現代社会において、コミュニケーションツールとして欠かせないアプリ「LINE」。
友人や家族との連絡はもちろん、グループトークでの情報共有や、ビジネスでのやり取りにも活用されている定番アプリです。
初めてスマートフォンを手にしたお子さんや学生さんが、まず最初にインストールするアプリの1つでもあるのではないでしょうか。
ほかのアプリと比べても動作が軽く、メッセージのやり取りをサクサクできるLINE。
ですが、そんなLINEでも注意が必要なのが、「速度制限」の問題です。
通信量が少ないはずのLINEを使っていて、速度制限に引っかかることはあるのでしょうか。
LINEを使う際の注意点をまとめました。
目次
どんどんハイクオリティになるコンテンツと、「ギガが足りない」問題
スマートフォンの普及と通信技術の発展により、大容量のデータ通信が可能になった現代。
誰もがスマホでも高画質動画をサクサク見て、高品質なゲームをプレイできるようになりました。
電車内を見れば、動画やゲームを楽しんでいる人が数多く目に入りますよね。
ただし、そのようなコンテンツは個々のデータ容量も大きく、楽しめば楽しむほど通信が発生します。
そのため、「いつの間にか月々のデータ通信量を超過してしまい、速度制限に引っかかってしまった」という経験のある人も少なくないと聞きます。
いわゆる「ギガが足りない」問題ですね。
とはいえ、ギガが減りやすいコンテンツと言えば、やはり思い浮かぶのは動画やゲーム。
YouTube、TikTok、Instagramといったアプリさえ使いすぎないように気をつけていれば、速度制限に引っかかることはそうそうない――。
そう考えている人も多いのではないでしょうか。
LINEが原因で速度制限に引っかかる……なんてことある!?
しかし、そんななかで意外と盲点なのが、LINEの存在です。
いわゆる「メッセージアプリ」であるLINEは、動画やゲームと比べて、通信量がかさむようなイメージはあまりありません。
スタンプを使ったコミュニケーションもあるとはいえ、基本はテキストを使ったやり取りが中心。
速度制限の原因になるようなアプリではないと、そう感じている人が大半なのではないでしょうか。
ですが、LINEで送受信されるデータは、テキストとスタンプだけではありません。
特に学生さんの場合、日常的に膨大なメッセージのやり取りをするなかで、写真や動画を友達と送り合っている人も多いはず。
一緒に遊んでいる様子をスマホで撮影あるいは録画して、グループトークで共有する。そのような使い方は、ありふれたものだと思います。
問題は、この「写真」や「動画」です。
近年のスマホのカメラ性能が非常に高いのは言わずもがなですが、今や動画も、フルHD画質での録画が当たり前になりつつあります。
また、仕事でもプライベートでも、PDFファイルのやりとりをすることもあるのではないでしょうか。
設定にもよりますが、フルHD動画の場合、1分間の録画データの容量は約200MB。
もちろん、アップロードする際に圧縮されてデータ容量は小さくなるものの、それでも、LINE上で1つの動画を再生しようとすると、数十MBは消費すると考えられます。
写真だともう少し軽くなりますが、1枚ごとに数MBは消費されているはずです。
一見するとそれほど大きなデータ量ではないようにも思えますが、これが毎日数十回、数百回と積み重なるとしたら……どうでしょうか。
塵も積もれば山となり、あっという間にデータ通信量の上限に達してしまいます。
ですので、LINEの使用頻度が高い人ほど、通信量には注意が必要だといえるでしょう。
気になる方は、スマホの設定画面から「モバイルデータ使用量」の項目をチェックしてみてください。
アプリごとのデータ通信量を確認することができ、「どのアプリでギガを消費しているか」が一目瞭然となっています。
もしLINEが使用量で上位に入っているようであれば、次の説明を参考にしてみてください。
速度制限を避けるためには?ギガをなるべく減らさない方法
では、速度制限を避けるためにはどうすればいいのでしょうか。
