条件によって、スマホの通信料が格安になることから“格安スマホ”とも呼ばれる「SIMフリースマホ」。BIGLOBEモバイルのなかでも人気のある機種が、ASUS(エイスース)製のスマホ「ZenFone」シリーズです。
そこで今回は「ZenFone 3」シリーズ3機種を前後編に分けて徹底比較。それぞれの特徴や使い勝手を紹介していきましょう。
目次
比べてみたら、意外と印象が違う特徴を持つ3機種
まずは各機種のおもな特徴を紹介
「ZenFone 3」は同シリーズ内のハイスペックモデル。高級感のあるガラスボディに、5.2インチのフルHD解像度ディスプレイが採用されています。
ほかの機種にない最大の特徴は「デュアルスタンバイ」に対応していること。二つのSIMスロットを搭載し、1台でプライベート用と会社用、異なる電話番号を同時に待ち受けることができるのです。 デュアルスタンバイについてこちらの記事をご参照ください。
「ZenFone 3 Laser」は、5.5インチフルHDの大型ディスプレイを装備したモデルです。スリムなボディに、高性能なオクタコアCPUや大容量の4GBメモリを搭載。ストレスなく快適な動作が特徴です。
「ZenFone 3 Max」は、超・長時間駆動を可能にした4100mAhバッテリー搭載モデル。連続待ち受け時間は最大で30日間。残り10%のバッテリー残量で、連続待受時間が最大約36時間という驚きの大容量です。
ほかの端末も充電できる「リバースチャージ機能」も搭載していますので、モバイルバッテリーのような使い方も可能です。
持った印象は、見た目ではわからない
それぞれの機種の特徴がわかったところで、今度は実際に手に取った印象を紹介していきましょう。
第一印象で「大きい!」と感じたのは「ZenFone 3 Laser」。でも重量は150gと「ZenFone 3」より6g重い程度。サイズは、高さ約2mm、幅約2mm、厚さ約0.2mmと若干大きいだけです。ディスプレイが5.5インチと大きいので、そんな印象を受けたのかもしれません。 美しいメタルボディは、サンドブラスト加工で高級感はあるものの、ちょっと滑りやすい印象。また幅が2mm増えたぶん、少し持ちにくく感じました。
スリムな印象だったのが「ZenFone 3 Max」。しかしサイズを見てみると、縦が「ZenFone 3 Laser」、幅が「ZenFone 3」とほぼ同じなのでバランス的に縦長となり、スリムに見えたようです。ベゼル幅が約2.25mmと細いのも、スリムに見せているのかもしれません。 持った感じは、重量160gというだけあって、ズッシリとしています。ボディはサンドブラスト加工のメタルボディですが、幅が「ZenFone 3」とほぼ同じなので手に収まりやすく、滑って持ちにくい印象はありませんでした。
意外と違ったのはスピーカーの性能
次に操作性などの使ってみた印象を紹介していきましょう。
「ZenFone 3 Laser」もストレスなく動くのですが、実際に「ZenFone 3」と比較すると、気持ち反応が遅れる印象です。でもあくまで“比較して”のことなので、使用していてストレスを感じることはありません。
ただし、スピーカーの音はちょっとこもる印象です。動画の音声などは問題ないのですが、音楽を聴くのはあまり向いていないようです。でもイヤホンやBluetoothスピーカーで聞けば問題は解消です。
「ZenFone 3 Max」は、ほかのモデルに比べると若干遅れがありました。検索サイトで検索をすると、完全に表示されるまでに少し時間がかかります。とはいえ「ZenFone 3 Laser」と1秒も変わらない程度。ストレスはありません。
ただし、こちらもスピーカーがあまりよくありません。音があまりよくないうえに背面に装備されているので、画面を上にして置くとスピーカーがふさがれてしまい、音が聞こえにくくなってしまいます。イヤホンで聞くという人には、問題のないポイントです。
というわけで、各機種を持ったときのファーストインプレッションと、操作をしたときの印象を紹介しました。 後半はみなさんが気になる、カメラの性能を中心に紹介していきたいと思います!