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「OSの更新」って何?
「OSの更新」とは、ソフトウェアを最新の状態に更新することで、「OSのアップデート」と呼ばれることもあります。
OS(オペレーティングシステム)とはスマホなどのコンピュータの機能を制御するプログラムです。
スマホのOSは定期的に最新版が公開されるのですが、アップデートせずに放置している方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はOSを古いままにしておくと、アプリがダウンロードできない、取得しているアプリがうまく機能しないなど、さまざまなリスクが生まれます。
本記事では、OSをアップデートしないとどのようなリスクがあるのか、アップデートはどのように行えばいいのか、についてご紹介します。
スマホのOSが古いとどうなるの?
スマホのOSが古いままだと、具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。主に3つのリスクが考えられます。
不具合が起こりやすくなる
メーカーがOSを更新する理由の1つには、すでに公開されているOSに発見されたバグ(欠陥)や脆弱性を修正して、システムを正常な状態に保つ、というものがあります。
つまり、スマホのOSを古いまま放置するということは、バグや脆弱性もまたそのままなのですから、システムのどこかに不具合が起こりやすくなります。
セキュリティが弱くなる
不正アクセスやウイルス感染などいわゆる「サイバー攻撃」はOSのバグや脆弱性をターゲットに行われます。だからこそ、メーカーとしてもユーザーを守るためにOSのバグや脆弱性を修正しているわけです。
更新通知が届いているのに放置していると、セキュリティが弱くなりサイバー攻撃の被害に遭うリスクが増大します。
最新のアプリが使えない
スマホはアプリをダウンロードすることで様々な機能を後付けできるのが魅力です。しかし、アプリは制作された時点のOSをもとに設計されています。そのため、OSが古いままだと、最新のアプリに対応していない可能性が。
便利なアプリが目の前にあるのに使えない……といった残念な状況になるかもしれないのです。
スマホのOSをアップデートする方法
では、スマホのOSアップデートはどのような手順を踏めばいいのでしょうか。
アップデートの前の準備
スマホのOSアップデート自体は簡単なのですが、3点ほど準備があります。
- スマホを充電コードに繋げておく
- スマホをWi-Fiに接続する
- アップデートの時間を確保する
OSのアップデートには普段よりも多くのバッテリーを消費します。そして、もしアップデート中にバッテリーが切れると、OSが中途半端に更新されてしまい不具合の原因となる可能性もあります。アップデートの前には100%まで充電しておくか、充電しながら更新するのがいいでしょう。
Wi-Fiへの接続は必須ではありませんが、アップデートには大量のデータ通信が必要な場合もあるため、Wi-Fiの利用をおすすめします。
また、OSのアップデートには短くても10分以上、場合によっては数時間かかることもあります。アップデートは中断できないので、一度始まってしまうと完了するまで他の操作はできません。更新のためにスマホが使えない……、と困った状況にならないよう十分な時間を確保してから行ってください。
「アップデートの開始」をタップ
OSのアップデートの準備ができたら、いよいよアップデートを開始します。
OSのアップデートの方法としては主に2つの流れがあります。
- 「ソフトウェアアップデートの提供通知」を受信
- スマホの設定画面から「ソフトウェアアップデート」を実施
「ソフトウェアアップデート通知」はメーカー側から定期的に送られてきます。通知を確認し、「今すぐ実施」のボタンをタップするだけです。
手動で更新する場合は、スマホの設定画面から「ソフトウェアアップデート」を選択し、「今すぐ更新」をタップすればダウンロードが始まります。
なお、どちらにも共通することで、その場でのアップデートが難しいときは「後で」をタップすると予約ダウンロードが可能です。
※iOSの場合は、「ソフトウェアアップデート」にある「自動アップデート」をオンにしておけば、ユーザー側でとくに対応しなくても自動で更新されます。
通知が届いたらその都度更新すべし!
スマホのOSをアップデートするかはあくまでユーザー側の自由です。しかし、セキュリティ面を考えると古いままなのは不安が残ります。
キャッシュレス化が進み、スマホをお財布代わりに活用している方も多いはず。万が一、スマホが不正アクセス、ウイルス感染に遭えば大きな被害に繋がるかもしれません。もはやサイバー攻撃は他人事ではないのです。
次の更新通知が届いたら、ぜひOSのアップデートを前向きに検討してください。