「格安SIMや格安スマホを使いたいけれど、ちょっと不安だから大手キャリアの回線も維持しておきたい。」
「キャリアを使い続けたいけど、毎月の通信料をもう少し抑えられないかな。」
このように考えている方は、意外と多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、デュアルSIMスマホです。
目次
デュアルSIMならスマホ1台で2枚のSIMが使える!
携帯電話やスマートフォンは、SIMカードを挿入することで通話やインターネットなどの通信を行うことができます。
近年は「デュアルSIM」と呼ばれる、1台のスマホに2枚のSIMを入れることができる端末が登場しています。
例えば、1台のスマホで、音声通話はかけ放題プランのある大手キャリアのSIMを利用、データ通信は格安SIMを利用する、という使い方ができます。
電話とデータ通信、両方たくさん使いたい人におすすめなのがデュアルSIMスマホです。
「シングルスタンバイ」と「デュアルスタンバイ」について知っておこう
ひと言でデュアルSIMと言っても、2枚のSIMで「同時待ち受け」ができるものとできないものなど、いくつかの種類があります。
2017年2月現在、日本ではシングルスタンバイとデュアルスタンバイの2種類が流通しています。
シングルスタンバイ
2枚のSIMを挿入できますが、使用できるSIMはどちらか一方だけというのがシングルスタンバイです。使用するSIMはその都度手動で切り替えなくてはならず、2枚のSIMで同時に待ち受けをすることはできません。略して「DSSS」と表記されることがあります。
デュアルスタンバイ
2つの回線を同時に使うことはできませんが、同時に待ち受け状態にすることができます。データ通信を行っている途中で、もう一方のSIMの着信を受けることができるので、手動で2つの回線を切り替える必要がありません。
せっかくデュアルSIMを使うなら、デュアルスタンバイ方式の端末がおすすめです。略して「DSDS」と表記されることがあります。
※2枚のSIMが同時に待ち受け状態にあり、データ通信と通話をそれぞれ別のSIMで同時に通信できる「デュアルアクティブ」という種類のデュアルSIMスマホもあります。ただ、2017年2月現在、日本で販売されている端末はないようです。
BIGLOBEモバイルのデュアルSIM対応スマホはこれ!
BIGLOBEモバイルで販売している格安スマホのなかにも、デュアルSIM対応のスマホがあります。
特におすすめなのが「ZenFone3」と「Moto G5 Plus」の2つ。いずれもデュアルスタンバイ対応です。
それぞれの特長を簡単に紹介します。
ASUS ZenFone3
高級感のあるデザインとスペックの高さから人気を集めているのがASUSのZen Fone3(ZE520KL)です。
microSIMスロットとnanoSIMスロットにそれぞれSIMカードを挿入することができます。
安価な格安スマホにしたいけれど、デザイン性や操作性も追求したい方におすすめです。
Moto G5 Plus
5.2インチディスプレイで持ちやすいMoto G5 Plusもデュアルスタンバイ対応のデュアルSIMスマホ。
デュアルSIMスマホの多くは、2枚のSIMカードを挿入するとmicroSDカードが挿入できなくなるインタフェースですが、Moto G5 Plusのスロットはそれぞれ別になっているのも便利です。
格安SIMで節約もしたいけれど、今まで使ってきた大手キャリアのSIMも捨てがたい……そんな人はデュアルSIMスマホがぴったりです。
2つのSIMを賢く使い分けて、快適でお得なスマホライフを送りましょう。
実際の使い方は?
利用したいSIMを2枚挿したら、デュアルSIMカード設定で以下のような項目を設定することができます。
・音声通話をSIM1、SIM2どちらで利用するか(音声通話×2の場合は都度選択することもできます)
・SMSをSIM1、SIM2どちらで利用するか
・データ通信をSIM1、SIM2どちらで利用するか
※Zenfone 3は音声通話SIM同士の組み合わせでの利用も可能です。
ちなみにデータ通信中に通話がかかってきた場合、データ通信は一時中断され、通話後に自動で再開されます。
また、通話中のデータ通信もできません。
キャリア回線を維持するために、スマホ2台持ちやガラケーとの2台持ちを検討されている方は、ぜひ一度デュアルSIM対応のスマホを検討してみて下さいね。
この記事で紹介したスマホ
※本記事の内容は、2017年3月2日現在の情報です。