WiMAXと格安SIMの併用とは?メリットや注意点、おすすめの人についても解説

WiMAXと格安SIMの併用とは?メリットや注意点、おすすめの人についても解説

スマホの選択肢として格安SIMがすっかり定着した昨今ですが、「通信制限を気にせず使える無制限プランがいい、でも月額料金はなるべく抑えたい!」というワガママな本音は、今も昔も変わりません。

とはいえ、現在は通信サービスの選択肢も多種多様。スマホをどれだけ使うかも十人十色です。なかなか「これ!」という正解に出会えていない人も多いはず。

今回取り上げるのは、そんな正解を探している人の参考になるかもしれない選択肢の1つ。それが、WiMAXと格安SIMを併用する「2台持ち」です。

「2台持ち」と聞くと、かえって毎月の出費が増えそうなイメージがありますよね。しかし、本当に料金は高くなってしまうのでしょうか?また、具体的にどんな点に注意して選べばいいのか、そのカラクリを順を追って解説します。

WiMAXとは

WiMAX(ワイマックス)とは、独自の無線通信規格を用いた高速インターネット接続サービスの総称です。

現在は「WiMAX +5G」が主流となっており、KDDIのau 5G回線やau 4G LTE回線も併用することで、広い対応エリアと快適な通信速度を実現しています。

WiMAX回線の最大の特長は、工事不要で、届いたその日から家でも外でも無制限に近いデータ通信ができること*1。光回線のように開通工事を待つ必要がないため、引越しが多い方や、外での作業が多いクリエイター、ビジネスパーソンから重宝されています。

  1. スタンダードモード(800MHz非対応)の場合。大量利用では混雑時に速度制限する場合があります。サービスエリア内に限ります。電波が伝わりにくい場所では、ご利用いただけない場合があります。

格安SIMとは

格安SIMとは、その名のとおり月額料金が極めて安いSIMカード、またそれを使ったサービスのことを総合的に指します。ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアから通信網を借り受けてサービスを提供する、「MVNO(仮想移動体通信事業者)」などが提供するサービスです。

格安SIMサービスは、大手キャリアから通信回線を借り、基地局のメンテナンスなど諸々のコストを抑えることで安い料金を実現しています。そのため、大手キャリアから乗り換えるだけで、通信料の大幅なコストダウンが期待できるのが大きな魅力です。

他方で最近は、大手キャリアが展開するオンライン専用プラン(ahamo、povo、LINEMO)なども、広義の「格安プラン」として定着しています。

WiMAXと格安SIMを2台持ちするメリット

では、そんなWiMAXと格安SIMの2台持ちには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

最大のポイントは、「たっぷり使えるWiMAX」×「格安SIMの最安プラン」の掛け合わせにあります。利便性を犠牲にすることなく、トータルの通信費用を最適化できるのが最大のメリットです。

普段のデータ通信はWiMAXに集約できるので、スマホの通信制限への不安も和らぐのではないでしょうか。また、メイン回線がつながりにくい場所では、格安SIMをサブ回線として利用できるほか、音声通話の機能もそのまま維持できます。

「2台持ち」と聞くとコスト面がネックに思われがちですが、格安SIMが非常に安価であるため、トータルの出費は抑えられます。大手キャリアの無制限プランと比較しても、目に見えて通信費を抑えられるケースが多く、2台持ちは十分に選択肢になり得る、というわけです。

WiMAXのメリット

先に2台持ちのメリットを説明しましたが、ここからは「WiMAX」が持つ強みを見ていきましょう。

WiMAXを導入することで得られるメリットは多岐にわたりますが、特に「通信の快適さ」と「使い勝手の良さ」においては、固定回線やスマホのテザリングにはない強みを持っています。具体的には、以下の3つのポイントが挙げられます。

  • データ容量の実質無制限*2利用が可能
  • 5G対応で、光回線に匹敵する高速通信
  • 最大10〜30台以上のデバイスを同時接続できる拡張性
  1. スタンダードモード(800MHz非対応)の場合。大量利用では混雑時に速度制限する場合があります。通信モードの詳細はこちらをご確認ください。

