インターネットブラウザでWebサイトを閲覧する際に、「F5を押すと更新できる」というのは有名な話。
たとえば、人気アーティストのライブやイベントのチケットをゲットするために、「販売開始前からパソコンの前に待機して、販売時間になると同時にF5を連打して更新していた」なんて経験がある人も中にはいるかもしれません。
しかし一方で、「F5を押してもWebページが更新されない」ことがあります。
間違いなく更新ボタンを押しているのに、そして他の人の画面ではページの内容が更新されているらしいのに、自分の画面では変化がない――。そんな経験はありませんか?
そんなときは、「Ctrl+F5」で更新しましょう。
本記事ではこの「Ctrl+F5」の操作がどのようなものなのか、「F5」だけを押した場合との違いとあわせて説明します。
目次
「F5」による、ページ更新
キーボードの上部に並んでいる、F1〜F12のキー(※F15まである場合も)。
これは「ファンクションキー」と言って、それぞれに役割があります。基本的には特定の操作を行うショートカットキーとして使われており、たとえば「F7」を押すと、入力中の文字を全角カタカナに変換してくれます。
その中で「F5」キーが担っているのは、「ページ更新」の役割。
F5キーを押せば、表示されているページを再読み込みして表示してくれます。マウスを操作して、ブラウザの更新ボタンを押すよりも簡単。読み込みに失敗した画像などを表示する際に重宝します。
ただし、この操作はあくまでも「再読み込み」に過ぎません。一度は読み込んで保存した画像や文字のキャッシュデータを、改めて表示している格好。そのため、古いデータが邪魔をして、最新のデータを読み込んでくれないことがあります。
「Crtl+F5」による、スーパーリロード
そこで覚えておきたいのが、冒頭でもふれた「Ctrl+F5」の操作。
このショートカットキーは「スーパーリロード」と呼ばれており(「フルリロード」「強制再読み込み」とも)、ブラウザのキャッシュを利用せず、最新の情報を読み込んで表示してくれます。ちなみにこの時、そのページの古いキャッシュも同時に削除されます。
ですので、Webサイトやブログを運営されている方は、ページの内容を変更した際にはこの「Ctrl+F5」でスーパーリロードしましょう。最新のデータが反映された状態で表示されますので、変更箇所に問題がないか確実にチェックできます。
※ブラウザや端末の種類によっては、「Ctrl+Shift+R」がスーパーリロードのショートカットキーとなっている場合もあります。更新されない場合は試してみてください。
まとめ
以上、「F5」によるページ更新と、「Ctrl+F5」によるスーパーリロードの違いを説明させていただきました。
基本的には、「回線不良などで画像がうまく読み込まれなかった場合はF5」を、「Webページを最新の状態に更新したいときはCtrl+F5」を押す、というイメージですね。
使ってみると、意外に便利なファンクションキーとショートカット。「覚えるのが面倒で……」と感じて忌避していた方も、ぜひこの機会に覚えて使ってみてください。
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