iCloudの無料プランだと容量が少なすぎるため、有料であるiCloud+(アイクラウドプラス)の利用を検討している人もいるでしょう。ただ、ストレージサービスはいったん利用を始めると、止めたり乗り換えたりするのが面倒ですよね。サービス内容や特徴などを詳しく把握した上で、利用するかどうか決めたいものです。
本記事では、iCloud+について解説していきます。
目次
iCloudの無料プランだとどこまで使える?
iCloudそのものは無料で利用できますが、有料のiCloud+と比べると機能が制限されています。特殊な機能はなく、ストレージとしての機能しかありません。空き容量の範囲内でバックアップを取ったりファイルを保存したりできるだけです。
容量も無料プランだと5GBまでしか利用できないところも、物足りなく感じる方も多いでしょう。
iCloud+のサービス内容
有料のiCloud+には容量の異なる5つのプランが用意されています。では、それぞれのプランの内容について見ていきましょう。
50GBプラン
50GBプランは月額130円で利用可能です。ストレージ容量が50GBに増えるのに加えて、さまざまな機能が利用できるようになります。具体的には次のような機能です。
メールを非公開
メールを非公開とは、iCloudメールのアドレスを隠せる機能です。実際のアドレスとは異なるアドレスを使ってメールを受信できます。受信したメールはあらかじめ指定しておいたメールアドレスに届く仕組みです。ただし、メールアドレスを隠せるのは、受信するときのみで、送信するときには隠せません。
カスタムメールドメイン
iCloudメールのアドレスは通常ならドメインは「iCloud.com」で、@の右側が「iCloud.com」になります。カスタムメールドメインなら、独自ドメインを使用できます。ドメインの取得手続きと費用は自分で用意する必要がありますが、独自ドメインを持っていれば@の右側も好きなように設定できます。
ファミリー共有
ファミリー共有は、iCloudのストレージ容量を家族と共有できる機能です。例えば、自分が30GBまで使用していれば、家族は残りの20GBを使用できるという仕組み。共有可能な人数は5人までです。
HomeKitセキュアビデオ
HomeKitセキュアビデオは、あらかじめ登録した防犯カメラの映像を見たり保存したりできる機能です。50GBプランでは1台の防犯カメラを登録できます。
プライベートリレー
プライベートリレーはSafariでWebサイトを閲覧する際に、IPアドレスを変更してプライバシーを強化する機能です。閲覧したサイトに関する情報は、Apple側も把握できない仕組みになっています。
200GBプラン
200GBプランは月額400円で利用可能です。ストレージ容量が200GBに増えることに加えて使える機能は、基本的には50GB プランに付帯する機能と同じですが、HomeKitセキュアビデオで5台までのカメラを登録できるようになります(50GBプランでは1台)。
2TBプラン
2TBプランは月額1,300円で利用できます。容量が2TBあればビジネス利用でも役立つでしょう。機能としての200GBプランに付帯する機能と同じですが、HomeKitセキュアビデオで利用できるカメラの台数が無制限になります。
6TB・12TBプラン
6TBと12TBのプランは2023年9月に追加されたプランです。それぞれ月額3,900円、7,900円で利用できます。いずれも2TBプランとの違いはストレージ容量のみで、利用可能な機能に関しては変わりません。
使い方別のおすすめプラン
iCloud+は使い方によっておすすめのプランは異なります。
iPhoneのバックアップに使う
iPhoneのバックアップに使うだけであれば、50GBプランで間に合うケースが多いです。写真や動画を多く保存していて、50GBでは足りない場合には200GBプランにするといいでしょう。
PCでも使用する
PCのファイルでも利用する場合には、200GBか2TBを選ぶのがいいでしょう。2TBなら容量をほとんど気にせず使えます。大容量ファイルが多いビジネスでの利用など、もし、2TBでも足りないようであれば、6TBや12TBなどの利用を検討してみましょう。
家族でファミリー共有して使う
ファミリー共有は50GBのプランでもできますが、足りなくなる可能性が高いです。例えば4人家族で共有するなら1人平均12.5GBと考えると、決して多くはないですよね。ファミリー共有を利用するのであれば、200GB以上のプランを選ぶのがおすすめです。
他のストレージサービスとの比較
iCloud+を他の主なストレージサービスと比較してみました。
Googleドライブ
Google Driveは無料だと15GB、月額250円で100GB、380円で200GB、1,300円で2TB使用できます。容量あたりの金額で見れば、iCloud+と大きな差はありません。
iPhoneで使用した場合、写真、動画、連絡先、カレンダーなど一部のファイルのバックアップを自動で取る機能もあります。ただし、iPhone全体のバックアップを取ることができないのが難点です。iPhone全体のバックアップを取っておきたい場合には、iCloud+のほうがいいでしょう。
Microsoft One Drive
Microsoft One Driveは無料だと5GB、月額260円で100GB、1,490円で1TB使用できます。容量あたりの金額で見て、iCloud+よりやや高めです。
Microsoft One Driveも、iPhoneの写真や動画のバックアップを自動で取ることができます。ただし、Google Driveと同様にiPhone全体のバックアップを取ることはできません。iPhoneユーザーの場合、iCloud+とどちらを利用するか迷ったら、iCloud+を選ぶのが無難でしょう。
iCloud+を利用すればiPhoneがさらに便利
無料のままだとiCloudのストレージ容量が5GBしかないためやや不便です。有料のiCloud+を利用すれば、容量が大幅に増えるため快適になります。メールを非公開やファミリー共有などの便利な機能も利用可能です。特に50GBプランはコストパフォーマンスが良いので、利用を検討してみましょう。
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