WiMAXは、快適な速度でインターネットを楽しむことができるはずなのですが、「速度が遅いような…?」「思ったより速度がでない」ということがありませんか?

そんなときは、まず以下のことを試してみてください。

  • WiMAXを再起動する
  • WiMAXのモバイルWi-Fiルーターを窓際に設置する
  • 家電やBluetooth機器から遠ざける
  • 金属やコンクリート、水槽など電波を遮る可能性のある障害物との距離を置く

上記で解消できれば、WiMAXに何らかの不具合があった、または設置環境が良くなかったということ。ですが、これでも解消しないことがあります。以下で、WiMAXが遅くなる原因と対処法についてもう少し詳しく確認していきましょう。

WiMAXが遅いときの3つの原因と対処法をみてみよう

WiMAXが遅いときの原因は、主に3つの要因で切り分けて考えることができます。

3つの要因とは、

  1. WiMAXの電波
  2. 設置環境
  3. ルーターやスマホなど端末

1から3の順番で原因を探ることで、原因の解明がしやすく、問題がスムーズに解消できます。

以下で、3つの原因とそれぞれの対処法についてみていきましょう。

WiMAXが遅いときの原因①WiMAXの電波

まずは、WiMAX自体の電波が原因になっていないかチェックしてみます。具体的には、以下のような原因が考えられます。

  • サービス対象エリアから外れている
  • 通信障害が発生している
  • 回線が混雑している
  • 速度制限にかかっている(5G以外の方のみ対象)

以下で原因と対処法をそれぞれ確認していきましょう。

1.サービス対象エリアから外れている

引っ越しや外出などで、使用場所がいつもと違う場合は、サービス対象エリア外、ということも考えられます。

サービス対象エリアから外れているかどうかは、公式サイトで確認しましょう。「スタンダードモード」に「プラスエリアモード」のオプションを追加すると、利用できるサービス対象エリアが広がります。契約プランとそれに一致するサービス対象エリアを確認するようにしましょう。

WiMAXサービスエリアの確認はこちら

2.通信障害が発生している

メンテナンスや通信障害で電波が遅いこともまれにあります。この場合も、契約しているWiMAXの公式サイトで、メンテナンス情報や通信障害のお知らせを確認してみましょう。

3.回線が混雑している

夜間帯など混雑しやすい時間帯は回線が混雑しているため、速度が遅いということも。その場合は、混雑時間を避けるのも一つの方法です。どうしても夜間帯など混雑しやすい時間帯に使用しなければならないのであれば、利用する場所を変えたり、他のインターネット回線に変えることも検討してみましょう。

4.速度制限にかかっている

一定期間内に大量のデータ通信の利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります。

対処法として、速度制限の状況確認をします。確認方法は、契約しているWiMAXによって変わります。例えば、メール通知サービスやデータ通信量の確認ページでチェックすることができます。

BIGLOBE WiMAX +5Gの通信速度・速度制限についてはこちら

WiMAXが遅いときの原因②設置環境

WiMAXが遅いときの原因として、次に多いのが設置環境が原因となっている場合です。例えば、以下のような原因が挙げられます。

  • WiMAXと接続する端末の距離が遠い
  • 障害物がある
  • 電波干渉を受けている
  • 接続台数が多すぎる

以下で原因と対処法をそれぞれ確認していきましょう。

1.WiMAXと接続する端末の距離が遠い

単純に、WiMAX本体と接続したい端末の距離が遠すぎると、電波の受信感度が悪くなり、接続しにくかったり遅くなったりします。

接続する端末の距離が原因で遅くなっている場合は、WiMAXの置き場所を移動させてみて、電波状況を探ってみましょう。もし、一軒家やマンションの端の部屋から端の部屋などで、1台のWiMAXでは電波の届く範囲がカバーできない場合は、「中継機」や「メッシュWi-Fi対応ルーター」を使用するといいでしょう。

2.障害物がある

WiMAXの電波を遮る障害物となるのは、コンクリートや壁はもちろんですが、金属や水槽、木製の棚やパーティションも考えられます。

対処法としては、障害物となり得る家電製品や、壁、金属、パーティション、水槽や花瓶など水分の多いものをできるだけ避けて設置してみましょう。

3.電波干渉を受けている

WiMAXは「2.4GHz」と「5GHz」の2種類の周波数帯を使用しています。電子レンジなどの多くの家電製品は、2.4GHz帯を使用しており、電波干渉が発生しやすくなっています。

周波数帯による電波干渉が起こっている場合は、WiMAXを「5GHz」でデバイスと接続すると電波干渉を避けることができます。

4.接続台数が多すぎる

その他、単純にWiMAXに接続するデバイスの台数が多いため、速度が遅くなるということも考えられます。接続台数が多すぎて遅くなっている場合は、同時接続台数が多いルーターを使用してみるのもひとつです。

WiMAXが遅いときの原因③WiMAXやスマホなど端末

WiMAXが遅いときの原因に、WiMAXやスマホなどの端末が原因となっているケースがあります。例えば、以下のようなことが挙げられます。

  • ルーターやデバイスの不具合
  • ルーターの設定や性能
  • デバイスのCPU性能が低い
  • デバイスのOSが古い

以下で原因と対処法をそれぞれ確認していきましょう。

1.ルーターやデバイスの不具合

まずは、そもそものルーターやデバイスの不具合で遅くなっている、ということがあります。

不具合で遅くなっているときは、まずすべての端末を再起動してみましょう。一度電源をオフにして1分ほど待ち、再び電源を入れます。端末になんらかの一時的な不具合が起こっていた場合は、再起動で問題を解消できることがほとんどです。

2.ルーターの設定や性能

ルーターの設定や性能によって遅くなっている、ということも。例えば、省電力設定になっている、機器の通信性能が低いことが原因となっているケースです。

機器の通信性能については、例えばWi-Fi6対応ルーターに、Wi-Fi6非対応デバイスを使用しても、せっかくのWi-Fi6の機能が活かせません。ルーターがWi-Fi6非対応で、デバイスがWi-Fi6対応であっても同様です。

対処法として、ルーターの省電力モードが影響していそうであれば、設定を解除してみます。電波干渉が起こっている場合は、周波数帯の自動切り換えをオンに設定してみましょう。機器の通信性能が低い場合は、機器の買い替えを検討する必要がありそうです。

3.デバイスのCPU性能が低い

ルーターに接続するデバイス自体のCPU性能が低いと、インターネットサイトの読み込みが遅くなることもあります。対処法として、CPU性能が十分ではない場合は、機器の買い替えを検討しましょう。

4.デバイスのOSが古い

また、デバイス自体のOSが古い場合も、インターネットサイトの読み込みが遅くなることがあります。デバイスのOSが古い場合は、最新にアップデートしてみましょう。

WiMAXを快適に利用しよう!

家でも外でも使用できるWiMAXがあれば、いつでもインターネット通信が快適になります。WiMAXが遅い、というときは3つの原因で切り分けてチェックしてみると、問題解消までがスムーズ。WiMAXの速度が遅いと感じたときに、ぜひ参考にしてみてください。

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