光回線工事するなら部屋のどこ?光回線の引き込み工事の作業内容や事前準備についても解説!


中野友希
- 本記事は作成時点の内容です。
光回線工事はどの部屋がおすすめ?
光回線を導入する際、どの部屋に引き込み工事を行うかは、その後のインターネット利用の快適さに関連するので、とても重要です。同時に、リビング、書斎、廊下など、各部屋には光回線を設置するメリットと注意点がいくつかあります。
この記事では、光回線の引き込み場所として、代表的な部屋や設置場所ごとにメリットと注意点を解説します。さらに、実際に光回線を引き込む際の工事の流れや、スムーズに工事を進めるための事前準備についても、初心者の方にもわかりやすく紹介していきます。以下で早速、代表的な設置場所について、それぞれの特徴やメリットと注意点をみていきましょう。
リビングなど家の中心に位置する部屋

リビングは、家族が集まって過ごす時間が長い場所であり、テレビ、ゲーム機、スマートフォン、スマートスピーカーなど、インターネット接続を必要とするさまざまな機器が集中する傾向にあります。また、間取りも家の中心になっているパターンが多く、Wi-Fiルーターを設置することで、家全体に電波が届きやすくなるというメリットがあります。
しかし、リビングという生活空間に機器類を設置することには、いくつかの考慮点があります。まず、リビングのインテリアとの調和が挙げられます。Wi-Fiルーターはデザイン性の高いものもありますが、それでも機器特有の存在感があるため、部屋全体の雰囲気を損なわないように、設置場所や設置方法を工夫する必要があるかもしれません。
また、コンセントの数も事前に確認しておくことが重要です。Wi-Fiルーター以外にも、テレビやゲーム機など、多くの電化製品がリビングには集まるため、コンセントが不足しないように、タコ足配線などを避けるためにも、事前にコンセントの配置と数を把握しておくことをおすすめします。景観を保ちつつ、機能性を最大化するためには、これらの点を総合的に検討して、見えにくいように設置するなど工夫すると良いでしょう。
書斎・ワークスペースなどWi-Fiルーターと有線接続したい機器がある部屋

仕事や勉強でパソコンを長時間利用する方にとって、光回線の設置場所は非常に重要といえます。書斎やワークスペースに直接光回線を引き込み、有線LANで接続することで、リモート会議や大容量の動画配信など、安定した高速通信が求められる作業を快適に行うことができます。有線接続は、Wi-Fiに比べて通信の安定性が高く、速度の低下も少ないため、集中して作業に取り組む環境を整えることができます。
ただし、光回線の引き込み場所が家の端に位置する場合、Wi-Fiの電波が家全体に行き渡りにくくなるという問題が生じることも。家族全員でWi-Fiを利用したい場合、リビングや寝室など、引き込み場所から離れた場所では電波が弱くなり、通信速度の低下や接続の不安定さにつながることがあります。
このような場合は、中継機の設置を検討するのも良いでしょう。中継機を設置することで、Wi-Fiの電波が届きにくい場所にも信号を届け、家中のどこでも快適にインターネットを利用できる環境を構築できます。
クローゼットの中など
光回線関連機器をクローゼット内に集約して設置すると、生活感を排除し、居住空間をすっきりと見せることができます。しかし一方で、クローゼットの扉や内部に収納されている物が電波を遮断し、Wi-Fiの接続が不安定になる可能性があります。
クローゼットの扉が木製やルーバータイプなど、電波を比較的通しやすい素材であれば、電波の減衰を最小限に抑えられます。金属製や厚手の扉は電波を遮ってしまうため、その場合はクローゼット内への設置は避けたほうが良いでしょう。
また、Wi-Fiルーターなどの機器は、クローゼットの奥まった場所ではなく、扉に近い位置や、可能であれば電波の遮蔽が少ない上部空間に設置する方が良いでしょう。機器によっては熱を帯びるため、クローゼット内に熱がこもらないよう、通気性を確保することもポイントです。
廊下やひかり電話のそばなど