答えはシンプルで、「LINEで動画や画像のやり取りをする際は、なるべくギガを減らさないように、スマホのデータ通信ではなくWi-Fiを利用する」こと。
普段からYouTubeやTikTok、Instagramを頻繁に見ていて、速度制限を気にかけながら使っている人には、改めて説明するまでもないかもしれません。
要するに「毎月の上限が決まっているデータ通信量を節約して、制限のないWi-Fiをなるべく使うようにする」わけです。
外出時にはWi-Fiスポットを、自宅では家庭のWi-Fiルーターを、それぞれ意識的に使うようにしましょう。
スマホのデータ通信量を意識的に抑えるようにすれば、月末にギガが足りなくて困るようなケースも減るはずです。
とはいえ、日常的な連絡手段であるLINEを、外でまったく見ないわけにもいきません。
ですので、「外出時は画像や動画のダウンロードを避ける」くらいの感覚で意識するイメージでしょうか。
ファストフード店や喫茶店のWi-Fiスポットを活用するという方法もあります。
ただし、フリーWi-Fiを使う場合は要注意。パスワードなしで使える街中のフリーWi-Fiはセキュリティが低く、情報漏洩や不正アクセスのリスクがあります。
外でWi-Fiを使うときは、できるだけIDとパスワードでログインするタイプのWi-Fiスポットを利用するようにしましょう。
自宅でスマホを使ってインターネットをするときも、光回線を活用しよう!
光回線に関して、「パソコンでインターネットをするための固定回線」というイメージを持っている人もなかにはいらっしゃるかもしれません。
実際は、光回線があればパソコンだけでなく、スマホやゲーム機器とも接続してインターネットを利用できるようになります。
冒頭でもふれたように、近年はコンテンツの高品質化に伴って、個々のデータの容量も増加傾向にあります。
個人でも高画質の写真や動画を手元のスマホで撮影できるようになり、大勢がインターネット上でシェアするようになったことで、通信量は増える一方です。
そんななかで速度制限に引っ掛かり、コンテンツを快適に見られないようになってしまったら……それこそ死活問題ですよね。
そのため、自宅でもスマホを長時間使う人に関しては、無制限でインターネットにアクセスできる光回線は、ほぼ必須レベルの存在だといえるわけです。
そんな光回線には、以下のような特徴があります。
- 高速通信ができるインターネット回線
- モバイル回線よりも安定性が高い
- Wi-Fiルーターを介して、複数の機器と接続できる
- 家族みんなで使っても速度が低下することがない
光回線を導入するかどうかは各ご家庭の事情によるかと思いますが、あればスマホでのインターネット利用が快適になるのは間違いありません。
「無制限で使える通信手段」の存在は何かと便利ですし、速度制限の心配をあまりする必要がなくなるのも嬉しいポイントです。
まだ光回線を導入していない方は、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
自宅のインターネット環境は光回線がおすすめ
ここまで、LINEを使っていても直面する可能性のある速度制限の問題と、その対策、そして光回線の有用性について説明してきました。
「ギガが足りない」問題は悩みのタネですが、ちょっと意識するだけでも対策は可能です。
どのアプリでギガを消費しているのかを確認し、もし想像していたよりもLINEでの消費が激しいのであれば、動画や画像のダウンロードはWi-Fiで行うようにする。
それだけでも通信量の節約に結びつくはずですので、気になる方はチェックしてみてください。
そのうえで、自宅でインターネットを利用する際は、やはり光回線がおすすめ。
速度制限を気にする必要のないインターネット環境が手に入るほか、新規加入または乗り換えの際に、音楽や映像のサブスクリプションサービスがついてくる場合もあります。
光回線サービスも種類が多いので悩みどころではありますが、ここでは選択肢のひとつとして「ビッグローブ光」をおすすめします。
新規契約や乗り換えを考えている人は、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。