高性能なハードウェアによって最新のゲームを快適に楽しむことができる、ゲーミングパソコン。
最近は据え置きゲーム機にも対応したPCゲームも多いとはいえ、「ハイスペックのゲーミングPCと機材を揃えて、ゲームを楽しみたい!」と考えている方も多いはず。好きなゲーマーやストリーマーが配信で紹介をしているのを見ると、やはり欲しくなりますよね。
とはいえ、ゲーミングPCは決して安くはありません。最低限のスペックのものでも10万円はかかりますし、ハイスペックモデルともなれば数10万円も当たり前。学生さんは言わずもがな、社会人にとっても大きな出費となるため、なかなか手を出しにくいのが現状です。
そんななか、ゲーミングPCでゲームをプレイしたい人の新たな選択肢として注目を集めているサービスがあります。それが、ゲーミングPCのサブスクリプションサービス。本記事では、最近話題のゲーミングPCのサブスクについて紹介します。
目次
ゲーミングPCも「サブスク」で使える時代がきた!?
サブスクリプションサービスとは、毎月決まった月額料金を支払うことで、商品やサービスを利用できるシステムのこと。
「サブスク」と略されることが多く、音楽の聴き放題サービスや映画の見放題サービスでおなじみのサービス形態です。SpotifyやNetflixなどがそれですね。
最近は音楽や映画に限らず、食べ物や家具、花や香水といったさまざまな分野に広がっている、サブスクサービス。電化製品を取り扱うサブスクサービスもありますが、そのなかでもさらに、「ゲーミングPC」に特化したサブスクサービスが登場しているわけです。
ゲーミングPCのサブスクサービスを利用するメリット
ゲーミングPCを購入するのではなく、あえてサブスクで利用することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、Lenovoが展開しているサービス「スグゲー」を例に、ゲーミングPCのサブスクサービスの特徴を紹介します。
メリット①「一度の大きな支出を避けられる」
それなりのスペックのゲーミングPCを購入する場合、普通なら数十万円の出費を覚悟することになりますが、サブスクサービスなら一定金額を毎月支払うことになるため、一度に大きな支出が発生するのを避けられます。
「スグゲー」の場合、月々の料金は最低6,100円(税込)から(2025年1月現在)。一番安いプランでもスタンダードなゲーミングPCを使えますし、上位プランならプロ仕様の機材を使ってゲームを楽しめます。
また、同サービスでは契約終了時に「買取」か「返却」かを選ぶことができます。「返却」の場合自分でPCを処分する手間や費用がかからないのも、サブスクならではの魅力です。
メリット②「周辺機器やアクセサリーもまとめて揃う」
ゲーミングPCのサブスクサービスでは、グラフィックボードやメモリが組まれたPC本体はもちろんのこと、モニター・キーボード・マウス・ヘッドセットといった周辺機器もまとめて揃えることができます。
プロゲーマーが実際に使っているゲーミングキーボードなども取り揃えており、それらもパッケージに含まれているため、追加料金はかかりません。「こだわりはないので、とりあえず必要なものは全部揃えたい!」という人にはありがたいですね。
メリット③「サポートが充実している」
ゲーミングPCのサブスクサービスは、「機材を送ってもらって、それで終わり」というわけではありません。
「スグゲー」には24時間365日対応してくれるサポートサービスが含まれており、困ったときはいつでも技術者に対応してもらえます。PCには故障やトラブルが付き物ですが、質問できる専門家がいるため、知識がない人でも安心です。
しかも「スグゲー」の場合、PC関係のトラブルだけでなく、なんと「ツールの使い方」や「ゲームの勝ち方」まで答えてもらえるというのだから驚きです。単なるPCサブスクサービス以上の、痒いところに手が届くサービスだと言えるでしょう。
レンタルサービスとは何が違うの?
ところで、ここまでの説明を読んで「レンタルサービスとは何が違うんだろう?」という疑問が浮かんだ人もいるかもしれません。
先ほど「契約終了時には『買取』か『返却』かを選べる」とご紹介しましたが、もし返却するつもりであれば、レンタルサービスと違いはないようにも感じますよね。実際、レンタルサービスの中には、ゲーミングPCを取り扱っているサービスもあると聞きます。
ゲーミングPCの「サブスク」と「レンタル」とでは、何が違うのでしょうか。
一番の違いは利用期間!短期間の“お試し”がしたい場合はレンタルを選ぼう
特に大きな違いとして挙げられるのが、サービスの利用期間です。
サブスクの場合は基本的に1〜2年の長期契約を前提としており、料金設定もその期間を考慮した金額になっています。一方、レンタルの場合は数日から短期で借りることができますが、逆に年単位で借りようとすると、とんでもない金額がかかってしまいます。
ですので、「試しに数日だけでもゲーミングPCを使ってみたい」という人は、レンタルサービスを利用しましょう。ただし、サブスクのように新品や最新モデルを借りられるとは限らず、基本的には中古品を借りることになると思いますので、その点はご注意ください。
よくある質問
ここでは、ゲーミングPCのサブスクやレンタルについてよくある質問と回答をご紹介します。
Q1. サブスクサービスとレンタルサービスの違いは?
月額料金を支払うサブスクは、長期間の利用を前提としたサービス。最新のPCと周辺機器を利用できるほか、サポートも充実しています。一方、レンタルは数日〜数週間の短期でPCを借りることができるため、購入前のお試し利用や一時的な使用に適しています。
Q2. ゲーミングPCを選ぶ際に注意したいポイントは?
まず、スペックを確認しましょう。プレイするつもりのゲームがある場合、その要件を満たしているかどうかをチェックします。また、長期にわたって使うため、将来的にスペックが不足しないように、性能は少し高めのものを選ぶことをおすすめします。
Q3. どのくらいの回線速度が出れば快適にプレイできる?
インターネット回線の種類としては光回線であることが必須ですが、一般的なオンラインゲームなら、100Mbpsも出れば十分です。快適なプレイを求めるなら、実測で1Gbps以上の速度が出るプランへの乗り換えも検討しましょう。マルチプレイやライブ配信をするなら、最新の10Gbps(10ギガ)プランも選択肢に入ってきます。
オンラインゲームを快適にプレイするなら、光回線が不可欠!
以上、ゲーミングPCのサブスクサービスと、レンタルサービスについて説明してきました。
初めてパソコンゲームをプレイする人にとっては魅力の多いサブスクサービスですが、その前にチェックしておきたいポイントとして、通信環境の問題があります。というのも、大容量のデータ通信が発生し、リアルタイムでゲームが進行するオンラインゲームにおいて、通信の「速度」と「安定性」は必須要件だからです。
最低限、光回線でさえあれば問題はありませんが、より快適なプレイ環境を追求したい人には、光回線の10ギガプランがおすすめです。最近はゲーマーのあいだでも話題になっているので、この機会に乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
ご自宅でのWi-Fi環境導入にはIPv6接続(IPoE方式)*1で最大10Gbps*2の「ビッグローブ光」がオススメです。
*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。