メリット①「無制限でインターネットが利用可能」

かつて、WiMAXのモバイルルーターには、「3日間のデータ通信量が10GBを超えた場合、速度制限を設ける」という制限がありましたが、現在のWiMAX +5Gにはこのような制限はありません*3。一定期間内に大量のデータ通信の利用があったり、ネットワークの継続的な高負荷などが発生した状況では、速度制限する場合もありますが、YouTubeの4K動画視聴や、ゲームアプリのダウンロード、クラウドへのデータバックアップなども、WiMAXならギガ残量を気にすることなく行えます。

  1. プラスエリアモードの月間データ通信量の合計が30GBを超えた場合、当月末までプラスエリアモードでのデータ通信速度を128kbpsに制限いたします。その際もスタンダードモードのご利用には制限はかかりません。プラスエリアモードでのご利用のあった月にプラスエリアモードオプション利用料1,100円/月がかかります。

メリット②「高速の通信速度」

以前から「高速回線」として一定の評価を得ていたWiMAXですが、WiMAX +5Gの導入により、通信速度は飛躍的に向上し、下り最大4.2Gbps*4もの高速通信を実現しました。

オンライン会議が途切れないのはもちろん、高いリアルタイム性が求められるオンラインゲームでも十分に活躍してくれます。「モバイル回線は遅くて不安定」というイメージは、払拭されつつあると言えるでしょう。

  1. 5G SA対応の「ギガ放題プラスS」プランでデータ端末L13利用時。下り最大4.2Gbpsは5Gの一部エリアでの提供です。上り最大速度は286Mbpsとなります。最大通信速度はご利用機器、提供エリアの対応状況により異なります。また電波の状態、ネットワークの混雑状況により通信速度が低下します。

メリット③「複数端末での利用が可能」

WiMAXの専用ルーターは、一度にたくさんのデバイスを接続しても安定した通信環境を維持できます。スマホのテザリング機能の場合、どうしても発熱したり不安定になったりする可能性がありますが、WiMAXルーターは発熱もなく、優れた安定性を備えています。

最新のモバイルルーターなら最大48台、ホームルーターなら32台の同時接続が可能。自分のスマホ、パソコン、タブレットはもちろん、自宅なら、家族の端末やスマート家電までまとめて接続できます。

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WiMAXと格安SIMを2台持ちする際の注意点

以上のようなメリットがあるWiMAXですが、格安SIMと併用するにあたっては、いくつか押さえておきたい注意点があります。

2台持ちを考えている方は、4つのポイントをチェックしておきましょう。

  • それぞれ個別に設定・申し込みをする必要がある
  • 通信量と別に通話料がかかる
  • ルーターの持ち運びが必須になる
  • スマホとルーターそれぞれの充電が必要になる

注意点①「それぞれ個別に申し込み・設定をする必要がある」

2台持ちのハードルとしてまず思い浮かぶのが、「窓口が2つになる」という事務的な問題です。

WiMAXと格安SIMを併用するにあたっては、WiMAXプロバイダと格安SIM事業者のそれぞれに申し込みをしなくてはなりません。また、初期設定においても、WiMAXのWi-Fi設定と格安SIMのAPN設定の両方を行う手間が発生します。

とはいえ、申し込みと初期設定は最初のひと手間に過ぎないので、日常利用において面倒な作業が発生するわけではありません。そのような意味では特段意識するものではありませんが、申し込みと同様、解約の際にも2つの窓口で手続きが発生することは覚えておきましょう。

注意点②「通信量と別に通話料がかかる」

普段使いにおいて気をつけたいポイントとしては、音声通話時に発生する通話料金の存在があります。

格安SIMの低容量プランは、通話料が「22円/30秒」のように従量制になっているケースが多くなっています。WiMAXで無制限に近いデータ通信ができるからと言って、スマホでの電話料金が安くなるわけではないのでご注意ください。

もし仕事などで頻繁に電話をかけるのであれば、格安SIM側で「かけ放題」のオプションを追加しましょう。あるいは、LINEやDiscordなどのアプリを使った音声通話なら「データ通信」の扱いになるので、通話の際にはなるべくそちらを利用するのもひとつの手です。

注意点③「ルーターの持ち運びが必須になる」

「2台持ち」という言葉のとおり、スマホだけでなく、WiMAXのルーターを普段から持ち歩く必要があります。

最近のモバイルルーターは小型化が進んでいて、重量もそこまで重くはありません。とはいえ、服のポケットに入れると結構な存在感があります。

バッグの中に入れるのであれば気にならないかと思いますが、「手ぶらで外出したい」「バッグを持ち歩きたくない」という方にとっては、扱いの難しい「荷物」となり得るのがモバイルルーターです。また、外で出して使う場合は、置き忘れにもご注意ください。

