テレビ会議が普及して以降、パソコンの周辺機器としてWEBカメラを導入した方も多いと思います。かくいう筆者もその1人。パソコンのインカメラとは異なりカメラアングルの自由度が増す上、高解像度のWEBカメラなら映像も鮮明ですから、テレビ会議や配信の質が高まります。
ただ、筆者は最近テレビ会議がめっきり減少し、WEBカメラの利用頻度も月にだいたい1~3回ほどにまで落ち込んできました。宝の持ち腐れ感が半端ではなく、何か他に有効活用する手段はないかものかと模索していたところ、ようやくひとつの解にたどりついたのです。
目次
PC専用の卓上カメラとして使ったら勝手が良かった
それはこのWEBカメラを、撮影用の「カメラ」として使用することでした。筆者の使用しているWEBカメラは5,000円ほどのものなのですが、オートフォーカス機能付きで2K画質を備えており、写真や動画の画質はなかなか侮れません。せっかくの美しい画質があるならば、ということで、シンプルに写真や動画を撮影する「カメラ」として使ってみることにしたのです。
と言っても、何を撮影している?
パソコンと接続して利用するWEBカメラは、当然パソコン周りで使用することになります。そこで一体何の撮影をしているかというと、1番の用途は、手元の写真や動画の撮影です。
筆者は記事の執筆時に、スマホの操作説明のため写真や動画を撮ることがあるのですが、そうしたちょっとした撮影にWEBカメラが役に立つのです。
WEBカメラ x PCで写真を撮るメリットは?
そして筆者は気づいてしまったのです。スマホやデジカメにはない、PC x WEBカメラならではのメリットがあることに!
PC画面で確認しながら撮れるので、失敗が少ない
WEBカメラはUSBなどでPCに接続し、PCモニターでアングルを確認しながら撮影します。そのため、PC画面が特大のファインダーとなり、大きな画面でアングルを確認しながら撮影できるようになりました。被写体が画角の中心にあるか、水平が綺麗か、隅に無駄なものが写っていないか、個人を特定できるような情報が写り込んでいないか、など、スマホの画面では見落としてしまいそうな細かい点についても、しっかり確認しながら撮影できます。
撮影にスマホやデジカメを使っていると、いざPC画面でデータを確認した際に、ゴミやほこり、指紋などのよごれが写り込んでいて、もう一度撮り直しせざるを得ないケースがしばしばありました。しかし、WEBカメラを接続し、PC画面で直接確認しながら撮影することにより、その失敗を減らせるようになったのです。
カメラを固定すれば両手が使える
また、WEBカメラは何かにひっかけやすかったり、三脚ネジ穴がついているものも多く、固定して使いやすい構造となっています。一度アングルを決めてしまえば、あとはパソコンのマウスやタッチパッドから撮影ボタンを押すだけで撮影ができます。つまり、両手を使った手元の動きなども、PC画面で映像を確認しながら簡単に撮影できるのです。
撮影データが直接PCに保存される!スマホやデジカメからの転送がないってこんなに楽だったのか!
WEBカメラで撮影したデータはダイレクトにPC内に保存されます。よって、今までスマホやデジカメからPCへ転送していた手間がゼロになりました。
写真数枚程度であれば、クラウド経由で転送するのもさほど手間には感じませんが、複数の動画や長めの動画となると話は別。Wi-FiやBluetooth経由で転送している際に、途中で接続がエラーになったり、データが重いために転送までに長い時間を待たされたりなど、早く仕事を続けたいのにブレーキをかけられて、相当なストレスを感じることになります。
そんな転送嫌いな筆者ゆえに、撮影したデータが直接PCに保存され、すぐにでも編集やアップロードができることはめちゃくちゃにありがたいことだったのです。WEBカメラを撮影用に使う一番のメリットは、この転送の手間ゼロにあると言っても過言ではありません。
フリマアプリへの出品写真や見守りカメラにもよさそう
筆者は主に原稿用の写真や動画の撮影に使っていますが、ときどきフリマアプリに出品する際の小物の撮影にも役立っています。スマホから出品をする方も多いと思いますが、筆者の場合、商品説明を記載するときはパソコンのキーボードで入力したほうが楽なため、パソコンで出品することが多く、そうするとやはりパソコンに写真データが直接保存されるWEBカメラは重宝します。
また、WEBカメラは、接続ケーブルが長めに作られているものもあります。そのケーブルの長さを活かして、見たい方向や部屋へカメラを向けることで、ペットや小さなお子さんの見守りカメラとしても使えそうです。撮影はしなくとも、カメラを起動した状態でモニターとして常駐させていれば、パソコンで仕事をしている最中に画面上でペットやお子さんの状態を確認することができます。わざわざ立ち上がって見にいったり、後ろを振り返る動作を軽減できるかも知れませんね。
WEBカメラ、もっと有効に使ってみよう
今回はWEBカメラの有効活用についてご紹介しました。筆者のように、仕事上で手元の撮影をすることが多い方には、特におすすめです。大きな画面で確認しながら撮影でき、写真でも動画でもPCにダイレクト保存され、転送という手間から解放してくれるのがWEBカメラの良いところ。テレビ会議以外にも、あなたなりの有効活用シーンを、ぜひ見つけてみてくださいね。
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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。