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光回線の光電話とは?メリットやデメリットを解説!

光回線の光電話とは?メリットやデメリットを解説!

現在のインターネット回線の主流といえば、光回線ですよね。光ファイバーを介して高速通信を行う通信回線ですが、同様に「光」を含んだ関連サービスとして、「光電話」の存在があります。光回線の契約時に、プロバイダや光コラボ事業者から勧められた記憶のある人もいるかもしれません。

 

単語としてはよく耳にする光電話ですが、実際のところはどのようなサービスなのでしょうか。なんとなく「光回線を使った電話サービス」というイメージがまず浮かびますが、通常の電話とはどのような違いがあるのでしょうか。また、光電話に切り替えるとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。本記事では、「光電話」の基本を解説します。

よく聞く「光電話」って何?

光電話とは、光回線を利用して音声通信を行うサービスのこと。冒頭でも触れたとおり、ずばり「光回線を使った電話サービス」ですね。基本的な認識としては、そう覚えておいても問題ないかと思います。

 

光電話について詳しく説明する前に、「光回線」について改めて確認しておきましょう。

 

光回線とは、光ファイバーと呼ばれる細いガラスの繊維を通じて、光信号でデータを送受信する通信回線を指します。従来の回線よりも高速かつ安定性が高いことが特徴で、現在は一般にも広く普及しています。

 

そんな光回線ですが、インターネット通信のためだけに使われているわけではありません。テレビや電話などでも活用されており、「光電話」や「光テレビ」といった名称でサービスが展開されています。今回は、そのうちの「光電話」について見ていきましょう。

「光電話」と「ひかり電話」は別物?

ところで、光回線サービスについて調べていて、「光電話」「ひかり電話」「光でんわ」といった異なる表記を見かけたことはありませんか?

 

一見すると単なる表記ゆれ(表記が統一されずに複数存在するが、意味は同じ状態)のようにも思えますが、実はそうではありません。

 

たとえば、おそらく目にする頻度が高いと思われる「ひかり電話」は、NTT東日本・西日本が提供する、フレッツ光を利用した電話サービスのこと。「光でんわ」は、また別のプロバイダが提供する電話サービスを指すものです。

 

つまり、これらは表記ゆれではなく、それぞれが別のサービスなのです。以下、この記事では、一般名称としての(サービス名ではない)「光電話」について解説していきます。

 

余談ですが、フレッツ光を利用した電話サービスは「ひかり電話」ですが、ビッグローブ光が提供する電話サービスの名称は「ビッグローブ光電話」、ドコモ光が提供する電話サービスの名称は「ドコモ光電話」だったりします。覚えようとするとこんがらがってくるので、「サービス名によって表記が違うんだな」くらいの認識で大丈夫でしょう。

光電話の仕組みは? 普通の固定電話とは違うの?

前の項目で「光回線」の仕組みについて簡単に説明しましたが、では「光電話」はどのように音声通信を実現しているのでしょうか。

 

光信号を用いて通話が行われる光電話は、従来の電話回線とは異なる仕組みで動作しています。光回線の仕組みの補足説明的な内容となりますが、もう少し詳しく見てみましょう。光電話では、大きく分けて以下のような流れで音声通話を実現しています。

1. 音声をデジタルデータに変換する

電話機に向けて発せられた音声を、まずは光回線に適したデジタルデータに変換します。変換された音声は「パケット」という小さな単位に分割され、光回線へと送信されます。

2. 光回線でデータを送受信する

分割された音声データは、光ファイバーを通じて光信号として送受信されます。光信号は電気信号よりも高速で大容量のデータを伝送できるほか、ノイズや減衰の影響を受けにくいという特徴も持っています。

3. デジタルデータを音声に復元する

分割送信されたデータが相手の電話機に届くと、再び音声に復元されます。ここで復元された音声が「声」として電話機のスピーカーから出力されることで、通話を実現しているわけです。

光電話のメリット

では、従来の電話と比べたときに、光電話にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

「通話」と言えば、以前からリアルタイムで行われていた通信手段ですので、今更インターネット回線のように「速さ」を実感できるようなシーンはほとんどありません。ですが、それでも光電話ならではのメリットとして、以下の3点が挙げられます。

メリット1「月額使用量と通話料が安い」

「光電話って高いんじゃないの?」と思っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はその逆。プランによって月額料金は異なりますが、光電話全般の傾向として、「通話料は従来の電話よりも安い」という特徴があります。

 

その理由はシンプルで、ずばりインターネット回線を利用しているから。従来の固定電話は通話相手との距離によって通話料が変動しますが、光回線を利用している光電話は全国一律となっています。同じ市内に住んでいる相手との通話でも、光電話のほうが安価です。

 

また、契約しているプロバイダやプランによっては、基本料金や通話料が無料になるケースもあります。「こういう場面や用途でなら固定電話よりも安い」という条件付きの話ではなく、基本となる月額料や通話料からして「安い」ことが、光電話の大きなメリットだと言えるでしょう。

メリット2「従来の電話番号をそのまま使える」

従来の固定電話から光電話に切り替える際に、電話番号を新たに取得する必要はありません。それまで使っていたのと同じ電話番号を、そのまま光電話の番号として利用できます。切り替える際の手間がかからないのは、地味ですが嬉しいポイントですよね。

