気をつけたい点をまとめてみましょう。
- 車の積載量は十分足りているかどうか
- 積み込み・積み下ろしが自分だけでできるか、だれか必要か
- 設置したい場所に商品を運び込めるかどうか
- 組み立てが自分だけでできるか、だれか必要か
- 組み立てには電動式ドライバーなどがあると望ましい
取りに行くという負担を持つ代わりに、送料を割安にすることができる今回のサービス。我が家からは幸い近いといこともあり、魅力は十分に感じることができました。
この方法と値段なら自分もIKEAで商品を買いたい!という方はぜひこの受け取りサービスを試してみてくださいね。