集合住宅で光回線を導入する際のポイントや注意点について徹底解説!


中野友希
- 本記事は作成時点の内容です。
光回線はどのような基準で選ぶといいのでしょうか。特に、マンションやアパートなどの集合住宅では、光回線を選ぶ基準についてイメージがつかないこともあります。ここでは、集合住宅で光回線を選ぶときのポイントと注意点についてまとめてご紹介します。
集合住宅で光回線を選ぶときの7つのポイント

集合住宅に光回線を導入する際、一戸建て住宅とはやや違った確認ポイントもいくつかあります。ここでは、集合住宅で光回線を選ぶときにチェックしておきたい7つのポイントをみていきましょう。
1.導入されている光回線の確認
集合住宅では、すでに決まった光回線事業者が導入済みの場合があります。
事前に大家さんや管理会社に、導入されている光回線事業者とサービス内容を確認しましょう。
すでに決まった光回線事業者が入っていれば、インターネット回線事業者を選んで個別に契約することは難しいでしょう。
2.光回線の導入済み対象物件となっているか
次に、住んでいる物件が光回線の導入済み対象物件かどうか確認しましょう。
対象物件かどうかは、各光回線事業者のホームページで、住所を入力するなどして確認することができます。
対象物件でない場合は、該当の光回線事業者と契約することはできないことがほとんどです。
フレッツ光や光コラボレーション事業者の対象エリアは、フレッツ光の公式サイトから確認することができます。
▲フレッツ光 東日本の公式サイトはこちら
▲フレッツ光 西日本の公式サイトはこちら
3.配線方式の確認
集合住宅では、「光配線方式」「VDSL方式」「LAN配線方式」の3つの配線方式があります。以下でそれぞれの配線方式について確認しましょう。
光配線方式
光配線方式は、集合住宅の各戸に光ファイバーを直接引き込み、高速で安定したインターネット接続を提供する方式です。建物の主配線盤(MDF)に「スプリッタ」と呼ばれる機器を設置し、そこから各戸へ光ファイバーを配線します。光ファイバーは電磁波の影響を受けにくいため、ノイズが少なく、安定した通信が可能です。
VDSL方式
VDSL方式は、建物内に光ファイバーを部分的に導入する方式です。電柱から建物までは光ファイバー、建物内は電話回線用メタリックケーブルで接続することで、工事費を抑えられます。しかし、光回線に比べて通信速度は遅く、混雑時には速度低下が発生する可能性があります。
LAN配線方式
LAN配線方式は、集合住宅でよく使われるインターネット接続方式のひとつです。建物内の配線の一部に光ファイバーを使い、各部屋まではLANケーブルで接続します。光ファイバーの安定性とLANケーブルの利便性を組み合わせた方式ですが、複数の住戸で回線を共有するため、時間帯によっては通信速度が遅くなる場合があります。工事費は比較的安価ですが、光配線方式に比べると通信速度や安定性は劣ります。
上記の通り、集合住宅の場合、どの配線方式を採用しているのかは、建物によって異なります。事前に大家さんや管理会社に確認しておき、利用する光回線事業者を検討すると良いでしょう。
4.工事費
集合住宅で、光回線を初めて契約する場合は、開通工事が必要です。集合住宅の開通工事費用は、2万円~3万円が目安となります。一般的な建物であれば基本開通工事費用が適用されますが、土日休日対応で追加料金がかかったり、建物の構造などで追加工事が発生したりすることもあります。
一部の光回線事業者は、キャンペーンで工事費を無料にしていることもありますが、工事費全額を一括で無料にする「完全無料」の場合と、工事費を12カ月や24カ月など分割で割引していく「実質無料」の場合の2パターンがありますので、注意が必要です。
5.キャンペーンの適用
複数の光回線事業者を比較検討する際には、キャンペーン内容も重要なポイントになります。
多くの光回線事業者は、新規・乗り換えの方に向けたさまざまなキャンペーンを実施しています。
- キャッシュバック:現金や商品券でキャッシュバックを受けられるキャンペーン
- 月額料金割引:最初の数カ月間、月額料金が割引になるキャンペーン
- 無料オプション:工事費(実質)無料、レンタル機器無料などのキャンペーン
キャッシュバックや月額料金割引により、通信費が下がることが多いため、年間の固定費ダウンにつながります。
6.月額料金やスマホとのセット割
光回線事業者は、スマホとのセット割を提供していることがあります。スマホと光回線をまとめて契約することで、月額料金が割引できます。光回線単独で契約するよりも、月額料金を節約できる可能性があります。スマホの契約状況も考慮して、光回線事業者を選びましょう。
たとえば、ビッグローブ光であれば、auのスマホ、タブレット等をご契約の方がご自宅でビッグローブ光とビッグローブ光電話をご契約いただくことで、「auスマートバリュー」の適用となり、毎月割引が適用されます。UQmobileとあわせてのご契約であれば「UQ mobile 自宅セット割」が適用になります。
ビッグローブ光(およびビッグローブ光電話)のセット割について、詳しくはこちらをご覧ください。
7.サポートやオプションサービス
光回線を選ぶ際、困ったときにすぐに相談できる、充実したサポート体制が整っているとより安心して利用できます。初期導入やパソコンの設定に自信がある場合は、それほど困らないかもしれませんが、契約時や解約時に急いで回答がほしいとき、電話サポートやチャットサポートですぐに対応可能かどうか、という点は確認しておいた方が良いでしょう。
また、光電話や光テレビ、ネットセキュリティ、端末保証など便利なオプションサービスが整っているかもひとつのポイントになります。地域や時間帯の影響が少ないといわれている「IPv6接続(IPoE方式)」は、無料で利用できる光回線事業者も多くなっていますが、オプションサービスとして有料提供されていることもあります。
集合住宅に光回線を導入する際の注意点は?

