アプリケーションソフトを削除したわけでもないのに、ダブルクリックでファイルが開かない。アプリケーションからは、以前のようにファイルを開くことができる。以前と違うアプリケーションでファイルが開かれてしまう……そんな風に困ったことはありませんか？
こんな状態のときは、「ファイルの関連付け」が外れたり、「関連付けされているアプリケーションが変わってしまった」ことが原因です。「アプリケーションの関連付け」を見直してみましょう。
※この記事では、Windows10で解説しています。
目次
アプリケーションの関連付けとは？
アプリケーションの関連付けとは、「この種類のファイルを開くときはこのアプリケーションを使う」という、アプリケーションとファイルを結びつけている設定です。
Windowsでは、ファイルの種類によって、そのファイルを開くアプリケーションが決まっています。
ファイルを開こうとしたとき、WordのファイルであればWord、ExcelのファイルであればExcelが起動してファイルが開かれます。
しかし、その関連付けが変わってしまったり、関連付けが外れてしまうことがあります。
関連付けが外れてしまうと、ファイルをダブルクリックしてもファイルが開けなくなってしまうのです。
ファイルの種類とは？
ファイルの種類は、拡張子で確認できます。
ファイル名のうしろについている、3文字から4文字のアルファベットが、ファイルの種類を示す「拡張子」と呼ばれるものです。
Wordであれば「.docx」や「.doc」、Excelなら「.xlsx」や「.xls」というように、ファイルを作成したアプリケーションによって拡張子が決まっています。
これによって、パソコンがファイルの種類を区別できるようになっています。
どんなときに関連付けが変わってしまう？
新しいアプリケーションをインストールした場合、関連付けが変わって別のアプリケーションが起動するようになってしまうことがよくあります。
インストールの途中で「この形式のファイルを開くときはこのアプリケーションを使う」といった項目が表示されていて、チェックが入っていると、次からはそのアプリケーションでファイルが開くように関連付けが変わってしまうのです。
必要があって別のアプリケーションで開いたとき、気づかずに「次からはこのアプリケーションを使う」といった表示が出ていて、OKをクリックしてしまっているケースもあります。
また、アプリケーションの関連付けが外れて開かなくなるときは、アプリケーションを削除したり、削除したあとにインストールし直したりしたときなどに起こります。
【解決手順】アプリケーションの関連付けを元に戻す方法
自分が使いたいアプリケーションでファイルが開かれるようにするには、「コントロールパネル」から設定します。
ファイルが開けなくなったときも、同じ方法で元に戻せます。
Windowsの「スタートボタン」をクリックして、「設定」をクリックします。
設定画面で「アプリ」をクリックします。
「既定のアプリ」をクリックします。
画面をスクロールして、下の方にある「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」をクリックします。
ファイルの種類と、その種類のファイルに関連付けられているアプリケーションが、一覧で表示されます。
一覧には、そのパソコンで使えるファイルとアプリケーションがすべて表示されるため、該当するものを探すのはちょっとたいへんですが、アルファベット順に並んでいるので、順番に見ていってください。
この例では、bmp（ビットマップ）ファイルの関連付けを確認しています。
bmpの右に表示されているアプリケーションのアイコンをクリックすると、他に利用できるアプリケーションがあるときは、それらが表示されるので、変更したいものを選んでクリックします。
ファイルの種類の右側に「既定を選ぶ」と表示されているときは、関連付けられているアプリケーションがない状態です。
アプリケーションがインストールされているのにファイルが開かなくなったときは、ここをクリックして、該当するアプリケーションを選択すると、元に戻せます。
アプリケーションの関連付けが変わってしまうと、アプリケーションからファイルを開くことはできても、ひと手間かかってしまいます。
不便さを感じている方、ぜひお試しください。
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