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スマホの動画画質比較|ZenFone 5とHUAWEI P20 lite

※両機種で撮影した動画を編集ソフトで編集し、再エンコードをしていますので画質はオリジナルとは異なります。あくまで両機種の比較としてご確認ください。

まずは手ぶれ補正機能をチェック

写真のように100円ショップで自撮り棒を購入してセッティング。2つのスマホを持って動画を撮影しました。

 

両手にスマホを持ち、まずは普通に歩きながら撮影した際の手ぶれ補正をチェックします。

左が「ZenFone 5」、右が「HUAWEI P20 lite」の映像です。前半は同じシーンの左右分割、後半はセンター部分を比較しています。

 

左側の「ZenFone 5」の方が手ぶれ補正が効いていて安定した画角になっています。しかし、「ZenFone 5」は広角カメラ側で動画を撮影しているようで、揺れた際に全体がたわんでいます。

さらに「ZenFone 5」の方が全体が落ち着いた色調になっていますが、車道の光が当たっている部分に注目すると、明るい部分が白とびしています。

 

「HUAWEI P20 lite」は全体的に明るめで色調がかなりハイライトよりですが、明暗のバランスは「ZenFone 5」よりも良い、という結果になりました。

 

次に動きの速いものを撮影した場合の画質をチェックするため、通り過ぎる電車を撮影しました。

 

左の「ZenFone 5」は、電車が通り過ぎる際にオートフォーカスがぶれてしまっています。

この電車の撮影時には「HUAWEI P20 lite」の方が暗めになっています。「ZenFone 5」の方が、暗い場所では露出が高めになるようですね。実際の色味との差は「ZenFone 5」の方が少なく、ほぼ目で見た色味が再現されています。

ズーム時の画質比較

「ZenFone 5」、「HUAWEI P20 lite」はどちらも光学2倍ズームを搭載しています。ズームを最大にして電車を撮影してみました。

 

「ZenFone 5」の方が全体的に画質が荒れて、甘めの絵になっています。「HUAWEI P20 lite」はズームしてもクッキリとした映像になっていますが、全体的に明暗がより強く表示されています。

暗い場所での撮影比較

暗い場所では、左の「ZenFone 5」が露出を自動で開いており、明るく撮影できているのですが、ノイズが多くなってしまっています。

「HUAWEI P20 lite」は全体的な色味が濃い目になってはいますが、暗い場所での露出が適正で、非常に締まった映像になっています。

色の再現度の比較

ここでは「光の3原色」と呼ばれるR(赤)、G(緑)、B(青)のものを室内で蛍光灯のもとで撮影して比較してみました。前半が「ZenFone 5」、後半が「HUAWEI P20 lite」です。

 

「ZenFone 5」の方が全体の色の再現度が高いですが、赤色は若干とび気味です。「HUAWEI P20 lite」は青の再現性は高いのですが、緑、赤は実際の色味とかなりの違いがありました。

 

また、近距離での撮影時のオートフォーカスのブレが発生するかの確認を兼ねて回転させてみましたが、明るめの室内ということもあり、両機種ともオートフォーカスのブレは発生しませんでした。

 

さらに屋外でCyan(水色)、Magenta(赤紫)、Yellow(黄)、Green(緑)のものを撮影してみました。なぜ、この4色を比較するかというと、ビデオカメラは色を表現する際に、この4色の組み合わせから判断して、光の3原色へ変換しているから。

 

左の「ZenFone 5」の方が、青、赤、黄、緑の再現度が高くなっています。右の「HUAWEI P20 lite」  は、露出が基本的に開いているのもありますが、黄色と赤が強く出ていてつぶれている箇所があります。

人物撮影

今度は人物の撮影の比較をしてみました。実際の明るさ、色味などは左の「ZenFone 5」の方が再現度が高いです。

右の「HUAWEI P20 lite」は色味は違うものの、露出が開いているというのもあり、非常に健康的に撮影ができました。

 

人物撮影については、好みが分かれると思います。人物を撮影する際の顔認識はどちらも顔を認識し、複数人で撮影する際もしっかりと判別していました。

インカメラの比較

「HUAWEI P20 lite」はインカメラもアウトカメラと同じ1,600万画素ですが、インカメラの動画撮影は720p(1,280×720)の固定になっています。

 

「ZenFone 5」はアウトカメラが1,200万画素、インカメラが800万画素になっていますが、インカメラの動画撮影は同じく720p(1,280×720)の固定になっています。

 

動画撮影のピクセルサイズ(画面サイズ)が同じなので、画質にほぼ違いは感じられません。またどちらもビューティー機能が搭載されています。


「HUAWEI P20 lite」のインカメラのビューティー機能は、5段階での切り替えです。基本的に露出の上げ下げのみ。

「ZenFone 5」のインカメラのビューティー機能は、オートとファンデーションと美白が用意されており、それぞれ10段階で調整が出来るようになっています。

プロモードでフォーカスや色温度が調整可能

ここまではオートでの動画撮影を基本に比較してきましたが、両機種ともにフォーカスやホワイトバランスを調整するプロ機能を搭載しています。

「HUAWEI P20 lite」のアウトカメラでは、「プロビデオ」に変更するとホワイトバランス、フォーカス、露出(EV)、測光モードを手動で調整することが出来ます。

 

「ZenFone 5」のアウトカメラでは動画撮影時にホワイトバランス、露出(EV)、ISO感度、フォーカスを手動で調整することが出来ます。

まとめ

今回、「ZenFone 5」と「HUAWEI P20 lite」の動画の画質、機能を比較してみました。

どちらもフルハイビジョン画質(1,920×1,080)で撮影することが出来ますが、「ZenFone 5」は(秒間)60フレーム、「HUAWEI P20 lite」は(秒間)29.97フレームと、フレームレート(1秒間のコマ数)は「ZenFone 5」の方に軍配が上がります。

 

また、これまでの比較からも「HUAWEI P20 lite」より、「ZenFone 5」の方が動画撮影機能に関して勝っているという結果になりました。

 

ただし、「HUAWEI P20 lite」の方が実売価格が安く、全体的に明るめの映像になるので、使い勝手などを加味して好みのスマホを選ぶようにしたいところです。

スマホもフルハイビジョンの時代に突入しました。これからはCPUや搭載メモリなどの動作速度、スチルカメラ機能だけに注目するのではなく、動画撮影機能も機種選びの基準に入れてみてはいかがでしょうか。

今回紹介したスマホ

ZenFone 5

 

ZenFone 5は、価格が5万円台でありながら、トレンドのノッチデザインや顔認証を搭載し、ゲームもサクサク動く使いやすいスマホです。

実際に使ってみたレビューはコチラ!

 

HUAWEI P20 lite

 

HUAWEI P20 liteは3万円弱というお手頃な価格で、普段使いに十分な性能を実現。

上品なデザインや、高解像度で鮮やかなディスプレイ、美しいボケで映える写真が撮れるカメラなど、それぞれの機能の完成度の高さに驚くスマホです。

実際に使ってみたレビューはコチラ!

 

スマホの買い替えを検討されている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

※本記事の内容は、2018年12月19日現在の情報です。

Contributor

KEN

主に、アニメ、アニソン、2.5次元舞台、ガジェット、パソコンについて執筆中。

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