使用状況によってはスマホの通信料を大幅に削減できるということから、注目度が上がっている「格安スマホ」。
最近は選べる端末もたくさんあって、どれを選んだらいいのかわからないほどです。
BIGLOBEモバイルの格安スマホにも、モデルが多くそろっていて、どんなモデルを選べばいいのか悩んでしまいます。
そこで今回は、BIGLOBEモバイルのなかでも人気の高いシャープの「AQUOS」シリーズ2機種を実際に使って、機能性や使い勝手を比較検証してみたいと思います。
目次
4.7インチの「SH-M03」と5インチの「SH-M04」、その違いは……
比べてみたのは、シャープの「AQUOS mini SH-M03」(右)と「AQUOS SH-M04」の2機種。
「SH-M03」は4.7インチ画面のコンパクトモデル。「SH-M04」は5.0インチのひとまわり大きなモデルです。
どちらも「おサイフケータイ」「防水機能」など、国産メーカーならではの機能を搭載。周囲からのぞかれないようにする「のぞき見ブロック」なんて、かゆいところに手が届いた機能もついています。
では実際に使ってみた印象は、どんな感じでしょう?
どちらも意外と軽くて持ちやすい!
まず「SH-M03」を持ったときの印象は「軽い!」でした。約120gという重量は、iPhone 6sの約143gに比べると約23gも軽量です。
数字だけで比べるとあまりピンときませんが、実際に持ってみると、iPhoneのズシッとした印象と違い、まるで店頭に並ぶ商品見本のモックを持ったような軽さです。
サイズ感もコンパクトで持ちやすい印象です。小さい手の女性でも収まりがいいのではないでしょうか?
そんなコンパクトサイズでも画面は4.7インチと、ひとまわりサイズの大きいiPhone 6sと同じです。
対する「SH-M04」は、「SH-M03」よりも大きいのでズッシリとしているのかと思いましたが、こちらも軽い印象です。スペック的には約138gで、iPhone 6sと約5gしか違わないのですが、とても軽く感じました。
サイズは「SH-M03」よりひとまわり大きく、幅が5mmほど広いので、手が小さいと少し持ちにくいのではないかと思います。でもそのぶん、ボディ厚が約8.3mmと薄く設計されているので、持ちにくさはカバーされると思います。
サクサク動いて操作性抜群!
次に操作性ですが、「SH-M03」「SH-M04」ともにサクサク動く印象です。
アイコンをタップしてからアプリが開くまでの速さ、スワイプして画面をスクロールさせるときの反応は、iPhoneのいわゆる“ヌルヌル感”とは違う、小気味いい操作感です。
さらに「SH-M03」には、ボディの両サイドにセンサーが付いていて、つかむだけで画面が点灯する「グリップマジック」や、持っているあいだは画面が消えない「BrightKeep」といった、煩わしい操作が省ける機能を搭載しています。
「SH-M04」には、持ち上げるだけで画面が点灯する「モーションUI」、持ったまま手首をひねるだけでひとつ前のアプリに戻る「ツイストマジック」、SNSなど長いページのスクロールを自動化する「オートスクロール」など、操作を楽にする機能が装備されています。
慣れるまでに少しとまどいましたが、慣れてしまえば両機種とも、感覚的にも実用的にも、操作しやすい印象です。
残像が残らないので疲れにくいディスプレイ
「SH-M03」「SH-M04」ともに、スポーツなど動きの速い動画をなめらかに表示する「ハイスピードIGZO」を搭載したディスプレイを採用しているので、とにかく画像や映像がきれいです。
試しにダルビッシュ投手のブルペンでの投球動画を見てみると、彼の剛速球がハッキリと見えるし、彼の動く背中の「DARVISH」の文字もブレません。
ハイスピードIGZOを搭載していないモデルと比較すると、その違いがよくわかります。
同じように、WebサイトやSNSをスクロールしても残像が残らないので、長時間スクロールしていても目があまり疲れませんでした。
カメラは機能にそれぞれの特徴が!
カメラの性能は両機種とも1,310万画素と高画質。画像はクリアで、見た目に近いイメージの写真が撮れました。
SNSに食べた料理の写真をアップしても、おいしさをそのまま伝えられそうです。
また、けっこう近づいて撮れるので、ズームとあわせればルーペをのぞいたような超アップの撮影も可能です。百円玉も、この通り!
このように、どちらの機種も質の高い写真を撮ることができますが、搭載されている機能が少々異なります。
「おまかせオート」や「タイムラプス」といった機能は両機種に搭載されているのですが、「SH-M03」には「マニュアル」「背景ぼかし」「ハイスピード録画」といった、よりこだわった撮影ができるモードが搭載されています。
反対に「SH-M04」には「おすすめプラス」というモードがあり、このなかにある「くっきり」「ふんわり」「逆光でも」「残像を」「近付いて」「フルマニュアル」を選択すると、簡単な操作で効果的な写真が撮れるようになります。
ほかにも「花火撮影」というモードがあるなど、シーンを選んでモード設定するという仕様になっているので、初心者でも感覚的に操作ができそうです。
気になる料金の違いは…
BIGLOBEモバイル価格で、SH-M03は33,120円(税別)、SH-M04は27,600円(税別)です。
※2017年1月30日現在
2機種の違いは大きさだけではなかった!
実際に使ってみると、2機種の差は大きさだけでなく、機能の違いも見えてきました。
というわけで、2機種を比較してみてわかったことは……
「SH-M03」は、こだわりの撮影ができるカメラのほかに、「ワンセグ」「フルHD」にも対応したコンパクトながらハイスペックなモデル。スマホにこだわる人向きといえるでしょう。
「SH-M04」は、機能をある程度省き、操作も簡単にした使いやすいモデル。スマホ初心者、あるいは気軽に使いたい人向きではないでしょうか?
どのようにスマホを使いたいのかを考えて、自分にあった機種を選んでみましょう。