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ゴリラガラスとは
ゴリラガラス(Gorilla Glass)は米コーニング社が製造する特殊ガラスのブランド名です。スマートフォンのために開発された頑丈なガラスです。
ゴリラガラスは特殊な成分を配合することで、ひっかき傷に強く、割れにくいガラスに仕上げています。2018年発売の最新製品「ゴリラガラス6」は、1メートルの高さから床面に15回落としても割れない頑丈さを特徴としています。
ⒸCorning Incoporated
ゴリラガラスは通常、スマホを作る会社向けに販売され、スマホの一部に組み込まれます。スマホのスペックを見ていて「ゴリラガラス」という表記があったら「コーニング社のゴリラガラスを使っている」と判断して問題ないでしょう。
スマホの機種によっては、ディスプレイのある表面だけでなく、背面にもゴリラガラスを使っている製品も存在します。
ⒸCorning Incoporated
コーニング社は150年以上の歴史を持つ老舗メーカー
ゴリラガラスを製造しているコーニング社についても軽く触れておきましょう。コーニング社は創業1851年。米国の中でも指折りの老舗企業です。あのトーマス・エジソンが発明した電球を覆うガラスもコーニング社が製造したということですから、その歴史の長さがうかがえます。
同社は2007年発売の初代iPhoneのために最初にスマホ用ガラス製品を製造し、それが「ゴリラガラス」というブランドで多くのスマートフォンに搭載されることになりました。コーニングによると、2018年8月時点でゴリラガラスが搭載されたスマホやタブレットが60億台以上にのぼるとしています。
▲ゴリラガラス5を表裏に採用した「OPPO Reno 10x Zoom」
ゴリラガラスのライバルには日本メーカーも
ゴリラガラスのライバル製品としては日本の素材メーカーAGC(旧旭硝子)の「Dragontrail(ドラゴントレイル)」が有名です。
また、ドイツの老舗ガラスメーカー・ショットは「Xensation」というブランドでスマホ向けガラスを製造しています。
次に新しいスマホを購入する際は、液晶スペックに注目してみるのも面白いかもしれません。