10ギガあっても遅いのはなぜ?簡単に環境チェックしてみよう-22
渡辺まりか
- 本記事は作成時点の内容です。
最近話題の光回線10ギガタイプ(BIGLOBE提供)を、IT系ライターが実際に契約して使ってみました。その体験談を綴るシリーズです。
「10ギガ回線」や「超高速」という言葉は、自宅でのインターネット利用の多い人にとって、非常に魅力的なものです。しかし、時折「思ったような速度が出なかった」というレビューを目にすることがあり、導入するのをためらってしまうかもしれません。
実は、10ギガ回線のポテンシャルを最大限に引き出すためには、宅内に引き込んだ回線だけでなく、手持ちのデバイスや周辺機器のスペックも重要になってくるのです。道路が広くても、走る車がスピードを出せなかったり、信号機が古かったりすれば渋滞してしまうのと同じですね。
そこで今回は、BIGLOBE光 10ギガ回線のモニター記事で得られた実証データを元に、ご自宅の環境が「10ギガ対応」になっているかを診断するチェックリストを作成しました。導入を検討している方も、導入済みの方も、ぜひチェックしてみてください。
10ギガ回線スペック発揮度チェックリスト
まずは、ご自宅の環境を確認してみましょう。いくつチェックが入りますか?
スマートフォン・パソコン・ゲーム機
LANケーブル
無線LANルーター
IoT・スマートホーム
チェック項目に沿って見直してみよう
いかがでしたか? チェックできた箇所が多ければ多いほど、ご自宅の環境は10ギガに対応していると考えて良いでしょう。
しかし、数が少ないのであれば、見直しが必要になります。
「意外と盲点だった!」という項目もあったかと思うので、なぜこれらの項目が重要なのか、モニター記事での検証結果を交えて詳しく解説します。
1. 【デバイス編】スマホやパソコンも「Wi-Fi 7対応」がカギ
10ギガ回線の超高速データ通信スピードを体感するには、受け手となる端末側の性能が重要になってきます。
■ 最新規格「Wi-Fi 7」の実力
「Wi-Fi 7」に対応したスマートフォンで検証した結果、無線接続でも速度が出ることが検証で分かっています。
実際のテストでは、同じ1ギガ回線に「Wi-Fi 7対応の無線LANルーター」・「Wi-Fi 6対応の無線LANルーター」を2種類を接続し、それぞれの環境にてWi-Fi 7対応のスマートフォンで接続してみました。
ここで使用したWi-Fi 7対応の無線LANルーターは「TP-Link Deco BE85」、Wi-Fi 6対応の無線LANルーターは「E-WMTA2.4」です。
▲同じ1ギガ回線でも、Wi-Fi 7対応無線LANルーターとWi-Fi 6対応無線LANルーターでは違いが生じています。特にWi-Fi 7対応スマートフォンAでは、約96Mbpsの差がありました
もしお手持ちのスマホやパソコンが古い規格であるなら、10ギガ回線の速度をフルに活かしきれていないかもしれませんね。
ノートパソコンだと、最近はLANポートがない機種も増えています。その場合、Wi-Fi接続するしかないと考えがちですが、USB Type-C接続の有線LANアダプターを使うという方法もありますよ。
特に注意したいのがアダプターのスペック。一般的な「ギガビット対応(1Gbps)」のアダプターでは、それがボトルネックになってしまいます。
2.5Gbps以上(できれば10Gbps)に対応したアダプターを選ぶことで、BIGLOBE光 10ギガタイプの恩恵をしっかりと受けることができるでしょう。
検証では、有線接続することで通信速度の向上だけでなく、PING(応答速度)が無線時の約4分の1(19.8ms→4.8ms)に短縮され、ラグが激減しました。オンラインゲームやWeb会議を安定させたいなら、有線環境の見直しは必須だと感じました。
2. 【LANケーブル編】10ギガ回線対応のものがおすすめ!
「LANケーブルなんてどれも同じでしょ?」と思っていませんか? 実はこれが一番の落とし穴なんです!
