格安スマホや乗り換え前の古い機種など、スマホを2台以上所有している人、さらに持ち歩いて利用している人は割と多いです。
実は筆者もそのひとり。ただバッグから取り出した2台のスマホに「2台も持っていて何に使うの?」と聞かれることも珍しくありません(苦笑)。
そこで今回は普段からスマホを2台持ちする筆者目線で「スマホ2台持ちのメリット・デメリット」や使いわけ例を紹介します。
目次
スマホ2台持ちのメリットとは
スマホを2台持ちするメリットは様々ですが、主に次のようなことが挙げられます。
- シーンに応じて“より使いやすい”スマホが選べる
- 特定の用途に絞った「2台目」でスマホを気兼ねなく活用できる
- 1台に万が一のことがあってももう1台で切り抜けられる
シーン別により適したスマホが使える
特徴の異なる2台のスマホを持ち歩くと、シーンに応じて“その時々により適したスマホ”を選び使えます。
例えば「連絡用に場面を問わず扱いやすい小型のスマホ」と「動画視聴やカーナビ代わりとして使う大画面搭載のスマホ」などはイメージが湧きやすいのではないでしょうか?
筆者がスマホを2台持ちする一番の理由もまさにコレ。小型のスマホに定額かけ放題プランで契約しているキャリアのSIMカード、大型のスマホにデータ通信専用プランで契約している格安SIMを挿しています。
大型のスマホに挿しているデータ通信専用のSIMカードはBIGLOBEモバイルで契約したもの。
有料オプション「エンタメフリー・オプション」も契約しており、月額900円(税別)の3ギガプランと合わせ、毎月の月額料金は1,880円(税別)。
キャリアの回線契約に加えて、毎月約2,000円ほどで音楽から動画まで楽しみ放題です。
月額に+2,000円した代わりにキャリア回線では動画や音楽を楽しむことがほとんどなくなりました。
そのためキャリア回線で契約するデータ容量は下げることができ、こちらは約-3,000円/月に。スマホ2台持ちになったのに、トータルで-1,000円/月と節約に成功しています。
また仕事用とプライベート用の電話番号をわけて使う場合であれば「機能がシンプルな代わりにバッテリー持ちに優れる仕事用スマホ」と「動画もゲームも存分に楽しめる高性能のプライベート用スマホ」とわけてみるのもアリですね。
最近では2枚のSIMカードを同時に挿し、二つの電話番号を1台で管理できるSIMフリースマホも多く登場していますが、物理的に2台のスマホに分けてしまえば、プライベートの写真やデータを誤って取引先に送ってしまう……なんてミスも起きません。
特定の用途に絞った「2台目」で安心して活用できる
ほかには小さなお子さんがいる場合であれば「お子さん用のスマホ」を意識して2台目のスマホを持つのもオススメです。
買い物など用事を済ませている間、子供にスマホを持たせ動画を流しておくといった光景を最近よく見かけます。「これは賢い使い方だなぁ」と感心していたのもつかの間、子供がスマホを落としてしまう場面にもよく遭遇します。
これで画面の割れてしまったりすると、修理費用も馬鹿になりませんよね……。
そこで子供に使わせることを意識して「価格が安い」「耐久性に優れる」「防水機能付き」のスマホを2台目に用意してみるのはどうでしょうか。
最近では低価格のSIMフリースマホにもこうした機能を備えるモデルが登場しています。
SIMカードもデータ通信専用プランで契約すれば十分。BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」を活用すれば、指定の動画・音楽配信サービスはデータ通信量を気にせず見放題なので、このような使い方と相性がよさそうですね。
こうしてスマホを2台持ちしておけば、子供にスマホを触らせつつ、もう1台の“メインスマホ”で通話やメール、メッセージも送信できますよ。
万が一の場合でももう1台のスマホで切り抜けられる
“予備のスマホ”として2台目を持つと、万が一の場合に備えることも可能です。
たとえば音声通話機能付きのSIMカードを挿したスマホ、データ通信専用のSIMカードを挿したスマホで2台持ちすれば、片方が急に壊れた場合にも、もう片方で「音声通話」「メール」「メッセージ」など連絡手段が確保できます。
またSIMフリースマホの中には「ASUS ZenFone Max」シリーズのように、スマホ自体をモバイルバッテリー代わりとして使える機能を備えるものも存在します。
こうした機器を含めて2台持ちしておけば、バッテリーを分け与えることも可能です。少し違う視点ですが、こちらも万が一の場合への備えになってくれます。
スマホ2台持ちのデメリットとは
一方でスマホ2台持ちにももちろん、デメリットはあります。
- 2台分の購入費用・維持費用がかかる
- 管理する機器の台数(=手間)が増える
購入費用・維持費用が増える可能性あり
スマホを1台から2台に増やす場合であれば、当然2台目のスマホを買う費用が発生します。毎月の維持費用(月額料金)も同様に2台分を支払う必要アリです。
ここで契約する料金プランを「片方は音声通話付きプラン」「もう一方はデータ通信専用プラン」など上手に組み合わせないと、毎月の負担額が予想以上に大きくなってしまう恐れもあります。
例えば「音声通話はかけ放題にしたい」「データ通信も毎月たっぷり使いたい」など、音声通話とデータ通信の両方を存分に使いたい場合であれば、格安SIMを活用することによってスマホ2台持ちでもトータルの月額料金を安く抑えることが可能です。
スマホを2台持ちする場合には「料金プランは相互に補完し合う関係」を意識してみると、無駄に負担が増えず、失敗する可能性を減らせます。
管理の手間が増える
持ち歩くスマホが2台になれば、管理する手間も当然増えます。持ち歩く荷物の数が一つから二つに増える、充電する機器の数が1台から2台に増える、といった感じです。
日々2台のスマホを管理するのが面倒で、気がついたら片方はバッテリーが切れたまま……となっては意味がありません。そうなってしまうくらいならスマホは1台にして、別途モバイルバッテリーを持ち歩くほうが賢明ですね。
格安スマホ活用で2台持ちも検討してみよう
スマホ2台持ちのメリット・デメリットをそれぞれ紹介しましたが、筆者個人は2台持ちにしてよかったと感じています。
「どういった使い方をするか」次第ですが、格安スマホの登場で、手頃な価格から2台目のスマホを用意できるようになったのは大きな変化です。
使い方の幅が広がるという意味で、格安スマホを活用したスマホ2台持ちを検討してみることもオススメですよ。
※本記事の内容は、2018年7月12日現在の情報です。