最近話題の光回線10ギガタイプ(BIGLOBE提供)を、IT系ライターが実際に契約して使ってみました。その体験談を綴るシリーズです。

高速インターネットならBIGLOBE光

BIGLOBE光10ギガをみる

BIGLOBE光10ギガ回線を契約してよかったなぁと思うのが、ファイルアップロードやダウンロードが速くなったことです。

以前の1ギガ回線では、待っている時間があるものの、その場を離れることもできず手持ち無沙汰だと感じていました。しかし、10ギガ回線では、待っているという感覚がないほど短時間で完了し、次の作業へとサクサク移行できます。

……でも、本当に速くなっているのでしょうか。単なる思い込みなのではないでしょうか。

そこで、1ギガ回線と10ギガ回線で、1GB以上のデータをアップロード/ダウンロードしてその時間を測り、実際のところどうなのかを検証してみました。

動画ファイルや音楽(音声)ファイル、WordやExcel、PDFといった一般的な書類データで、アップロードやダウンロードに違いがあるようだ、という都市伝説的なうわさもあるようなので、今回はさまざまな種類のファイルで検証します。

  • 筆者の環境では1ギガ回線と10ギガ回線を切り替えて使用できるようになっています

アップロードが速い

まずは仕事で生じがちな作業の筆頭に挙げられる、ファイルアップロードを試します。アップロード先に選んだのは、企業からの信頼が厚いMicrosoft OneDriveで、同じファイルを端末からアップロードするのにかかった時間を計測しました。

以下は、テスト結果です。

動画ファイルをアップロード

アップロードに使った動画ファイルのサイズは2.61GBで、約1時間のオンライン会議を画面録画したものです。

それぞれアップロードにかかった時間はこのようになりました。

2.61GBの動画
1ギガ回線2:44.29
10ギガ回線1:27.49

1ギガ回線では2分44秒29だったところが、10ギガ回線では1分27秒49に短縮されました。

わかりやすく横棒グラフにしたものがこちらです。

半減とまではいきませんが、それに近いスピードでアップロードできたことが確認できます。

音声ファイルをアップロード

続けて試したのが、mp3データ、つまり音楽や音声のファイルです。1ファイルの容量が小さかったので、フォルダを丸ごとアップロードしました。合計ファイル容量は2.59GBです。

それぞれ、アップロードにかかった時間は以下の表のようになりました。

2.59GBの音楽
1ギガ回線2:53.76
10ギガ回線1:18.01

1ギガ回線では2分53秒76だったところ、10ギガ回線では1分18秒01と半分に短縮できました。

横棒グラフはこちらです。

こうやって見ると、本当に時間を短縮できたのだなぁと実感できます。

圧縮ファイルをアップロード

次は、ExcelのブックやPDF、CSVなど、ビジネスで使うことの多い書類を圧縮したZipファイルをアップロードしました。ファイルサイズは1.19GBです。

こちらがその結果です。

1.19GBの圧縮ファイル
1ギガ回線2:34.34
10ギガ回線0:36.84

1ギガ回線では2分34秒34だったものが、10ギガ回線では4分の1以下の36秒84でした。

横棒グラフにしたものはこちらです。

10ギガ回線では、1ギガ回線の4分の1以下の時間でアップロードが完了しています。

ダウンロードでは差が出るのか?

今度はダウンロードに実際に掛かった時間を見ていきましょう。

GoogleフォトやOneDriveにあるファイルを10ギガ回線と1ギガ回線でダウンロードしてみました。

動画ファイルをダウンロード

ダウンロード元はGoogleフォトを利用しました。過去にスマートフォンで撮影した3.4GB容量、時間にして24分ほどの動画です。

ダウンロードにかかった時間はそれぞれ下の表のようになりました。

3.4GBの動画
1ギガ回線1:22.44
10ギガ回線0:25.32

Googleフォトからのダウンロードでは、1ギガ回線で1分22秒44かかっていたものが、10ギガ回線では25秒32で完了しました。

横棒グラフでも確認できます。

10ギガ回線なら1ギガ回線の3分の1程度の時間でダウンロードできます。

音楽ファイルをダウンロード

次は、いったんOneDriveにアップロードした音楽ファイルをフォルダごとダウンロードしてみます。フォルダをダウンロードする場合、OneDriveサーバーで1つのファイルにまとめる圧縮作業が行われます。そのため、アップロード時より時間がかかります。

