10ギガ回線の速度チェック!無線LANルーターから離れた部屋でも速かった-18
渡辺まりか
- 本記事は作成時点の内容です。
最近話題の光回線10ギガタイプ(BIGLOBE提供)を、IT系ライターが実際に契約して使ってみました。その体験談を綴るシリーズです。
自宅のネット環境をより快適にしたい――在宅ワークが増えたこと、また視聴したいコンテンツがインターネット回線の必要な動画配信サービスにあるという状況が増加していることから、超高速の「10ギガ光回線」に注目が集まりつつあります。
とはいえ「1台のWi-Fiルーターを置いておけば、家のどこでも速度が出るの?」「遠い部屋だと遅くならない?」と疑問を持つ方も多いはず。
そこで今回は、光回線の10ギガプランに接続した上でBUFFALOのWi-Fi 7対応ルーター「WXR9300BE6P」を使い、実際に自宅のさまざまな場所で速度をチェックしてみました。
ルーターを設置している2階のリビングから、Wi-Fiルーターの上の階(3階部分に当たる屋上)、また最も設置場所から離れている仕事部屋までどれだけ安定した通信ができるのかを検証します。
10ギガ回線についてもっと知りたい方は、まずはこちらの記事をご覧ください。
10ギガ回線にしたけど本当に速くなってるの?アップロード実測
ルーター付近では圧倒的な速度を確認
まずはルーター設置場所であるリビング周辺からテストを実施しましたが、その前に検証環境を紹介します。
- インターネット回線:BIGLOBE 光回線 10ギガ(戸建てタイプ)
- Wi-Fiルーター:BUFFALO WXR9300BE6P(WAN/ポート規格 最大10ギガs、周波数帯 6GHz/5GHz/2.4GHz、通信速度 最大5764Mbps*)
- テスト端末:Windows PC、Androidスマートフォン(Wi-Fi 7対応)
- 表示の数値は理論上の最大値であり、実際の転送速度を示すものではありません。接続する機器の仕様やネットワークの混雑状況、電波の状態などにより速度は低下します。
それぞれ5回計測し、その平均を結果として記載します。
ルーター付近のWindows PCでの結果
Windows PCでの結果は下り1581.4Mbps、上り1226.2Mbpsで、最高では下りが1684Mbps、上りが1384Mbpsとなりました。
リビング(単位:Mbps)
| 計測回数 | ダウンロード | アップロード |
|---|---|---|
| 1回目 | 1553 | 1335 |
| 2回目 | 1515 | 1028 |
| 3回目 | 1684 | 1066 |
| 4回目 | 1585 | 1318 |
| 5回目 | 1570 | 1384 |
| 平均 | 1581.4 | 1226.2 |
| 最高 | 1684 | 1384 |
ルーター付近のAndroidスマホでの結果
また、Androidスマホでは、下りが2294.4Mbps、上りが1731.6Mbpsで、最高通信速度は下りが2467Mbps、上りが1865Mbpsでした。
リビング(単位:Mbps)
| 計測回数 | ダウンロード | アップロード |
|---|---|---|
| 1回目 | 2251 | 1817 |
| 2回目 | 2171 | 1723 |
| 3回目 | 2314 | 1865 |
| 4回目 | 2269 | 1456 |
| 5回目 | 2467 | 1797 |
| 平均 | 2294.4 | 1731.6 |
| 最高 | 2467 | 1865 |
いずれも非常に高速で、大容量ファイルのダウンロードやアップロードを短時間で行えそうです。「行えそうです」というのは、ゲームデータなどでは、ゲームサーバーがボトルネックとなり、思うような速度が出ないことがあるからです。
端末へのダウンロードが許されているAmazon Prime Videoで、22分間のアニメ番組をダウンロードしたところ、たった2秒で終えることができました。
▲「ダウンロード」をタップしたところ、あっという間に終わっていました
Wi-Fiルーターの上の階での検証結果
Wi-Fiルーターの電波は球状に広がっていきますが、外付けアンテナのあるタイプであれば、アンテナに対して垂直に電波が飛んでいきます。WXR9300BE6Pには4本のアンテナがあるので、2本を垂直に立て、2本を水平に寝かせることで、家中くまなく電波を飛ばすことができます。
この状態で、設置している場所から上ではどれだけの速度を出すことができるでしょうか。
Wi-Fiルーターの上の階でのWindows PCの結果
Windows PCでは、下りが697.6Mbps、上りが437.2Mbpsでした。最高速度はそれぞれ963Mbpsと556Mbpsでした。
屋上(単位:Mbps)
| 計測回数 | ダウンロード | アップロード |
|---|---|---|
| 1回目 | 574 | 507 |
| 2回目 | 963 | 324 |
| 3回目 | 842 | 556 |
| 4回目 | 514 | 471 |
| 5回目 | 595 | 328 |
| 平均 | 697.6 | 437.2 |
| 最高 | 963 | 556 |
Wi-Fiルーターの上の階でのAndroidスマホの結果
また、Androidスマホでは、下り537.4Mbps、上り400Mbpsと、いずれも高速通信できていました。最高速度はそれぞれ642Mbpsと567Mbpsです。
屋上(単位:Mbps)
| 計測回数 | ダウンロード | アップロード |
|---|---|---|
| 1回目 | 535 | 355 |
| 2回目 | 589 | 305 |
| 3回目 | 425 | 321 |
| 4回目 | 642 | 452 |
| 5回目 | 496 | 567 |
| 平均 | 537.4 | 400 |
| 最高 | 642 | 567 |
6GHz帯や5GHz帯では障害物に弱いという特性があるものの、Wi-FiルーターWXR9300BE6PのMLO(Multi-Link Operationの略。3バンドを同時に利用したり、障害のある場合はバンドを切り替えたりすることができる)機能のおかげでこの速度を出せているようです。
最も離れた仕事部屋でも検証!
