超Alexa仕様の我が家。キッチン、寝室、子供部屋、トイレ、洗面所、仕事部屋にいたるまで計12台のecho dotを設置しており、だいたいどこにいてもAlexaから音楽をかけたり照明をオンにしたり、天気を尋ねたりすることができます。
Alexaは話しかけて使うものと思われがちですが、実はAlexaアプリの「定型アクション」という機能を使うと自動での指示出しが可能です。以前当サイトではその定型アクションの基本的な使い方をご紹介しました。例えば「Alexa、おはよう」と話しかけるだけで天気予報を読み上げradikoを起動させたり、決まった時刻にAlexaスキルを実行させる、などです。
毎日のように同じタイミングで同じ指示をするならば、いっそ自動化したほうがラクチン。筆者宅では、夕方にロールスクリーンを閉めるのも照明をつけるのも、そして夜中に自動で消灯させるのも、Alexaの定型アクションで自動化しています。
すでに定型アクションのマニアと化している筆者は定型アクションのさらなる活用法を見つけました。それは、天候やゴミの日などの暮らしに関する情報を定型アクションで自動でAlexaに発話させることです。
目次
「Alexa、今日の最高気温は」を毎朝7:30に自動で尋ねるようにした
定型アクション機能では、指定した時刻に指定したフレーズをAlexaに尋ねることができます。寒さに弱い筆者はほぼ毎朝Alexaにその日の最高気温を尋ねていたのですが、さきほどの定型アクションを利用し、「Alexa、最高気温は？」というフレーズを毎朝7:30にキッチンのecho dotに尋ねるように設定。7:30頃はキッチンで朝食を摂っており、わざわざ毎日尋ねることなく、外出時の上着を決める際の指標を把握できるようになったというわけです。
「今日は何の日？」「日没時刻」「１ドルいくら？」「今日の英単語」、プチ情報を受動的に得られる
この自動質問に気をよくした筆者。もっといろんな質問を設定したくなり、今となっては以下の6つの質問を定型アクションで自動化しています。
例えば、朝食中に教えてもらう「最高気温」に続けて、1分後の7:31にはTimeTree（スケジュール共有アプリ）に登録されている今日の予定を読み上げてもらうようにしています。
別途TimeTreeのAlexaスキルを導入すれば、以降Alexaに質問するだけで今日ないし明日の予定を読み上げてくれます。朝食中に自分や妻の予定を把握でき「14時からテレビ会議あるのね」などといった具合にその日の予定をお互いに再認識するのに役立っています。
日ごとに変わる日没時刻を知らせるAlexa。季節の移り変わりを実感
また、在宅ワークの筆者は昼食時も必ずキッチンで食事をとっており、その頃を見計らって12:15に「日没時刻」を読み上げてもらっています。昨年冬から設定しているのですが、冬は16時台だった日没時刻が、17時台、18時台と日に日に上昇していくことを知り、春の訪れをこんなにも感じられた年はなかったと思います。「今日からいよいよ18時台か」とつぶぼやきながら家族との会話が生まれるなんてこともありました。
トイレで学ぶ今日の英単語、誰もいない個室は発音練習にも最適
トイレに設置しているecho dotは、人感検知機能付きの第4世代。この検知機能を利用し、トイレに入ったら「Alexa、今日の英単語」と自動で尋ねるようにしました。1日1つ、英単語とその意味を解説してくれることに加えて、その単語にまつわるプチ情報も教えてくれます。
英単語を声に出して練習するのにトイレという個室は絶好の場。トイレに入るたびに教えてくれるので反復練習も自然にできます。超すきま時間での英語学習が可能となり、これまた筆者のお気に入りの定型アクションとなっています。
定型アクションで、Alexaへの質問を自動実行する方法
Alexaへの質問を自動実行する設定方法を見ていきましょう。
※Android端末でのスクリーンショットですが、iPhoneでも同様です。
Alexaアプリを開いたら、右下の「その他」 ＞ 「定型アクション」を選びます。その後、右上の「＋」アイコンをタップし、新規作成画面を開きましょう。
定型アクションの新規作成画面は以下の3つを設定するのみです。
- 定型アクション名（好きな名前でOK）
- 実行条件（ここでは、「スケジュール」＞「時間指定」と進み「毎日7:30」で設定）
- アクションの追加（Alexaへの質問文を設定します）
まずは、１「名前」と２「実行条件」を設定してみてください。上図のように名前と日時指定をできていれば問題ありません。特に迷うことなくできると思います。
続いてアクションを設定します。「アクションを追加」＞「カスタム」とタップします。
「カスタム」画面が開くので、Alexaへの質問をテキストで入力します。ここでは「最高気温は？」と設定しました。ちなみに、ここではウェイクワードは不要なので「Alexa、最高気温は？」ではなく、「最高気温は？」だけの入力で大丈夫です。入力が終わったら「次へ」をタップしましょう。
最後にこの定型アクションを実行させたいAlexaデバイスを選択し、右上の「保存」をタップして設定は完了です。これで、毎朝7:30に指定したAlexaデバイスに対して「Alexa、最高気温は？」と自動で尋ねてくれるようになります。
スマート家電の操作だけでなく、質問も自動実行できる定型アクションを使いこなそう
いかがでしたか？Alexaはこちらから声をかけるものとおもわれがちですが、定型アクションを使えば、時間や人感検知をきっかけとしてアクションを自動的に実行することができます。
今回はAlexaへの質問を自動実行する方法の紹介でしたが、もちろん対応した機器であれば照明をつけたり消したり、エアコンをつけたりなども定型アクションで操作可能です。一度定型アクションの仕組みがわかると自分の生活にあわせた自動化を実現できますので、上記の設定を参考にご自身なりのアレンジも楽しんでみてください。
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*1 IPv6に対応していないサービス/サイトはIPv4接続となります。
*2 最大通信速度は光回線タイプによって異なります。最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。
