スマホでメールの伝票番号や追跡番号などをコピーしようとすると、電話番号としてコピーされてしまい、正しく貼り付けることができない……。こんなちょっとしたストレスはありませんか?
あえて対策するほどでもない、でも遭遇するたびにため息が出るこの問題。実は、簡単な方法で回避することができるんです。この記事で、具体的な解決方法を紹介します。
目次
メールに記載の番号が電話番号として認識される
「数列が電話番号として認識され、正しくコピーされない」という問題は、おもにメールアプリ上の現象として報告されています。
発生するか否かはスマホの機種やアプリの種類、OSのバージョンによって異なるようです。数列や文字列が電話番号として認識されていると、以下のようにリンクが設定されています。
リンクのついた文字列をコピーしようとすると、以下のように「電話番号をコピー」のメニューが表示されます。
構わずコピーし、テキストエディタなどに貼り付けると、文頭に「+81」のついた電話番号としてペーストされてしまいます。
頭に+81が付くだけなら、ペーストしてから削除すればよいのですが、問題は配送業者の追跡番号をコピーし、配送状況をサイトで確認したい場合です。配送状況問い合わせサイトの多くは、送り状番号の桁数分しか入力できないようになっており、+81が付くと、その分末尾三桁が入力できなくなってしまうのです。
記憶しなくていいようにコピーしているのに「貼り付け時にメールの送り状番号を目で確認する」という作業が発生してしまうため、これでは二度手間です。
なにかいい方法はないものでしょうか。
数列をそのままコピーする簡単な方法
実はこの困りごと、ちょっとした裏技で解決できるのです。
メールに記載されている数列をそのままコピーするには「前後の文字からコピーを始める」方法が有効です。詳しい手順を見てみましょう。
メールで番号が送られてくるとき、番号の前に「伝票番号:」や「送り状番号:」のように文字列がついていることが多いですよね。まず、この部分を範囲指定します。
次に、コピーの選択範囲を動かし、番号のみが選択されるよう調整してください。
▲選択範囲をずらして調整する
この方法で選択すると「電話番号をコピー」ではなく、通常の文字列コピーのメニューが表示されます。あとはいつもどおりコピーし、好きなところに貼り付ければOK。
貼り付け結果は以下のとおりです。
ひと工夫でちょっとしたストレスを軽減
数列としてコピーしたいものが、電話番号として認識されるのは面倒なもの。しかし、今回紹介したちょっとしたテクニックを使えば、ストレスを感じずに済みますよ。ぜひお試しください。