最後は、リビングから最も離れた仕事部屋での検証です。
リビングから屋上までは扉が1枚しかないのに対し、仕事部屋との間には扉が2枚あります。そして仕事部屋の天井、つまりリビングの床には床暖房システムが入っているという、なかなかに手強い環境ですが、速度はどうでしょうか。
ルーターから最も離れた部屋での結果
測定したところ、Windows PCでは、下り408.6Mbps、上り215.4Mbps、Androidスマホでは下りが456.2Mbps、上りが187.8Mbpsと、それなりの速度を記録していました。
仕事部屋(単位:Mbps)※Windows PC
| 計測回数 | ダウンロード | アップロード |
|---|---|---|
| 1回目 | 416 | 113 |
| 2回目 | 379 | 237 |
| 3回目 | 326 | 194 |
| 4回目 | 429 | 289 |
| 5回目 | 493 | 244 |
| 平均 | 408.6 | 215.4 |
| 最高 | 493 | 289 |
仕事部屋(単位:Mbps)※Androidスマホ
| 計測回数 | ダウンロード | アップロード |
|---|---|---|
| 1回目 | 563 | 203 |
| 2回目 | 407 | 192 |
| 3回目 | 435 | 181 |
| 4回目 | 453 | 195 |
| 5回目 | 423 | 168 |
| 平均 | 456.2 | 187.8 |
| 最高 | 563 | 203 |
Webミーティングを行うのに必要な通信速度は2Mbp~4Mbpsを最小要件としています。
光回線10ギガを導入してから、この仕事部屋でWebミーティングを何度も行いましたが、今のところ「声が聞き取りづらい」「画像が止まる」といったクレームを受けたことがありません。
ルーター設置場所のリビングほどではないにしても、インターネット接続を必要とする仕事を行うのに必要十分な100Mbps以上という通信速度が出ているおかげかな、と感じています。
まとめ:10ギガのポテンシャルを家中で実感
今回の検証結果からわかったのは、Wi-Fiルーターを設置している部屋だけでなく、離れた部屋であっても10ギガ回線のパワーをしっかり活かせているということです。
特に、Wi-Fi 7の機能である多接続時の安定性が光ります。 スマートフォン、ノートパソコン、テレビ、IoT機器など、複数の端末を同時につなげているような筆者宅であっても高速な通信を行えていました。
前述のように、最も離れた仕事部屋でも下りで400Mbps以上の速度を保っていました。しかも、同時刻に家族がオンライン動画を視聴していたにもかかわらずです。
もし、自宅に1ギガ回線しかなかったら、理論値で最大1000Mbpsの回線を分け合うことになるので、決して出せる速度ではなかったでしょう。
10ギガ利用者の声をもっと見たい方は、こちらの記事を合わせてご覧ください。
光回線10ギガを引いていることはもちろん、WAN側で10ギガに対応していること、MLO機能の使えるWi-Fi 7規格に対応しているルーターだからこそ、家の“つながりにくそうな場所”でも、400Mbps以上のスピードを出すことができました。
高速通信の真価を発揮させるには、対応ルーターの選択と適切な設置がポイントです。 あなたの自宅でも、次世代のBIGLOBE光10ギガ回線で新しいネット体験を始めてみませんか?

Contributor 渡辺まりか
















