最近は、車に搭載するタイプのカーナビではなく、スマホのカーナビアプリを使う方も増えています。カーナビアプリにはたくさん種類があるのですが、なんとあのメッセージアプリの「LINE」も、「LINEカーナビ」というカーナビアプリを提供しているんです。
とはいえ、「その実力はどうなの?」ということで、今回はLINEカーナビを実際に使ってレビューしてみたいと思います。
目次
LINEカーナビのはじめ方
LINEカーナビをはじめるには、まずアプリをダウンロードする必要があります。「App Store」や「Google Play」で、「LINEカーナビ」と検索してアプリをダウンロードしましょう。
また、LINEカーナビを利用する場合には、LINEの登録が必須となります。そのため、LINE未登録の方は、事前に「LINE」のアプリをダウンロードしてアカウント登録を済ませておきましょう。
LINEカーナビのアプリが起動したら、「LINE ログイン」ボタンをタップします。
LINEが立ち上がりますので、「許可する」をタップしましょう。
画面の指示にしたがって操作を行い、最後に利用規約を確認して「同意する」をタップすればLINEカーナビの登録は完了です。
実際にLINEカーナビを使ってみよう!
アプリの登録が完了すると、LINEカーナビのトップ画面が表示されます。
位置情報やマイクへのアクセスを許可するかどうか聞いてきますので、すべて許可するようにしましょう。
最初に目につくのが「“ねぇクローバ”と言ってみましょう」というワードです。LINEカーナビには「Clova」というAIアシスタントが搭載されており、音声操作に対応している点が大きな特徴です。
そのため、ほぼすべての操作を音声で実行することができます。では、実際に使ってみましょう。
Clovaを起動するためには、「ねぇクローバ」というワードを指示の最初に付ける必要があります。
たとえば、上野動物園へのナビをお願いしたい場合には、「ねぇクローバ、上野動物園に行きたい」と言う必要があります。なお、行先の設定は音声だけでなく手入力でもOKなので、「“ねぇクローバ”って言うのはちょっと……」という、恥ずかしがり屋の方でも安心でしょう。
すぐに検索結果が表示されますので、「適用」をタップするかナビ音声の指示に従って「はい」と答えましょう。
推奨経路を自動で検索してくれます。
ルートが決定すると、ナビがスタートします。後は、音声の指示に従って、運転すればOKです。
使ってみた感想|メリットとデメリット
正直なところ、最初は「アプリのカーナビなんて大丈夫かな?」と思っていた筆者ですが、想像以上にスムーズに使えたことに驚きました。
LINEカーナビのメリット
LINEカーナビのメリットは、何といってもカーナビとしての基本機能が非常に優秀な点です。
まず、音声は非常に聞き取りやすく、適格なタイミングで指示をくれますので、ストレスなく運転することができました。筆者はスマホをそのままダッシュボードに置いて、ナビ音声を聞いていましたが、まったく問題ありませんでした。
また、LINEカーナビでは、ほぼすべての操作が音声で行えるので、運転中にルート変更や音量調整がスムーズに行える点も非常に便利でした。
さらに、地図情報は自動で最新のものにアップデートしてくれるそうなので、従来のカーナビにありがちな「道なき道を走る」珍現象が起こる確率も低いでしょう。
LINEカーナビでは「LINE」や「LINE MUSIC」、「radiko」といったサービスと連携できるため、運転中にLINEのメッセージを読み上げてもらい音声操作で返信したり、好きな音楽やラジオ番組を楽しんだりすることもできます。
LINEカーナビのデメリット
カーナビとしての不満はほとんどないのですが、やはり音声操作を聞き取ってくれないケースがたまにありました。
おそらく、スマホとの物理的な距離が離れていたことも原因だと思うのですが、走行中に認識してもらえないと、最初のうちは結構テンパります。そのため、ナビの基本的な音声操作に関しては、運転前に予習しておくと安心です。
また、音楽などをかけながら運転している場合には、相当声を張らないと認識してもらえません。
おそらくマイク付きのイヤフォンなどを利用すれば、使用感はかなり改善されると思いますが、これは注意が必要です。
なお、GPS機能を継続して利用する関係上スマホのバッテリー消費が早くなりますので、車にUSBを挿して充電できない場合にはモバイルバッテリーが必須です。
使わない理由がない!無料の優秀カーナビアプリ
今回は、「LINEカーナビ」を実際に使って、レビューを行いました。正直なところ、「もうナビはこれでいいな」というくらい、快適な使い心地でした。
音声操作も思った以上にスムーズに通じるため、どなたでも問題なく使えるでしょう。しかも、これで無料なんて、つくづく良い時代になったものです。