注意点④「スマホとルーターそれぞれの充電が必要になる」

スマホとルーターの2台を使うということは、「管理するバッテリーも2つになる」ということ。日頃からスマホのバッテリー残量を意識している人は多いかと思いますが、意識するべき「バッテリー」が、もう1つ増えることになります。

たとえスマホの充電に余裕があったとしても、WiMAXルーターの充電を忘れてしまうと、外出先で高速通信が使えない事態に陥ります。ルーターは使い続けるとそれなりに電力を消費するため、スマホ同様にバッテリー残量は日頃から意識する必要があります。

丸一日外出する場合は、モバイルバッテリーもセットで持ち歩くのが無難だと言えるでしょう。荷物は増えますが、モバイルバッテリーがあればスマホとルーターのどちらの充電が切れても対応できるので、普段から持ち歩くことをおすすめします。

WiMAXと格安SIMの2台持ちがおすすめな人は?

では、ここまでの特長を踏まえると、WiMAXと格安SIMの2台持ちはどのような人におすすめできるのでしょうか。

まず挙げられるのが、「大手キャリアの無制限プランを契約しているが、月々の通信費を減らしたい」と考えている人です。

前半にも説明しましたが、この2台持ちは、「無制限に通信可能なWiMAX × 格安SIMの最小プラン」の掛け合わせです。大手キャリアの無制限プランは家族割などがないと高額ですが、この併用なら安く収められる。それが、2台持ちの一番の魅力だと言えます。

また、現時点でスマホのデータ制限に悩んでおり、追加チャージを繰り返しているということでしたら、通信量を気にすることのないWiMAXに切り替えることで安上がりに済む可能性があります。

あるいは、「無制限のデータ通信+電話」の環境を安く手に入れられるという意味では、固定回線の工事ができない一人暮らしの方にもおすすめです。

WiMAXと格安SIMの2台持ちがおすすめできない人は?

逆に、以下のような方は2台持ちにすると、かえって不便さや割高感を感じてしまう可能性があります。

  • 外出時に荷物を増やしたくない人
  • 自宅にすでに光回線があり、外出先ではあまり通信しない人
  • 超低遅延環境が必須のオンラインゲーマー

まず、注意点③でも説明したように、物理的にモバイルルーターは荷物になります。外出先で動画を長時間見るわけではなく、SNSを少しチェックする程度の使い方をしているということでしたら、格安SIMの契約プランを見直すだけでも事足りるでしょう。

また、「FPSなどのオンラインゲームを自宅でプレイする」という利用シーンでは、モバイル回線であるWiMAXは一瞬のラグや接続の不安定さが影響してしまう可能性があるかもしれません。

すでにWiMAX対応ルーターをお持ちなら「SIMのみ契約」という選択肢も

もし以前使っていたWiMAX +5G対応のルーターが手元にあるなら、新しくルーターを購入せず「SIMカードのみ」の申し込みで初期費用を抑える方法もあります。詳細が気になる方は、こちらの記事をご覧ください。

WiMAXはSIMのみ契約できる?手順と注意点を解説!

まとめ

「無制限に近い通信が可能なWiMAX」と「格安SIMの最小プラン」を組み合わせることでトータルの通信費用を抑えられる、WiMAXと格安SIMの2台持ち。

管理の手間や充電の配慮といった小さなハードルはありますが、「大手キャリアの無制限プランを契約しているけど、もっと月々の通信費を減らしたい」と考えている人には適した選択だと言えるでしょう。

WiMAXを取り扱っているプロバイダもさまざまですが、長年にわたる通信事業の実績を持つBIGLOBEが提供する「BIGLOBE WiMAX +5G」がおすすめです。

通信品質はもちろんサポートも充実!最低利用期間や契約解除料もないので、気軽にはじめられます。おトクな特典も用意されていますので、ぜひご検討ください。

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Contributor けいろー

フリーライター。ネット大好きゆとり世代。趣味のブログをきっかけに依頼をもらうようになり、勢いで独立。書評・アニメ・グルメ・旅行など何でもござれ。
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