「インターネットアクセスなし」が表示されている状態とは?

「インターネットアクセスなし」または「インターネット接続なし」という表示は、PCでブラウザを開いた際に、PC、ルーター、インターネット回線などに問題が発生し、インターネット接続が不安定になっている状態を示します。

そのため、インターネットに接続できず、ウェブページの読み込みが遅延したり、画面が固まって次のページに進めなくなるなど、正常にインターネットを利用できない状態になります。

不具合時に出るマークの意味

「インターネットアクセスなし」というエラーは、デバイスの画面上に特定のアイコンやメッセージとして表示されることがあります。例えば、通常のWi-Fiアイコンの代わりに、地球儀マークやWi-Fiアイコンに「!」マークや「×」マークが付加されて表示されることがあります。

これらのアイコンは、それぞれ異なるインターネット接続の状態を示しています。地球儀マークはインターネット接続が不安定な状態、Wi-Fiアイコン+「!」マークは設定上の問題や電波の弱さ、Wi-Fiアイコン+「×」マークはWi-Fiに接続できていない状態を意味します。

具体的には、Wi-Fiアイコン+「!」マークは、Wi-Fiルーターの設定ミスや故障、不具合、またはWi-Fiの電波が弱い場合に表示されます。一方、Wi-Fiアイコン+「×」マークは、端末やルーターの電源がオフになっている、Wi-Fiの電波を受信できていない、接続設定が正しく行われていないなどの状況で表示されます。

「インターネットアクセスなし」が表示される原因とは?

「インターネットアクセスなし」といったエラーメッセージが表示される原因はさまざまです。以下で、主な原因について確認していきましょう。

ルーターやモデムの不具合

最も一般的な原因のひとつは、ルーターやモデムに問題がある場合です。例えば、以下のようなケースが含まれます。

  • ルーターやモデムが正常に動作していない
  • ファームウェアのバージョンが古い
  • 接続ケーブルが正しく接続されていない

主に、ルーターやモデムといった、インターネット回線を接続する際に使用する通信機器の設置環境や経年劣化が影響して、インターネットが接続できなくなっていることが考えられます。

プロバイダのサービス障害

インターネットサービスプロバイダ(ISP)側で、障害が発生していることもあります。このような場合は、ユーザー側で問題を解決することは難しいですが、プロバイダの公式サイトなどで障害発生状況などを確認することが必要です。

ネットワーク設定の問題

デバイス自体の設定ミスや誤設定も、接続エラーの原因になります。例えば、以下のようなケースがあります。

  • IPアドレスの自動取得が無効になっている
  • DNS設定が正しくない
  • プロキシ設定が誤っている
  • 機内モードになっている

新しく購入したルーターは、あらためて設定に間違いがないか確認しましょう。また、スマホなどであれば、機内モードになっていてネットがつながらないこともあります。デバイスの設定も今一度見直してみると良いでしょう。

ソフトウエアの問題

ウイルスやマルウェア、あるいはファイアウォールの設定が原因で、ネットワークへの接続が遮断されることもあります。また、OSやネットワーク関連ドライバーの不具合も原因となることがあります。

「インターネットアクセスなし」が表示されたときの対処法

「インターネットアクセスなし」と表示された場合、どのような対処法があるのでしょうか。以下で、「インターネットアクセスなし」と表示されたときの対処法を確認していきましょう。

別のデバイスで接続を試す

現在使用しているデバイス以外に、スマホ、PC、タブレットなど別の端末があれば接続を試してみましょう。もし他のデバイスで正常に接続できる場合は、インターネット回線ではなく、最初に使っていたデバイス側に問題があると考えられます。

ケーブルの接続状態を確認

ルーターとの接続部分や、有線接続しているLANケーブルが正しく接続されているか確認してみましょう。また、ルーターやモデムの電源ケーブルがきちんと差し込まれていて、通電しているかも確認しましょう。

お子様のいたずらなどでLANケーブルや電源ケーブルが意図せず抜けてしまったり、ペットがケーブルをかじって断線させてしまうこともあります。また、見た目に断線していなくても、ケーブルが経年劣化や内部で損傷している可能性も考えられます。

デバイスの再起動

設置環境に問題が見当たらない場合は、スマホやパソコンなど接続しているデバイスの再起動を試してみましょう。これは、最も簡単で効果的な対処法の一つです。一時的な不具合であれば、再起動することで問題が解消されることがあります。

ルーターやモデムのリセット

次に試すべきは、ルーターやモデムのリセットです。電源を切って数分待った後、再び電源を入れるだけで、すぐに試せる対処法です。リセットにより、正常な接続状態に戻ることがあります。

ネットワーク設定の確認

デバイスのネットワーク設定を確認することも有効な手段です。例えば、以下の項目を見直してみましょう。

  • IPアドレスやDNS設定が自動取得に設定されているか
  • Wi-Fiパスワードが正しいか
  • 接続先のネットワークが正しいか

基本的に、ルーターのIPアドレスやDNS設定は「自動取得」に設定されています。しかし、何らかの理由で固定設定になっている場合は、「自動取得」に変更しましょう。また、スマホなどのデバイス側でIPアドレスを個別に設定している場合は、同じIPアドレスを使用している他の端末がないか確認すると良いでしょう。

さらに、初歩的なミスとしてよくあるのが、Wi-Fiパスワードの入力間違いや、接続先のネットワークの選択ミスです。

プロバイダの障害情報を確認

プロバイダの公式ウェブサイトやSNSをチェックして、サービスに障害が発生していないか確認してみましょう。不具合やネットワーク障害が発生していることがまれにあります。その場合は、復旧を待つしかありません。

セキュリティソフトの設定を確認

インターネットにアクセスできない場合、ファイアウォールやセキュリティソフトが原因で接続がブロックされている可能性があります。セキュリティソフトの設定を一時的に無効化して、問題が解消するか試してみましょう。

ドライバーの更新

ネットワークアダプターのドライバーを最新バージョンに更新することも有効です。特に古いドライバーを使用している場合、接続問題が発生しやすくなります。Windows Updateを介して自動的にダウンロードできますし、 メーカーのウェブサイトから更新情報をチェックしたり、手動でWindowsの設定から、「デバイスマネージャー」を選択し「ドライバーの更新」をすることもできます。

ウイルススキャンの実行

万が一、デバイスがウイルスやマルウェアに感染している場合、ネットワークに問題が生じることがあります。セキュリティソフトを使用してウイルススキャンを実行し、問題を解決しましょう。

サポートに相談

上記の対処法を試しても問題が解決しない場合は、契約中のインターネット回線のサポートに相談してみるのも良いでしょう。公式サイトでは、インターネットに接続できない場合の「よくある質問」を紹介してくれている場合もあります。また、無料でカスタマーサポートを提供していることもありますし、もし個別に有料サポートサービスを利用しているのであれば、利用してみるのも良いでしょう。

インターネットがつながらなくても落ち着いて対処しよう

「インターネットアクセスなし」というエラーメッセージが表示された場合、さまざまな原因が考えられます。そのため、設置環境、デバイスや機器、インターネット設定のいずれに問題があるのかを切り分けることが重要です。落ち着いて適切な対処法を試すことで、ほとんどの問題は速やかに解決できます。まずは、基本的な再起動や設定確認から始め、必要に応じてインターネット回線のサポートに相談することも有効な手段です。

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