メリット3「固定電話の番号を持てる」

他方で、もし固定電話の番号を持っていなかった場合は、光電話の契約時に電話番号を取得できます。

 

固定電話は、現在は利用シーンが減りつつある連絡手段ですが、ビジネスシーンでは固定電話の連絡先があれば信頼感につながるケースもありますし、FAXを使う人もいるかもしれません。それでいて契約に手間がかからず、光回線とあわせて利用できる点は、決して小さくないメリットだと言えるでしょう。

光電話のデメリット

以上のようなメリットもある光電話ですが、デメリットがまったくないわけではありません。下記の注意点もあらかじめチェックしておきましょう。

デメリット1「停電時に通話できない」

光電話の欠点としてよく挙げられるのが、停電時には使えないこと。大本となる光回線が電力なしには利用できないため、停電時は通話ができなくなります。そもそも光回線と接続している機器にも電源が必要ですので、停電時には動作しません。

 

とはいえ、電源が必要な電話機を使っている場合、停電によって停止するのは、固定電話も光電話も同様です。古くからのアナログ電話以外には共通する「電化製品のデメリット」とも言えますので、そこまで大きな問題ではないかもしれません。

デメリット2「光回線の工事や契約が必要」

光電話は光回線の関連サービスとして提供されているため、利用するには光回線の契約が必須です。そのため、初めて光回線を利用する場合は、光ファイバーを自宅まで引き込むための回線工事が必要になるケースもあります。

 

工事のための時間や費用がかかること。また、光回線の契約手続きの手間がかかること。いずれにせよサービスを利用するためには必要な過程ではありますが、捉え方によってはデメリットになるかもしれません。

光電話は契約したほうが良い? 契約の方法と手順もチェック!

ここまでに説明してきたような特徴を持つ光電話ですが、実際のところ、固定電話から切り替えてでも契約したほうが良いのでしょうか。

 

当然、電話の利用状況はご家庭によっても異なるでしょうし、新たに光回線を契約するのが面倒に感じる人も多いと思います。しかし一方で、「通話料が安くなるなら……」と、節約のために光電話を検討したことのある人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

光電話を導入することによって得られる恩恵が多いのなら、検討する余地は十二分にあると言えます。最後に、光電話の契約方法をざっとまとめましたので、導入に前向きな人はもちろん、まだ悩んでいる人も参考にしていただけましたら幸いです。

 

光電話の契約の流れは、ざっと以下の3ステップに分けられます。ちなみに、これは光回線の契約の流れともほぼ同じですので、光回線サービスの契約から考えている方は以下のページもあわせてチェックしてみてください。

 

実家がまだ光回線じゃない?光回線導入の手順とメリットとは

 

(※すでに光回線を利用している場合は、プロバイダが提供している光電話サービスに申し込めばOKです)

1. 光回線のプロバイダを選ぶ

光電話を契約するにあたって、まずは光回線のプロバイダを選びましょう。

 

各社が用意しているさまざまなプランを比較検討するのは大変ですので、自分が何を重視するのかを決めてから、絞っていくのがおすすめです。料金の安さや通信の安定性、利用目的のほか、キャンペーンや特典なども考慮しながら見ていきましょう。

 

料金を安くおさえたい人は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

家計にやさしい光回線の選び方とは?相場や値段を安く抑えるコツ

2. 光回線と光電話サービスの契約手続きをする

プロバイダを決めたら、光回線と一緒に光電話サービスの契約・利用手続きを行います。

 

必要な情報を書類に記載して申し込むだけですので、それほど手間もかからず、スムーズに進められるはず。契約内容はしっかりと確認しつつ、利用できるキャンペーンがある場合は条件をチェックして、割引などが適用されるようにしましょう。

3. 開通工事を行う

契約手続きとあわせて工事の日程を決定し、回線の開通工事を後日行います。この工事の際に、光電話を利用するための機器も設置してもらいます。

 

物件によってはすでに光ファイバーが引き込まれていることもありますが、基本的には回線工事をする必要があります。日程は数週間から1ヶ月程度先が目安となり、当日は工事に立ち会う必要もあるため、あらかじめスケジュールを抑えておきましょう。

 

開通工事が完了したら、初期設定をして、光回線と光電話を使えるようになります。お疲れさまでした!

 

光電話を利用するなら「ビッグローブ光」がおすすめ!

 

通話料の安い光電話は、すでに光回線を利用している人にとっては、手軽に節約に繋げられるポイントの1つと言えます。

 

また、光回線を導入していないご家庭では、通信量や通話料をまとめて安くおさえられる可能性もあります。「そろそろ光回線にしてみようかな……」と考えたことのある方は、この機会に改めて検討してみてはいかがでしょうか。

 

光回線・光電話にもいろいろなサービスがありますが、安定した速度とリーズナブルな光回線なら「ビッグローブ光」がおすすめです。IPv6*1に対応した「ビッグローブ光電話」も提供しておりますので、光回線とあわせて簡単に申し込むことができます。詳しくはリンク先のページをチェックしてみてください。

 

*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。

 

 

光回線についてもっと詳しく知りたいという方は、
以下の記事も併せてご覧ください。

光回線とは?仕組みや種類、メリット・デメリットや選び方まで徹底解説

Contributor

けいろー

フリーライター。ネット大好きゆとり世代。趣味のブログをきっかけに依頼をもらうようになり、勢いで独立。書評・アニメ・グルメ・旅行など何でもござれ。

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