スマートフォンで動画などを見るとき「もう少し画面が大きければ……」と思うこともあると思います。タブレットなどを持っていない人はなおさらでしょう。そこでおすすめしたいツールがスマホ拡大鏡です。
実はスマートフォンの画面の画素数は、PCやタブレットと遜色ない緻密さがあります。そのため、性能のよい拡大鏡があれば、タブレットサイズに拡大しても見栄えはかなりよいのです。
そこで今回は、スマホ拡大鏡を実際に使って検証してみました。
目次
スマホ拡大鏡とは
スマホ拡大鏡とは、簡単に説明するとスマホ用ルーペのようなものだといえます。スマホの画面をレンズで拡大して、タブレット大のサイズで目視できる商品です。
スマホの画面をタブレットのディスプレイ程度の大きさで見られるようになるため、動画やWEBサイトの閲覧がしやすくなります。また、軽くて薄いため可搬性がよく、電源も不要なので、いつでもどこでも気軽に利用できるでしょう。
今回は、MAXKUの14インチ スクリーンアンプ スマホ拡大鏡スタンドという商品を購入しました。
開封すると、黒いタブレット大の薄いツールが出てきます。
背面にはツールを斜めにするための爪が付いており、お好みに応じて立てるかどうか決められるようです。スマホ拡大鏡を水平におきたい人は爪を収納し、自分の目線にあわせて少し斜めに置きたい人は爪を出しておくとよいでしょう。
取っ手のような部分を引っ張ると、スマホの画面を拡大するための巨大なレンズが出てきます。
レンズを引き出し、スマホを設置するための台を引っ張れば、利用可能な状態です。レンズの大きさは14インチと書かれていましたが、実寸は横25.2cm×縦14.9cmでした。
今回は、iPhone SE(第二世代)で試してみました。
実際に使ってみた印象
左側が実際の縮尺で、スマホの画面とレンズのサイズにかなりの差があることがわかると思います。右がスマホを設置したもので、写真ではわかりづらいのですが、実際に肉眼で見ると、レンズ大の大きさでスマホの画面をみることができます。
使ったところを、動画に撮ってみました。
Webサイトも確認してみましたが、字はかなり大きくて見やすくなる印象を受けました。
ただし、スマホを設置する場所が奥まった場所になるので、操作が若干しづらい点はデメリットだといえるでしょう。
そのため、動画サイトの閲覧やウェビナーなど、視聴中の操作があまり必要ないコンテンツの利用に適している印象です。
無電源で使えるので、長時間のライブやセミナー、授業ではとても役に立つと思います。
手軽で見やすいが弱点もある
今回はスマホ拡大鏡を購入して検証してみました。普段使っている小さな画面に比べると、字や映像が大きくなり、見やすくなることは間違いないでしょう。
ただし、レンズの透明度が若干クリアでない点や、凸レンズ特有の画面の歪みがあるため、直接スマホの画面でみるような高精細な画像や映像の印象が薄れる点は否めないでしょう。
とはいえ、手軽に使えて、値段も2,000円程度とそれほど高くないので、興味がある方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。