廊下は、家の中で中心的な位置にあることが多いため、光回線の引き込み場所として適している場合があります。また、「ひかり電話」サービスを利用する場合は、電話機の近くに回線終端装置(ONU)やホームゲートウェイなどの機器を設置する必要があるため、間取りによっては廊下が最適な設置場所となることがあります。
廊下に光回線機器を設置するメリットは、リビングや書斎など、特定の部屋に限定されず、家全体への配線がしやすい点が挙げられます。また、機器を設置するスペースに余裕があれば、電源確保や配線整理も比較的容易でしょう。
しかし、廊下は頻繁に人が行き交う場所であるため、配線が邪魔にならないよう、モールなどを使ってきれいに整理する必要があります。配線が露出していると、つまずいて転倒する危険性や、ケーブルを損傷する可能性も考えられます。
さらに、Wi-Fiルーターを廊下に設置する場合は、電波が遮られる可能性も考慮しなければなりません。廊下の壁の材質や、各部屋の配置によっては、電波が届きにくい場所が生じることもあります。その場合は、中継機の設置や、メッシュWi-Fiの導入などを検討する必要があるでしょう。
収納スペース
リビングクローゼットなどの収納スペースに格納する方法もあります。光回線を収納スペースに引き込むメリットとして、機器やケーブル類が露出しないため、部屋全体がすっきりとした印象になり、生活空間の美観を損ねません。また、ケーブル類をまとめて収納できるため、絡まりやホコリの蓄積を防ぎ、掃除がしやすくなるという利点もあります。
しかし、収納スペースに機器を設置する場合、戸棚の扉や壁で囲まれていると、Wi-Fiの電波が弱まる可能性があります。電波が遮蔽されると、接続が不安定になったり、通信速度が低下したりする原因となります。このような場合は、ルーターの設置場所を工夫する必要があります。例えば、扉を開けたまま使用する、メッシュWi-Fi対応のルーターを導入して複数の機器を連携させる、Wi-Fi中継機を設置して電波の届く範囲を広げるなどの対策が有効です。
また、機器が発する熱がこもらないように、通気性を確保することも重要です。熱がこもりすぎると、機器のオーバーヒートや故障につながる可能性があります。収納スペースに十分な通気口があるか、など、適切な放熱対策を講じる必要があります。
光ケーブルってどうやって引き込んでるの?
一般的な光回線の引き込み方として、電話線やエアコンの配管を利用する方法や、外壁に穴を開けて直接引き込む方法があります。
電話線やエアコンの配管を利用する方法は、既存の電話線用の配管を活用して、屋外から室内にケーブルを通します。新たに穴を開ける必要がないため、比較的工事もスムーズ。エアコンダクトを経由して引き込む方法は、賃貸住宅でも使われやすい手法です。
既存の配管などを利用することが難しい場合に、壁に専用の穴を開けて引き込むことがあります。ただし、戸建ての場合は建物の構造や立地上、光回線の引き込みが難しいこともありますし、賃貸物件の場合は管理会社や大家さんの許可が必要となるため慎重に進める必要があります。
光回線工事後に発生する作業について

光回線工事が完了しても、すぐに快適なネット環境になるわけではありません。工事後にも、いくつかの作業や確認が必要です。
事前準備事項
光回線工事後には、実際にインターネットを利用するための設定などが必要となります。その事前準備として、設置機器やその周辺の環境を整えておくことが重要です。まず、ONUやWi-Fiルーターなどの機器を置くスペースと電源コンセントの位置を確認し、配線が邪魔にならない場所を選んでおきましょう。
Wi-FiルーターやLANケーブルなどの機器は、工事後すぐにネットを使えるように事前に準備しておくと安心です。また、初期設定で使用するパソコンやスマートフォンなどの機器、光回線事業者から送付されている初期設定が記載された書類、Wi-FiルーターのSSIDやパスワードも確認しておくとスムーズです。
光回線工事ってどんな作業?
光回線工事のおおまかな流れは、以下の通りです。
- 外部から光ファイバーを建物内に引き込む
- 室内に光コンセントを設置する
- ONU(光回線終端装置)を接続する
まずは、電話線配管やエアコンダクトなどを使ってケーブルを室内まで引き込みます。次に、引き込み先の部屋に光コンセントを設け、ケーブルを接続します。最後に、光コンセントにONUを接続し、信号の確認を行います。正常に通信できるかをチェックした後、光回線工事が完了となります。
引き込み場所を事前に検討して光回線工事をスムーズに
光回線の引き込み工事は、設置する部屋によって使い勝手が大きく変わります。家族全員で使うならリビングや共用スペースが便利ですし、個人利用がメインであれば書斎や寝室も選択肢になります。集合住宅の場合は、引き込み場所が限定されていることもあります。その他、機器の設置方法にも工夫が必要なこともあるため、事前に確認しておくことで光回線工事が滞りなく進められます。快適なネット環境を整えるためにも、工事の前にどの部屋に引き込むかをしっかりと検討しておきましょう。
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Contributor 中野友希