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夏になると光回線に不具合が起こりやすい?
夏場は気温の上昇や湿度の増加、雷など気象変化が激しく、光回線にとってさまざまな影響が出やすい季節といえます。いつもは問題なく使えていたインターネットが、夏になると突然つながりにくくなる、あるいは通信速度が落ちるといった経験をされた方も多いのではないでしょうか。この記事では、夏に起こりがちな光回線のトラブルとその対策をまとめています。以下で早速、光回線で夏場に起こりがちな不具合と対処法をチェックしていきましょう。
光回線で夏場に起こりがちな不具合と対処法
ルーターの熱暴走による通信不良
気温の高い夏には、ルーターの内部温度も上がりやすくなります。特に風通しの悪い場所や、直射日光が当たる位置、室温が上がってしまう部屋に設置されていると、ルーターが熱を逃がせずに処理能力が落ちたり、強制的に再起動を繰り返すといった「熱暴走」が起こることがあります。これにより、ネット接続が途切れる、動画が止まるといった通信が不安定になってしまう症状が現れやすくなります。
ルーターの熱暴走対策としては、設置場所を見直すことが第一です。まず、直射日光が当たらないようにする、気温が極端に高い場所には設置しないことが大切です。通気の良い場所へ移動させたり、ルーターの下に空間を設けたり、冷却ファンを併用したりすることで、熱のこもりを防ぐことができます。場合によっては、ルーターを常時稼働させず、夜間など使っていないときには電源を切ることで、機器への負荷も軽減されます。
エアコン設置時の光ケーブル断線トラブル
夏はエアコンの新設・交換が多くなる時期ですが、その工事中に思わぬトラブルが起こることがあります。室内の壁に穴を開けてエアコンの配管を通す際、内部を通る光回線のケーブルを誤って破損してしまうというケースです。光ケーブルは曲げる力に弱いため破損させてしまう可能性があります。
このような事態を防ぐには、エアコン設置前に光コンセントの位置や配線を確認し、業者に共有しておくと安心です。あらかじめ「光回線がこの壁の中を通っているかもしれない」と伝えておくことで、注意を促すことができます。万一断線してしまった場合は、エアコン設置業者はもちろん、通信会社やプロバイダに速やかに連絡することが重要です。
落雷による通信機器の故障
雷の多い夏には、落雷が原因で通信機器が破損することがあります。たとえ自宅に雷が直撃しなくても、近隣に雷が落ちた際に発生する「雷サージ(誘導雷)」によって、電源コンセントやLANケーブルを通じて高電圧が流れ込み、ONU(光回線終端装置)やルーター、モデムなどが故障してしまう恐れがあります。
雷が接近してきたと感じたら、電源を落とすだけでなく、電源ケーブルやLANケーブルをすべて抜くことが最も確実な対策です。また、普段から雷サージ対応の電源タップを使用しておくと、万一のときにも機器への被害を最小限に抑えることができます。
湿気による機器の劣化にも注意
日本の夏のもう一つの特徴である高湿度も、光回線の機器には大きな影響を及ぼします。特に押し入れの中や床付近など、湿気がたまりやすい場所に設置されているルーターやONUは、内部にたまった湿気から結露が発生します。これが原因で機器が故障したり、通信速度が落ちたりすることもあります。
湿気対策としては、機器の設置位置を見直すことが有効です。床から少し浮かせて風通しの良い場所に置いたり、除湿機や送風機と併用したりすると、湿気の蓄積を防ぐことができます。また、防湿ボックスやシリカゲルを用いて除湿をするのも効果的です。日頃から清掃と換気を心がけることで、機器のトラブルも避けられるでしょう。
虫や小動物によるケーブル損傷
夏場は虫や小動物の活動も活発になり、屋外の光ケーブルやLANケーブルがかじられてしまうといった被害もまれに報告されています。特に屋外でむき出しになっている配線は、ネズミや虫の侵入を受けやすく、気づかないうちに通信障害が発生する原因となることがあります。
これを防ぐためには、ケーブルに専用の防虫カバーを取り付けることもおすすめです。また、住宅周辺の環境をチェックしておき、虫や動物の侵入をできるだけ減らすことも大切です。配線の状態を定期的に点検して、異常がないか確認しておくことで、トラブルが起こった際の早期発見につながります。
よくある質問
光ケーブルが断線した症状は?
光ケーブルが断線してしまうと、突然インターネットがまったく使えなくなる、あるいは接続はされているように見えてもまったくデータの送受信ができない、といった症状が現れます。多くの場合、Wi-Fiやルーターの接続自体には問題がないように見えても、インターネットそのものにつながらない状態になります。
また、ルーターのINTERNETランプや、ONUの光回線ランプが消灯している場合は、断線の可能性を疑ってみても良いかもしれません。光ファイバーケーブルが破損した場合は、自力での修復は困難ですので、すぐに通信事業者へ連絡し、点検や修理を依頼しましょう。
夏にネットが遅くなるのは気温のせいですか?
気温が直接通信速度に影響するわけではありませんが、夏の暑さによって通信機器の性能が一時的に低下することで、結果的にインターネットの接続速度が遅く感じられることはあります。特に高温多湿の環境では、ルーターが熱を持ちすぎてしまい、本来の処理能力を発揮できなくなる「熱暴走」の状態に陥ることがあります。こうした状況では、ページの読み込みが遅くなったり、動画が途中で止まってしまったりすることもあるため、通信機器の設置場所や冷却対策を見直すことが大切です。
夏場のトラブル対策として特にやっておくべきことは?
夏の通信トラブルを防ぐためには、日頃から機器をチェックしたり、環境対策を行ったりすることが欠かせません。特に注意したいのは、ルーターやONUの設置場所です。直射日光の当たらない風通しの良い場所に置き、必要であれば小型ファンなどを活用して冷却環境を整えると良いでしょう。また、湿気による機器の劣化を防ぐため、設置環境の換気や除湿も意識しておくと安心です。
さらに、雷の多い地域では雷サージ対応の電源タップを使うことも効果的です。エアコンの新設や交換時には、光回線の配線が壁の中に通っていないか工事業者に伝えることも大切です。
光回線のトラブルを解消してインターネットを快適に使おう
夏は、光回線の通信環境にとって想定外のトラブルが起こりやすい季節です。ルーターの熱暴走や湿気、落雷、エアコン工事による断線、虫や小動物によるケーブル損傷など、さまざまな要因が通信トラブルの原因となります。ですが、こうしたトラブルは、事前の準備や設置環境の見直しによって、ある程度は予防することができます。日頃から通信機器の状態を確認し、異常があれば早めに対処することが、安定したネット環境を保つポイントです。
また、トラブルの原因は夏場の環境だけでなく、そもそもの回線スペックやルーターの性能にあるかもしれません。そうした場合には、思い切って10ギガの光回線に変更することで、通信の安定性や速度が大幅に改善される可能性もあります。加えて、契約変更時に値引きやキャッシュバックなどの特典が受けられる場合もあります。夏をきっかけに、ご自宅のネット環境を見直してみるのも良いかもしれません。
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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。