Apexが重い！ラグくなる4つの原因と対処法を解説

オンラインゲームで遊んでいる際にたびたび使われる、「ラグい」という言葉。

『Apex Legends』をはじめとする人気ゲームのプレイヤーのなかには、この言葉を日常的に使っている人も少なくないのではないでしょうか。特に新シーズンの開始直後などはラグが発生することも多く、思うように遊べずイライラさせられることがありますよね。

そこで本記事では、主に『Apex』のプレイヤー向けに「ラグ」の対処方法をご紹介。少しでも快適にプレイするための参考となれば幸いです。

そもそも「ラグい」ってどういう意味？

オンラインゲームプレイヤーのあいだでは当たり前に使われている、「ラグい」という言葉。

ネット上では2000年代から使われていた言葉ではありますが、いまいちピンとこない人もいるかもしれません。最近までSNSをやっていなかった人や、オンラインゲームで遊んだ経験のない人にとっては、あまり接する機会のない言葉ですよね。

「ラグい」とは、「遅延」を意味する英単語「lag」に「い」を付けて、形容詞化した言葉です。同じように「英語の名詞を形容詞化した言葉」はほかにも数多くあります。たとえば「エモい」がそれですね。

「ラグい」が使われるのは、主にゲームのプレイ中に動きがカクついたり、画面が止まったりする場面。原因はいくつか考えられますが、多くは「通信が不安定になることで動作が重くなっている」ために発生する現象です。そのため、「ラグい」＝「(動作が)重い」とほぼ同義と考えて良いでしょう。

ゲームのプレイ中にラグが発生する原因は？

では、ここからはラグが発生する原因と、その対処法を見ていきましょう。
基本的には通信環境が問題とされるケースが多いですが、その理由もいくつかパターン分けができます。整理しながら確認していきましょう。

原因1「ネットワークが混雑している」

まず考えられるのは、ネットワークの混雑です。
近頃は家で過ごす時間が増えたこともあり、インターネットの利用者数と利用時間は増加傾向にあります。夜間など特定の時間帯にラグが発生しやすくなる場合は、ネットワークの混雑が原因かもしれません。

原因2「ゲームサーバーが混雑している」

ゲームサーバーの混雑も、考えられる主な原因のひとつです。
特に『Apex』というゲームにおいては顕著な問題であり、真っ先にこの点を疑いたくなるところ。「アップデート直後に日本サーバーが混雑して繋がりにくくなる」という経験をしたプレイヤーも多いのではないでしょうか。

最近はそれも改善されつつあり、サーバーが原因で”ラグく”なるケースは以前ほどは目立ってないようにも思います。とはいえ、原因のひとつとしては十分に考えられるでしょう。

原因3「無線で接続している」

接続方式の特性上、無線でのインターネット接続はラグが発生しやすい傾向にあります。オンラインゲームは無線でもプレイできないことはありませんが、有線と比べると通信の安定性の面では劣ると言わざるを得ません。

反応速度がプレイングに直結するオンラインゲームにおいて、通信の速度と安定性は最重要ポイントです。あえて無線でプレイするメリットはありませんので、有線での接続環境を整えることを推奨します。有線接続の場合、高速通信が可能で安定性の高い光回線がベストの選択と言えるでしょう。

原因4「パソコンやルーターに問題がある」

以上のような通信面が原因でない場合は、パソコンあるいはルーター本体で問題が発生しているかもしれません。

ありがちなものとしては、「バックグラウンドで複数のアプリを起動していて、パソコン本体の動作が遅くなっている」ケースですね。あるいはパソコン本体のスペックが足りておらず、動作がカクついてしまうケースも考えられます。

また、インターネットに接続するルーター本体も要チェック。ルーターは基本的に常に起動した状態のため、長年にわたって使い続けることで劣化する可能性があります。結果、通信が不安定になってしまっている可能性もゼロではありません。

ラグが発生したら、こうやって対処しよう！

続いて、以上のような原因に対する具体的な対処法を見ていきましょう。

対処法1「別のサーバーでログインしてみる」

原因2の「ゲームサーバー」の問題への対処法としては、「別のサーバーにログインする」方法があります。『Apex』プレイヤーのあいだでは有名ですよね。
特に日本サーバーが混雑している状況下では、今も有用な対処法です。アップデート直後で日本のプレイヤーが多数アクセスしており、「東京」と書かれたサーバーがどれも混雑している際には、Ping値の低い「Taiwan」などの海外サーバーにログインしてみましょう。

ただし、地域に関係なく「ゲームサーバー全体に問題が発生している」ような場合は、ユーザー側ではどうすることもできません。問題が解消されるまで待つか、「ラグいけれど仕方ない」と割り切ってプレイしましょう。

対処法2「ゲームの設定を変更する」

原因4のスペックが問題となっている場合は、ゲーム側の設定項目を変更するとラグが解消されることがあります。

画質などをなるべく下げて、パソコンにかかる負荷を最小限に抑えるようなイメージですね。ゲームの設定画面から、画質に関係する設定を下げるか無効化することで、動作が多少軽くなるかもしれません。Origin版でプレイされている方は、通知を無効化するのも有効です。

Origin In-Gameの無効化(Originアプリの設定)
解像度を下げる
各種画質設定を下げる／無効化する

対処法3「パソコン／ルーターを買い換える」

パソコンやルーター本体が問題となっているようでしたら、買い替えを検討したほうがいいかもしれません。

とはいえ、即決する必要はありません。パソコンに関しては、ハードディスクの空き容量を増やしたり、バックグラウンドで動作しているアプリやセキュリティソフトを終了したりすることで、改善されるケースもあります。ルーターも、まずは再起動を試してみましょう。

動作が重くなる原因にいくつかあたりつつ、それでも解消されないようでしたら、最後に買い替えも選択肢に入ってきます。その場合はせっかくですので、ルーターは最新の通信規格に対応した機種を、パソコンは要求スペックを十分に満たしたゲーミングPCを検討してみてはいかがでしょうか。

対処法4「光回線に乗り換える」

回線速度や通信環境が原因の場合は、より安定した光回線に乗り換えるのもひとつの手です。

『Apex』をプレイするのに必要な回線速度は30Mbpsとも100Mbpsとも言われていますが、それよりも無視できないのがPing値です。『Apex』に限った話ではありませんが、FPSゲームにおいてはこの値がラグの有無に直結します。光回線を乗り換える際には、Ping値を重視して検討するようにしましょう。

具体的な判断基準としては、IPv6に対応しているかどうか。最新の接続方式であるIPv6は、ラグ問題に悩まされているオンラインゲーマーにおすすめの選択肢です。ビッグローブ光やフレッツ光など、IPv6対応のサービスを検討してみましょう。