中国のスマートフォンメーカーが世界的にもシェアを増やしつつある昨今。
なかでも「OPPO(オッポ)」と「Xiaomi(シャオミ)」はここ数年ずっと注目を集めており、日本国内でも存在感を発揮しつつあります。特にOPPOは、タレントの指原莉乃さんがイメージキャラクターに就任したことも話題になりましたよね。
本記事では、そんなOPPOとXiaomiのスマートフォンを徹底比較。各メーカーが販売する端末の特徴を比較しつつ、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。いずれもコストパフォーマンスの良さが人気のメーカーですが、それ以外にはどのような特徴と違いがあるのか、整理していきましょう。
目次
「OPPO」のスマートフォンの特徴は?
OPPOは、2004年に中国の広東省で設立された電子機器メーカー。現在はスマートフォン事業に注力しており、中国国内では第2位の販売台数を誇っています。
世界市場においてもサムスン、アップル、Xiaomiに次ぐシェア率を持っており、今まさに成長中の世界的な大手スマホメーカーだと言えるでしょう。
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OPPOの端末を選ぶメリット
OPPOの主力商品は「Renoシリーズ」と呼ばれる端末。いわゆるミドルレンジモデルの商品を取り揃えており、20,000〜40,000円台でそこそこスペックの良いAndroid端末を購入できます。このコストパフォーマンスの良さが、まずはひとつのメリットだと言えるでしょう。
また、メーカーとしては、日本市場を意識した商品を販売しているのも大きな特徴です。
2017年に日本法人としてオッポジャパン株式会社(※現在はオウガ・ジャパン)を設立し、その翌年にはおサイフケータイに対応した商品を発売。2019年には防水かつおサイフケータイ対応の「Reno A」を日本専売モデルとして発表しています。
コスパが良く、おサイフケータイに対応している安価なモデル、今まさに成長中のブランドであり、メーカーとしての信頼性も高い。簡単にまとめるなら、以上のようなポイントがOPPOを選ぶメリットだと言えるでしょう。
「Xiaomi」のスマートフォンの特徴は?
Xiaomiは、2010年に中国の北京市で設立された総合家電メーカー。2013年頃から中国国内ではトップ3に入るシェア率を持っており、世界シェアは堂々の3位。
特に格安モデルからハイエンドモデルまで取り揃えている「Redmiシリーズ」の人気が高く、日本でも人気ブランドのひとつとして名乗りを上げています。
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Xiaomiの端末を選ぶメリット
Xiaomiの端末の魅力は、何と言ってもそのコストパフォーマンスの高さ。
同価格帯で比較すると、前述のOPPOよりもスペック面では上の端末を購入することができます。シンプルにコスパの良さだけを考慮するなら、世界トップレベルと言っても過言ではないでしょう。
特に40,000円程度で買える人気モデル「Mi 11 Lite 5G」のスペックは、同じミドルレンジモデルのなかでも圧倒的。液晶ディスプレイではなく有機ELディスプレイを採用しており、CPUは同価格帯としては最上位の性能を誇るQualcomm Snapdragon 780Gを搭載。バッテリーの比較でも、ほかのミドルレンジモデルと比べて優秀な結果を出しています。
他のどのメーカーよりもコスパが良く、性能の高い端末を取り揃えており、さらに世界シェア3位を誇る人気ブランドである。簡単にまとめるなら、以上のようなポイントがXiaomiを選ぶメリットだと言えるでしょう。
OPPO vs Xiaomi!両者を比較した場合のメリット&デメリットは?
OPPOとXiaomi、2つのメーカーの特徴を簡単に説明しましたが、そのうえで「どちらを選べばいいのか」を考えると、少々悩みどころではあります。というのも、両者には以下に挙げるように共通点が多いからです。
・中国のメーカー
・世界でのシェア率はベスト5に入る
・Androidスマートフォンのミドルレンジモデルが主力商品
・コストパフォーマンスの良さが魅力
・スペックも価格帯も近いモデルが多い
一方で、強いて違いを挙げるとすれば、次のような差別化ができるでしょうか。
・OPPOはおサイフケータイ対応など、日本市場を意識した商品が多い
・Xiaomiは性能面で優れている端末が多く、圧倒的にコスパが良い
もちろん、Xiaomiもおサイフケータイに対応したモデルは販売していますし(※ただし独自の仕様を採用しており、使い勝手は異なるようです)、OPPOの端末がXiaomiと比べて格段にスペック面で劣っている、というわけではありません。
ですので、両者に目に見える大きなデメリットがあるわけではありませんが、選ぶ際には、「使いやすさを重視するならOPPO」「スペックとコスパを重視するならXiaomi」といった点をひとつの判断基準としてみてはいかがでしょうか。
まとめ
あれこれと比較しながら説明してきましたが、もちろん最終的にはメーカー単位ではなく、個々の端末で比較検討することになると思います。
そもそも、その人の用途によってスマホに必要なスペックは変わってくるでしょうし、使い心地も実機を触ってみないことにはわからない部分もあるはず。以上のようなメーカーの特徴を踏まえつつ、気になるモデルがないか探してみてください。