LANケーブルには「カテゴリー(CAT)」という規格があります。規格の内容については以下の表を参考にしてください。
| LANケーブルの規格(カテゴリー) | サービスの種類 | 速度制限時の影響 |
|---|---|---|
| CAT5/5e | 最大1Gbps | ×(速度が出ない) |
| CAT6(ケーブルの長さが55mより長い) | 最大1Gbps | ×(速度が出ない) |
| CAT6(ケーブルの長さが55m以下) | 最大10Gbps以上 | ◎(推奨) |
| CAT6A/7/8 | 最大10Gbps以上 | ◎(推奨) |
もし、家にあるからといって古い「CAT5」や「CAT5e」のケーブルをそのまま使っていると、どんなに回線が速くても1Gbpsで頭打ちになってしまいます。
実際に、高性能なルーターを使っているのに、ケーブルをCAT5に変えた途端、速度が900Mbps程度まで低下してしまった検証結果があります。
▲中央の棒グラフはCAT6Aケーブルを使った結果、一番右はCAT5ケーブルを使った結果です
10ギガ回線を導入する際は、ルーターに付属しているケーブルや手持ちのケーブルの印字を見て、10ギガ回線対応のものであることを必ず確認しましょう。
3. 【ルーター編】「10ギガポート」がおすすめ!
当然ですが、無線LANルーターも10ギガに対応している必要があります。ここで重要なのが「WANポート(インターネット挿込口)」の性能です。
パッケージで「Wi-Fi 6対応!超高速!」と謳っていても、WANポートが1Gbpsまでしか対応していないモデルでは、10ギガ回線を受け止めることができません。
WANポートが「10Gbps」に対応していること、そして無線接続も高速な「Wi-Fi 7」や「Wi-Fi 6E」に対応しているモデルを選ぶとよいでしょう。
BIGLOBE光 10ギガタイプの申し込み時に同時購入できる「TP-Link Deco BE85」などは、10Gbpsポートを搭載し、接続台数も最大200台と非常にハイスペックで、モニター検証でも常に安定した高速通信を実現していました。
4. 【IoT編】複数IoT端末接続でも「渋滞知らず」なのが10ギガの強み
「うちはスマート家電が多いけど、スマート家電ってそもそもそれほど大量のデータをやり取りしているわけではないし、それほどの速度はいらないのでは?」と思うかもしれません。確かにスマート電球などの通信量は微々たるものです。
しかし、これらが何十台もぶら下がっている状態こそ、回線とルーターの速度や性能が重要になってくるのです。
検証では、パソコンやスマホ、スマートスピーカーなど合計30台のデバイスを接続し、そのうち6台で同時に速度テストを行っても、下りで合計3,000Mbps以上の速度を叩き出しました。
▲IoT機器を含め30台が同時につながっています
6台同時速度テスト結果(単位:Mbps)
| 機種名 | 下り | 上り |
|---|---|---|
| ONEXPLAYER 2 | 692.2 | 567.6 |
| AYANEO SLIDE | 615.1 | 632.7 |
| AYANEO Pocket S | 191.3 | 83.6 |
| Galaxy S25 | 505.7 | 801.4 |
| iPhone 16 | 634.4 | 638.3 |
| Galaxy S23 Ultra | 516.8 | 687.5 |
▲その中で情報端末を6台の速度テストを行った結果です
1ギガ回線では帯域(道路の幅)が足りずに「渋滞」してしまうような状況でも、10ギガ回線なら余裕を持って処理できます。
家族みんなが動画を見たりゲームをしたり、裏でIoT機器が動いていても、「誰かの動画が止まる」というストレスを軽減できるのが、10ギガ回線の隠れた、しかし最大のメリットといえるでしょう。
まとめ:BIGLOBE光なら「対応ルーター」問題も解決!
チェックリストの結果はいかがでしたか?
「10ギガ回線」は単に契約を変えるだけでなく、「ルーター」「ケーブル」「デバイス」のトータルコーディネートで初めてその真価を発揮します。
「自分で全部そろえるのは難しそう……」
そう感じた方もご安心ください。BIGLOBE光 10ギガタイプなら、申し込み時に10ギガの性能をフルに活かせる高性能なWi-Fi 7対応ルーター(TP-Link Deco BE85など)をおトクに購入・レンタルできるオプションが用意されています。
これなら、「ルーター選びに失敗して速度が出ない」なんて心配も減りますね。
もしチェックリストで足りない部分が見つかったなら、それは今のネット環境を劇的に進化させるチャンスです。ぜひこの機会に、BIGLOBE光 10ギガで「真の高速インターネット」を体感してみてください。
- 10ギガは一部エリアでの提供。10ギガ対応ルーターが必要
- ご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより、通信速度が低下することがあります。

Contributor 渡辺まりか















