旅先でしばしば困ることがある、「荷物」の問題。
意気揚々と観光地に降り立ったはいいものの、駅や近隣のロッカーはどこもいっぱい。手荷物を預ける場所がなく、仕方なくスーツケースを引きずりながら観光することにした──という経験がある人も多いのではないでしょうか。
そんな荷物の問題を解決してくれる存在として最近、旅行者の間で重宝されているサービスがあります。
それが、「ecbo cloak(エクボクローク)」。
2017年のリリース以降、国内の旅行者のみならず外国人観光客の利用者も増えてきており、2019年1月にはスマートフォンアプリ版も登場。まだ地域は限られますが、北は北海道、南は沖縄まで利用可能エリアが広がりつつある、今注目の荷物預かりサービスです。
目次
「ecbo cloak」とは
「荷物預かりサービス」を謳うecbo cloakですが、そのシステムは少し独特。特定の場所に専門の店舗があるというわけでありません。
ecbo cloakの大きな特徴は、「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」をつなぐ、シェアリングサービスであること。街中のカフェやレンタサイクル店など多種多彩な店舗が「荷物を預かる場所」として名乗りを上げ、コインロッカー代わりとなってくれるのです。
ユーザー側はコインロッカーの空き状況を気にすることなく手荷物を預けることができ、店舗側は空きスペースを活用して副収入を得ることが可能。リュックやバッグなどは1日300円(税込)、スーツケースは1日600円(税込)から預けることができます。
※料金は店舗によって異なります。
ecbo cloakの使い方
ecbo cloakの使い方は、非常にシンプル。
- アプリ、もしくはwebサイトから荷物を預けたい店舗を探す
- 預ける期間と荷物の数を指定して予約
- チェックイン当日は荷物を預けるだけ
- チェックアウト時も指定時刻に引き取るだけ
このように、お手軽かつスムーズに荷物のやり取りができるサービスとなっています。
予約は旅行当日でも可能となっており、支払いはクレジットカードから簡単決済。お店とのやり取りは「預けて、引き取る」だけでOKという、とても簡潔な仕組みになっています。そのシンプルさが、外国人観光客のあいだでも評判となっているのかもしれませんね。
2019年4月現在、ecbo cloakを利用できるエリアは、東京・大阪・京都・福岡・北海道・沖縄・神奈川・愛知など。各地のJRの駅構内や街中の郵便局でも使うことができ、ますますサービスが拡大していくことが予想されます。
ついにスマホアプリが登場!
そんなecbo cloakにも、ついにスマートフォンアプリが登場。
iOSとAndroidのどちらにも対応しており、ダウンロードと会員登録はもちろん無料。使いやすいようにUIや検索機能が搭載されており、アプリのレビューを見ても「Webよりもずっと使いやすく、動作が軽い」などと評判です。
今後はさらなるサービス拡大に加えて、新機能の追加も検討しているというecbo cloak。次の休暇に遠出する際には、旅先で利用してみてはいかがでしょうか。
※本記事の内容は、2019年4月17日現在の情報です。