10ギガ回線でコスパもタイパもQOLもアップ-11
(BIGLOBE提供)


渡辺まりか
- 本記事は作成時点の内容です。
最近話題の光回線10ギガタイプ(BIGLOBE提供)を、IT系ライターが実際に契約して使ってみました。その体験談を綴るシリーズです。
一人暮らしでネット環境を整える場合、多くの人が「わざわざ固定の光回線を敷設する必要はない」「モバイルルーターで十分」と考えることでしょう。
確かに、設置の手間がありませんし、自分が出かければ家に誰もいないのです。持ち運べるモバイルWi-Fiルーターで問題ないように思えます。
月額利用料金の差も、その考えを大いに強化するものとなるかもしれません。
というのも、モバイルルーターなら2,000円台から5,000円台(端末代除く)なのに、光回線10ギガでは5,000円台後半から6,000円台前半と、1,000円以上高くなるからです。
でも、本当にコストパフォーマンスが悪いのでしょうか。
BIGLOBE光10ギガ回線を使ってみた率直な感想をお伝えします。
料金と速度のバランスを比較
まず考えたいのは、料金と速度のバランスです。
以下は、簡単な比較表です。
月額料金 | 月額料金 | 最大通信速度 | データ容量 |
---|---|---|---|
光回線10ギガ | 5,000円台後半~6,000円台前半 | 10Gbps | 無制限 |
モバイルルーター | 2,000円台~5,000円台 | 4.2Gbps | 無制限(一部制限あり) |
表内の最大通信速度は、ベストエフォートの理論値であることに注意しましょう。
ただし、光10ギガ回線のベストエフォートが10Gbpsだからといって本当に10Gbpsの通信速度が出ることがないように、WiMAX+5Gなどの5G回線のベストエフォートが4.2Gbpsの場合、それを下回る速度でしか通信できません。
ルーターとして利用し、複数の端末をつなげれば、それらの端末で回線を分け合うので、さらに速度は低下するでしょう。
しかし、10ギガ回線であればクライアント(接続する端末)が1台なら約1Gbpsから4Gbps、複数台で同時に動画配信サービスを利用したとしても約300Mbpsから600Mbpsの速度で通信を行えます。
実際に、6台の端末で動画配信サービスを利用し、その他にIoT端末(スマート家電と呼ばれるもの)を14台ほど接続していてそのレベルの通信速度を保つことができていました。
その通信速度を実現するために、2台、3台……とモバイルルーターを契約するのは現実的ではありません。また、そうしてしまうと大変なコスト高になってしまうことでしょう。
1回線契約しただけで、これだけの通信速度を出すことができると考え、筆者はコスパが良いと感じました。
速度制限の有無
携帯キャリアのデータ通信を使っていると、「制限に引っかかった!」という経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。
筆者も、3日連続で取材に出かけて速度制限に遭遇したことが何度かあります。急いで顧客にデータを送りたいのになかなか送信が終わらず、作業している場所から動けなくなるのが困りものです。
モバイルルーターも、契約するキャリアによっては速度制限をかけるサービスが存在します。例えば、3日間で10GBのデータ通信を行うと、その翌日は一定の速度に制限する、などです。以前はその線引を明確にしているキャリアがほとんどでしたが、現在では「公平を期すために、速度制限する場合があります」などのようににごした表現を行っているので、契約時に気づきにくいかもしれません。
しかし、光10ギガ回線では、トラフィックにより速度低下する時間帯はあるものの、速度制限は存在しません。真の容量無制限・速度制限ゼロでの通信を行えるのです。たった1,000円程度しか月額料金に差がないにもかかわらず、です。
ストレスを感じないネット環境
モバイル回線のように環境に左右されず安定した高速な通信を行えること、自宅のスマートホーム化でも安心して利用できること、リモートワーク時のオンライン会議や商談、動画配信サービスの利用、オンラインゲームプレイ、ゲームのダウンロードなど、「速いことは正義だ」と感じています。

オンライン会議や取材をする際、「このカクカクとした動きやブツブツと切れる音声は、自宅の回線が原因で生じているわけではない」と考えると自信を持って受け答えできますし、相手がネット環境の整ったオフィスから接続している場合は、オンラインであることを忘れるほどコミュニケーションを円滑に保てます。
ゲームをする場合でも、ひんぱんに生じる「コンテンツのダウンロード」が、比較的早く終わるのもストレスレスとなっています。忙しい毎日を送っている中でようやく時間ができ、「さて、ゲームでもやろうか」と思ってゲームを立ち上げたのに、待っているだけで空き時間が終了してしまうことほど悲しいことはありませんから。
10ギガ回線にしたけど本当に速くなってるの?アップロード実測-08
コストパフォーマンスの本質とは?
「料金が安ければコスパが良い」と考えがちですが、実際は「価格と提供される価値」を比べるのが、コストパフォーマンスを語るうえで重要な要素となってきます。
BIGLOBE光10ギガの利用には、10ギガ対応ルーターが必要です。また、モバイルルーターと比べると1,000円ほど月額料金が上がります。しかし、提供される価値ではどうでしょうか。ストレスを感じないスピード、データ通信の安定性、同時接続台数の多さ、速度制限を気にしなくて良い安心感などを考えると「この価格差でこれだけの快適さを得られるのか!」と逆にありがたく感じるほどです。
さらに、BIGLOBE光ではさまざまな特典も用意されているようなので、気になる方は確認してみても良いかもしれません。
BIGLOBE光の特典をチェック!
BIGLOBE光10ギガに切り替えたことで、コスパも、タイパも、生活の質(QOL)も良くなり、精神的なゆとりが生まれていると、個人的には感じています。
一人暮らしだからこそ、ストレスのない生活を送りたいもの。もし、モバイルルーターを自宅用回線としても使っているのであれば、BIGLOBE光10ギガでストレスレスな生活を味わってみるのはどうでしょうか。「変えて良かった!」と実感してもらえるものと思います。

Contributor 渡辺まりか