docomo,Softbank,auに次ぐ第四のキャリアとして楽天がサービスを開始しました。「格安SIMの楽天モバイルとはどう違うの?」「サービスの詳しい内容が知りたい」と気になっている方も多いでしょう。
そんな方のために、「MVNO(格安SIM)との違い」「料金とプラン内容」「お得な契約キャンペーン」などを調査しました。
目次
キャリアプラン「Rakuten UN-LIMIT」のサービス内容
では、さっそく新サービスの詳細を見ていきましょう。
楽天のキャリアプランは、その名も「Rakuten UN-LIMIT」。一体どんなサービスなのか、主な内容を紹介していきます。
楽天回線の利用でデータ容量無制限に
四つ目のキャリアとして楽天は、自前の「楽天回線」の提供を始めました。このプランの目玉は、「対象エリア内での楽天回線の利用中はデータ容量無制限」というもの。楽天回線に繋がっている間、容量に制限がかかりません。
なお、楽天回線の対象エリア外では、パートナー回線(au回線)に接続され、こちらは月5GBの制限があります。
専用アプリの利用で国内通話・一部海外通話が無料
専用通話アプリ「Rakuten Link」の利用で、国内通話・一部海外通話が無料になります。Rakuten Linkを利用した際の通話料無料範囲は以下のとおり。
RakutenLink同士 | 国内・海外問わず無料 | |
RakutenLink以外 | 国内通話 | 0円 |
海外→日本への通話 | ||
日本→海外への通話 | 国・地域別従量課金 | |
海外→日本への通話 |
なお、従量課金の場合も、月額980円のかけ放題オプション利用できます。通話料金・かけ放題オプションの詳細はRakuten UN-LIMITの公式サイトで確認できます。
料金プランは月額2980円のみ
料金プランは月額2,980円のプラン一点のみ。シンプルで分かりやすい料金形態です。
一年間利用料金無料!お得に契約できるキャンペーンも
現在、新規契約者増加のため、「一年間料金無料」「楽天ポイントバック」など様々なキャンペーンを実施しています。
一年間プラン料金無料キャンペーン | プラン料金が契約から1年間無料 ※オプション料金・機器購入代金などは別途 |
事務手数料分の楽天ポイント還元 | 申し込み後Rakuten Linkを利用すると3,300ポイント還元 |
オンライン契約で楽天ポイントプレゼント | オンラインからの契約とRakuten Linkの利用で3,000ポイントを付与 |
対象機器購入で楽天ポイントプレゼント |
・新規契約 ・乗り換え ・楽天モバイル(格安SIM)からの移行 のいずれかでUN-LIMITを契約し、対象のスマホを購入すると最大で14,500ポイントを獲得可能 |
キャンペーン詳細はRakuten UN-LIMITの公式サイトで確認できます。
現在楽天回線の対象エリアは限定的
楽天のキャリアプランには、「現状では楽天回線の対象エリアが限られる」という弱点があります。2020年4月現在、回線を利用できるのは東京・大阪・名古屋など一部の都市のみ。それ以外のエリアではパートナー回線(au回線)の対象エリアとなります。
なお、今後基地局が増加することで楽天回線を利用できる範囲は拡大するとのことです。お住まいのエリアで楽天回線を利用可能かは公式サイトにてご確認ください。
MVNO(格安スマホ)の楽天モバイルとの違い
MVNOは、自社で通信用の基地局を持たず、MNO(キャリア)の回線を間借りしてサービスを提供する業者です。従来の楽天モバイルはMVNOでした。
今回、楽天はMNOの一つとしてサービスの提供を開始しています。自前の回線を持つようになったため、いわゆる「キャリア」の一つとなりました。
楽天モバイルから楽天回線への移行方法
MVNOの楽天モバイルを使っていたユーザーも、従来のMVNO契約に加え、UN-LIMITへの移行も選択できるようになりました。
UN-LIMITへの具体的な移行方法は「現在使っているのが通話SIMかデータSIMか」で異なります。
現在契約中のSIM | 移行方法 |
通話SIM |
MNP予約番号は取得不要 ・メンバーズステーション ・楽天モバイルのショップ から移行が可能 |
データSIM | 一度解約した後、UN-LIMITへ申し込みが必要 |
海外通話が多い場合はおすすめ!楽天回線エリアの拡充に期待
現状、Rakuten UN-LIMITは海外通話が多い人におすすめできます。国際通話は通話料が割高になりやすいため、節約できるのは大きなメリットです。
一方、2020年4月現在、目玉の「データ容量無制限」は今一つという印象。データ容量無制限の楽天回線が利用できるエリアは首都圏の一部のみです。地方住まいだと、しばらくは5GBのau回線と考えた方が良いでしょう。
始まったばかりのサービスのため、今後の基地局の増加に期待したいところです。