結果は下の表のようになりました。

2.59GBの音楽
1ギガ回線4:53.10
10ギガ回線4:39.84

1ギガ回線で4分53秒10、10ギガ回線で4分39秒84と、大差なく、苦戦しました。

横棒グラフはこちらです。

途中で圧縮作業があるからか、それほど時間に差が見られませんでした。

なお、単体の音楽ファイル(容量123MB)をダウンロードした結果は以下となりました。

123MBの音楽
1ギガ回線0:28.04
10ギガ回線0:01.15

音楽ファイル単体では、1ギガ回線で28秒04、10ギガ回線で1秒15でした。本当にあっという間に終了しました。123MBの音声ファイルは、再生すると1時間超の長さのものです。

横棒グラフで確認すると、その差がはっきりします。

圧縮ファイルをダウンロード

こちらも、いったんOneDriveにアップロードした書類を圧縮したファイルを利用しました。

ダウンロードにかかった時間は、それぞれ下記のようになりました。

1.19GBの圧縮ファイル
1ギガ回線2:28.05
10ギガ回線0:13.31

1ギガ回線では2分28秒05でしたが、10ギガ回線では6分の1以下の13秒31という結果になりました。

横棒グラフはこちらです。

圧倒的な速度差が出ましたね。

おまけ

読者の中には「仕事で大量のデータをダウンロードしたりアップロードしたりすることはそんなにないよ~」と考える人もいるかもしれません。しかし、動画コンテンツをダウンロードすることはないでしょうか。そう、例えばAmazon Prime Videoのコンテンツをダウンロードする場合などです。

詳しくは下記の記事に説明を譲りますが、Amazon Prime Videoのコンテンツは、すべてではないものの端末にダウンロードしておいて、通信環境の悪い場所などで楽しめるようになっています。例えば、自動車で帰省するとき、キャンプ場など電波状況の悪い場所にいるときなど、あらかじめダウンロードしておけばどこでも視聴できます。

<参考記事>
Amazon Prime Videoで動画をダウンロードして楽しむ方法|注意点は?

そこで、筆者が2年ほど前に購入したAmazonのタブレット「Fire Max 11」で、海外ドラマのシーズンを丸ごとダウンロードしてみることにしました。データ容量は20.49GB、Fire Max 11のWi-Fi規格はWi-Fi 6で、通信速度は最大9.6Gbps(理論値)です。

以下のような結果になりました。

Amazon Prime Video
1ギガ回線6:25.10
10ギガ回線4:42.40

20GB超のデータのダウンロードで、1分40秒ほどの時間短縮になりました。

2分弱とはいえ、グラフにすると看過できないほど作業時間に差が出ています。2分弱と書くと、大したことがないように思えるかもしれませんが、実際の体感ではかなり異なりました。10ギガ回線の方が、「もう終わった」と感じられたのです。

これから出かけようとしている、1分1秒を争うような状況において、短時間でダウンロードが完了すること、また短く感じられることでイライラを軽減できるのはありがたいことではないでしょうか。

まとめ

今回、改めてテストをし、10ギガ回線ではアップロード/ダウンロードともにかかる時間が半分から半分以下と圧倒的な差が生じるということがよく分かりました。

また、単なる都市伝説だと思っていた「ファイルの種類で転送速度に差が出る」ことが事実だということも判明しました。特に、動画や音楽ファイルと書類を圧縮したファイルの転送速度では圧倒的に10ギガ回線の速さを実感できました。ファイルをまとめてダウンロードすると、あまり差が生じないということも驚きでした。

漠然と、「10ギガ回線は何をするにも速いなぁ」と感じていたのですが、実際に速度を測り、数値化し、比べてみることで、10ギガ回線のタイパ(タイムパフォーマンス。作業効率化、時短ともいう)の良さがはっきりしたといえます。

配信されるコンテンツも、アップロードが必要な自分で作ったコンテンツも、今後はますますリッチになっていくことが予想されます。アップロードやダウンロードがなかなか終わらずイライラしていましたが、忙しい中でも多少のゆとりを持てるようになったので、回線を速いものに切り替えておいて良かったなぁと実感しました。

余裕のあるBIGLOBE光10ギガ回線を!

仕事効率化や作業効率アップを追求したり、それに向けて努力したりするのは、企業では当たり前となってきました。在宅ワークが一般的になったのであれば、回線速度の見直しも必要ではないでしょうか。
BIGLOBE光10ギガ回線なら、待ち時間が少なくなり、作業効率を簡単にアップさせられます。時間に余裕ができれば、心にも余裕が生まれるはず。高速回線で、日々のストレスを減らしていけたら良いですね。