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ワンクリック詐欺って何?
ワンクリック詐欺とは、サイトやメールに記載されている特定のURLを1度クリックするだけで、料金請求されてしまう詐欺のことです。
インターネットが普及し始めたころに横行した詐欺の1つですが、近年はスマートフォンの普及にともない、スマートフォンユーザーを標的にしたものが広まっています。
ワンクリック詐欺の代表的な例として、アダルトサイトで「年齢確認」のボタンを押しただけで登録したと見なし、料金を請求するものがあります。
有料サービスであるという説明がない状態での料金請求は不当になるため、支払い義務はありません。
ただ、最近はサイト閲覧者の不安を煽る手口が巧妙化していることもあり、請求に応じてしまう人も増えているのが現状です。
ワンクリック詐欺に遭ってしまった場合の対処法
万が一、ワンクリック詐欺の被害に遭ってしまった場合、最も大事なことは「何もしない」ことです。
何故ならワンクリック詐欺のような一方的な契約は、法律において成立しないからです。
電子消費者契約法に基づけば、誤認や誤操作で交わしてしまった契約は無効となります。
支払い義務が発生しないのはもちろん、その時点では個人情報が漏れるようなこともありませんので、絶対に支払いには応じず、また自分から請求者側に連絡を取ることもやめましょう。
ワンクリック詐欺に引っかからないために
ワンクリック詐欺の被害に遭わないためには、怪しいアダルトサイトや出会い系サイトに不用意にアクセスしないことです。
また、身に覚えのないメールアドレスから送られてくるメールに記載されたURLは、絶対にクリックしないようにしてください。
さらに、怪しいアプリをダウンロードしないことも重要です。
面倒であっても、利用規約にきちんと目を通しましょう。
また、ワンクリック詐欺の料金請求画面の多くは、ポップアップウィンドウに表示されます。
そのため、ポップアップウィンドウをブロックするのも効果的です。
iPhoneの場合、「設定」→「Safari」をタップします。
そして、「ポップアップブロック」をオンの状態にすれば完了です。
また、AndroidのGoogle Chromeの場合、標準でポップアップブロックが有効になっています。