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X(旧Twitter)の収益化プログラムって何?どういうこと?

X(旧Twitter)の収益化プログラムって何?どういうこと?

X(旧Twitter)が2023年7月にスタートした、クリエイター向けの広告収益分配プログラム。

 

その名のとおり、X上で投稿したコンテンツに対して広告収益の一部をクリエイターに還元するプログラムです。当初は一部の国のみでの提供となっていましたが、日本でも8月にスタート。すでに多くのインフルエンサーが参加しています。

 

このプログラムはどのような仕組みで、どのようなユーザーが対象になるのでしょうか。今回は、クリエイター広告収益分配プログラムについて解説します。

X(旧Twitter)の収益化プログラムとは?

この収益化プログラムでは、X(旧Twitter)のタイムラインに表示される広告から得られる収益の一部が参加クリエイターに分配されます。

 

プログラムを利用するには後述の条件を満たしている必要があり、現在は一定の影響力を持つインフルエンサーやクリエイターなどが主に参加中。当初はかなり厳しい条件が課せられていましたが、現在は若干緩和されています。ただ、それでも誰もが利用できるわけではありません。

 

2023年9月上旬現在、収益化プログラムを利用する条件は下記のようになっています(※今後変更される可能性もあります)。

 

  • X Premium(旧Twitter Blue)加入者または認証済み組織である
  • フォロワーが500人以上である
  • 過去3か月間以内の投稿に対するインプレッションが500万件以上である

収益化プログラムを利用するには、サブスク登録が必要!

まず大前提として、認証済み組織以外の一般ユーザーが収益化プログラムを利用するには、X Premium(旧Twitter Blue)に加入していなければなりません。

 

X Premiumは、月額980円(または年額10,280円)で利用できる有料サブスクリプションサービス。加入者特典として、広告の非表示設定や投稿の修正機能が使えるようになります。Xが認めた認証済みアカウント以外が収益化プログラムを導入するには、このサブスクへの加入が前提条件となります。

条件としては特にインプレッション数が高いハードルに!

ただし、サブスクサービスに加入するだけでは、まだ収益化はできません。「フォロワー数が500人以上」と「3ヶ月以内のインプレッション数が500万件以上」の2つの基準を満たす必要があり、現状、一般ユーザーにとってはこの数字がハードルとなっています。

 

フォロワー数に関してはゆるい条件ではありますが、問題は後者ですね。Xにおけるインプレッション数とは、投稿がユーザーに表示された回数を指します。

 

フォロワー数が比較的多い人でも、周囲に拡散されるような投稿を普段からしていなければ、この数値はそうそう達成できません。収益化プログラムのスタート当初は「3ヶ月以内で1,500万件以上」が条件だったため、かなり緩和されたと捉えることもできますが、それでもなお高いハードルだといえるでしょう。

収益化プログラムの現状と展望

Xの収益化プログラムはまだスタートして間もないため、加入者数や支払額がどのように計算されているのかは今のところ明らかにされていません。しかし一方で、一部のインフルエンサーは自身の収益額を公開しています。

 

たとえば、240万人以上ものフォロワーを抱える実業家・西村博之(ひろゆき)さんによれば、振り込まれた金額は2,328ユーロ(約36万6,000円)。ただし、これは2月から7月までの6か月分を合算した額であり、1ヶ月当たり約6万円という計算になるようです。

 

「240万人以上のフォロワーがいるインフルエンサーで月6万円」を多いと捉えるか、少ないと捉えるかは、人によって意見の異なるところではあるでしょう。ですがそもそも、収益化プログラムは始まったばかりです。

 

例に挙げたひろゆきさんに関しても、9月上旬には「今月の収益」として10万円弱が入ると投稿されていました。また、フォロワー数が10万人に届いていないユーザーであっても結構な額が支払われているケースも散見されており、「フォロワーが多ければ多いほど収益が多い」とは一概には言えないようです。

 

分配率が改善される可能性は当然ありますし、スーパーアプリ化を目指すXの機能の拡充に伴って、広告の掲載場所も増えるかもしれません。いずれにせよ、Xの今後の動向次第ですので、クリエイターは今のうちに収益化を目指しておいてもよさそうです。

収益化プログラム開始による悪影響も?

しかしその一方で、収益化プログラムが始まったことで、ちょっとした悪影響も生まれつつあります。というのも、このプログラムで稼ごうとする人たちの一部が、収益化の条件をクリアするためにスパムじみたリプライを飛ばす光景が各所で散見されているのです。

 

インフルエンサーの投稿や「おすすめ」に表示された投稿に絵文字だけのリプライを飛ばしたり、トレンドに上がっている単語やハッシュタグを並べて意味のない投稿をしたり。このようなインプレッション数を増やすための行動を、実際に目にしたことのある人も少なくないのではないでしょうか。

 

もしこのような行為をする人がさらに増えるようであれば、Xというサービス全体の品質を落とすことにもつながりかねません。Xとしては、収益化プログラムの推進と並行して、このような問題への対処も必要となるでしょう。

 

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Contributor

けいろー

フリーライター。ネット大好きゆとり世代。趣味のブログをきっかけに依頼をもらうようになり、勢いで独立。書評・アニメ・グルメ・旅行など何でもござれ。

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