集合住宅で光回線を導入する際、どのようなことに注意が必要なのでしょうか。
以下で、集合住宅に光回線を導入する際の注意点について確認しておきましょう。
導入時の工事の許可や解約の費用をチェックしておこう
集合住宅で光回線を導入する場合、もし光回線が導入されていない建物であれば、大家さんや管理会社の開通許可が必要であることに注意が必要です。各戸までの引き込みに特別な工事が必要な場合は、特に管理規約もありますので、慎重に進める必要があります。
また、解約時の費用についてもしっかり確認しておきたいポイントです。工事費が「実質」無料と記載されている場合、分割して請求されるのと同時に割引が適用されているケースが多く、残債がある状態で解約すると、残債部分について一括での支払いが必要なこともあります。
光回線に関するよくある質問
光回線の契約や利用について、説明を一通り聞いても、不明点が残る方も多いのではないでしょうか。ここでは、光回線に関するよくある質問をいくつかご紹介します。
光回線は何回線まで契約できますか?
二世帯住宅の場合や離れて暮らす家族の分をまとめて契約したい場合、あるいはプライベートと事業用と分けて光回線を複数契約したい場合があるかもしれません。
光回線は、基本的には複数回線の契約が可能です。例えば2回線契約すると、利用用途や支払いを回線ごとに分けられる、一方の光回線機器に不具合が起こっても、もう一方でカバーできるなどのメリットがあります。ただし、月額料金や工事費が2回線分かかるため倍になるなどのデメリットもあります。
契約前に、ご自身の状況に合わせて、メリット・デメリットをしっかり比較検討することが大切です。また、建物によっては工事ができない場合もあるので、事前に確認しましょう。
光回線はどこでも利用できるの?
光回線は、地域によっては利用できないケースもあります。たとえば、光ファイバーが整備されていないエリアの場合や、契約したい事業者の提供サービスエリア外の場合、利用することができません。
しかし、光回線事業者によって提供エリアは異なるため、複数の光回線事業者の提供エリアを調べてみましょう。大手の事業者以外にも、地域限定の電力系光回線や、企業が独自に敷設した独自回線がある場合があります。さまざまな選択肢を検討してみると良いでしょう。
集合住宅の光回線の選び方にもう迷わない

集合住宅で光回線を選ぶポイントとして、設置導入面と費用面でいくつかポイントがあることがわかりました。
光回線の利用シーンによって、個々でニーズが異なると思いますので、ご自身のニーズに合った光回線を選びましょう。
複数の光回線事業者のサービス内容を比較検討し、キャンペーンやスマホとのセット割引も活用することで、よりコストパフォーマンスの良い光回線を導入することができます。
光回線を選ぶポイントに迷った際には、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
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初めての光回線、どのサービスを選んだらいいのか迷ったなら「ビッグローブ光」がおすすめです。
プロバイダ大手のBIGLOBEは、現在会員数が300万人以上。通信の安定性とリーズナブルな価格設定に定評があり、プランのわかりやすさも大きな魅力です。
工事費が実質無料になるお得な特典やキャンペーン割引もありますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
- 2024年11⽉1日時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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