帰省時にインターネットが使えない!「実家のネット回線問題」はどうすれば?
けいろー
日常的にインターネットを利用している人にとって、出先でのネット回線のつながりやすさは大きな問題。Wi-Fiが使える街中へのちょっとしたお出かけなら問題ありませんが、山間部や地方への旅行の際は、ネット環境を気にかけている人も多いのではないでしょうか。
そんななか、盲点とも言えるのが「実家への帰省」です。
70代以上の世代ではインターネットを使わない人もまだまだ多く、光回線どころか「そもそもインターネットが使えない」というケースも少なくないと聞きます。帰省中は常にスマートフォンでしかネットを使えないとしたら、不便に感じる場面もあることでしょう。
光回線の通っていない実家で仕事をしたり動画を見たりしたい場合は、どうすればいいのでしょうか。ここでは、5つの対処法を紹介します。
1. この機会に光回線を引く
まず考えられるのは、「実家に光回線を引く」方法です。
それまで光回線を引いていなかった理由もさまざまかと思いますが、もし「なんとなく面倒だったから」「必要に感じていなかったら」という理由でしたら、この機会に導入してしまうのがおすすめです。よほどの理由がなければ、親の予算とも相談のうえ、導入をすすめてみましょう。
当然「使う場面がない」「なくても生活できている」という反論があるかもしれません。気持ちはわかりますが、行政の手続きもネットを介して行われるようになり、国を挙げてデジタル化が推進されている今、今後は「ないほうが不便」になる可能性は十分にあります。
あるいは、「ネットによってできるようになること」を示して説得するのも手です。音楽や動画や買い物を楽しんだり、オンライン学習サービスを利用したり、友達とつながれたり。趣味の幅を広げるきっかけにもなるため、むしろ高齢者ほど生活に彩りが生まれるのではないでしょうか。
そのような話をしてみたら、案外「そういえば近所の〇〇さんも最近インターネットを使うようになったとか……」なんて話も出てくるかもしれませんし、まずは気軽に相談してみてください。
光回線を引くなら、帰省のタイミングで工事と導入ができればベスト!
とはいえ、プロバイダ選びから工事まで親に任せようとすると一気にハードルが上がりますので、光回線の導入は自分たちが主導して行うことを推奨します。帰省中に工事に立ち会って、開通と初期設定も一緒に行うことができればベストですね。
1〜2ヶ月前には光回線の手続きを行い、ちょうど帰省中のタイミングで工事が行われるように日程を調整。当日は一緒に工事に立ち会い、終わったら、インターネットの初期設定をしてあげましょう。パソコンやスマートフォンの接続方法なども教えられれば完璧です。
2. モバイルルーターを契約する
実家に光回線を引くのが難しい場合は、モバイルルーターを契約して持って行くのも次点でおすすめの方法です。
「モバイルルーター」とは、持ち歩きができる小型のWi-Fi端末のこと。サイズ感としては、スマートフォンよりもちょっと小さいくらいでしょうか。ポケットに入れて持ち運べる大きさで、パソコンやスマートフォンとWi-Fiで接続してインターネットを使えます。
いつでもどこでも持ち出せる大きさですので、帰省時だけでなく、普段遣いにも適しています。テレワークの機会が多い人や、出先で無料Wi-Fiを探すことなくインターネットを使いたい人は、モバイルルーターがあると便利に感じられることでしょう。
ただし、モバイルルーターを契約すれば、スマホ料金とは別に毎月の通信費が発生します。大容量のデータ通信を行いすぎると速度制限がかかる場合もありますので、契約する際には自分の使い方や予算に合ったプランを選ぶようにしましょう。
3. モバイルルーターをレンタルする
「モバイルルーターを契約するほどではないものの、帰省中だけインターネットが使いたい」という場合は、モバイルルーターをレンタルする方法もあります。「海外旅行ではモバイルルーターのレンタルが必須」なんて話も聞きますが、国内でもレンタルできます。
レンタルサービスは気軽に利用することができ、申し込みから返却までオンラインで完結できます。また、必要な期間だけレンタルできるので、契約や解約の手間もありません。料金も1日あたり数百円から数千円と比較的安く、データ容量無制限のプランもあります。
注意点としては、在庫の問題が挙げられます。モバイルルーターのレンタルサービスは人気があり、希望する機種やプランが品切れになることも。特に長期休みは利用者も増えるため、帰省前にあらかじめ予約をしておきましょう。延滞料金にも注意してください。
4. スマートフォンのギガを増やしてテザリングする
モバイルルーターのレンタルとは別の選択肢として、「スマホで契約する通信容量を増やしてテザリングする」という方法もあります。「ギガを増やす」なんて言う人もいるかもしれません。
「テザリング」とは、モバイルデータ通信ができる端末を利用して、パソコン・タブレット・ゲーム機などをインターネットに接続すること。現在は多くのスマホに搭載されている機能であり、スマホを中継してパソコンなどでネットを使うことができます。
これならモバイルルーターを別途用意する必要がないため、契約などの手間はかかりません。手元のスマホを操作して使えるデータ容量を増やすだけですし、設定も簡単です。
ただ、スマホの通信網を利用した方法ですので、電波状況や混雑具合によっては通信速度が変動します。当然、使いすぎると速度制限がかかる場合もあるため要注意。また、プランによってはテザリング機能が有料の場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
5. 親のスマホにホームルーターのセットプランがないか確認してみる
手間や日程の問題で光回線の導入が難しい場合は、ホームルーターを導入するのもひとつの手です。
「ホームルーター」とは、家庭用の据え置き型のWi-Fiルーターのこと。光回線とは違って工事の必要がなく、電源コードをコンセントに接続するだけでインターネットが使えるようになります。「置くだけWi-Fi」というフレーズで紹介されている製品もありますね。
ホームルーターは大手キャリアでも提供されており、スマホとセットで契約できるプランも用意されています。プロバイダを乗り換えるわけではないため手続きも簡単に済みますし、スマホの月額料金が安くなる「セット割」を利用できる場合もあります。
「置くだけ」なので設定も簡単ですが、親世代にとっては見慣れない機械ですので、最初は使い方がわからないかもしれません。帰省のタイミングで一緒に初期設定をして、スマホの接続方法も教えてあげましょう。一度接続してしまえば、あとは置きっぱなしでOKです。
以上、光回線の通っていない実家でインターネット環境を整備する、5つの方法を紹介しました。
「インターネット」に対して感じている印象も人それぞれでしょうし、実家の環境によっては、必ずしも光回線の導入が最適解ではない場合もあるかもしれません。お互いに問題意識を話し合いつつ、親も自分も快適にネットを使える方法を考えましょう。
最後に、光回線の導入を前向きに検討されているようでしたら、ビッグローブ光はいかがでしょうか。速度の安定性に定評があり、スマホとのセット割なども展開中。もしよかったら、選択肢のひとつとしてご検討ください。
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- 1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
- 2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。
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