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液晶保護フィルムの素材や種類の違いを学ぼう!

スマホの購入・機種変更したら、あわせて購入することの多い「液晶保護フィルム」。

家電量販店に行くと、液晶保護フィルムの種類は驚くほど多く、どれを選んだらよいか悩んだ経験はないでしょうか?

今回は素材や機能別に液晶保護フィルムの違いを紹介。自分好みの保護フィルムが見つけられるよう、ぜひチェックしてみてください。

素材は「PET」と「ガラス」が主流

2017年11月現在、スマホやタブレットの画面保護フィルムとして使われる素材は「PET」と「ガラス」の二つが主流です。

PET

PETはプラスチックの一種。

薄く柔らかいためフィルム自体にキズは付きやすいですが、よほど鋭利なもので突いたり刺したりしない限り、そう簡単に破れることはありません。

そしてメリットといえば安く購入できること。おサイフにやさしいので、キズや汚れが気になったら定期的に貼り替えて使いやすい素材です。

 

ただし素材が薄く柔らかいため、PETフィルムを貼り付けて“保護したスマホ”が局所的に強い衝撃を受けた際「フィルムは破れなかったが、フィルムの下の画面(ディスプレイ)だけは割れてしまった」なんて話もまれに耳にします。

画面をとにかく保護する!というより、手軽な費用で、日常生活でつくスレキズや汚れから画面を守る。このような用途に向く素材です。

【PET製保護フィルムの特徴】

  • 薄く柔らかい
  • 価格が安い
  • スレキズや汚れから保護する用途に向く

ガラス

最近種類が増えているのがガラス製の保護フィルム。

スマホの保護フィルム向けには「軽くて硬い」強化ガラスや特殊ガラスが使われます。

素材自体にしっかりした硬さがあり、フィルム自体にキズがつきにくいことが特徴。PETフィルムに比べると指ざわりもよいものが多く、汚れの拭き取りもラク。

 

硬さとともに(適度な)重さもあるため、貼り付け時は「貼り付ける」というより「位置を決めて乗せる」だけでOK。時間の経過とともにフィルムが自然に密着します。

また保護性能も高め。局所的に強い衝撃を受けた場合はガラスフィルム自体が身代わりとなって割れ、衝撃を逃します。当然フィルムは買い替えることになりますが、修理費用を考えれば安く済むことは間違いありません。

 

一方で、ガラスフィルムの最大のデメリットは価格が高いこと。とくに「高機能」をうたう商品では、数千円するものも珍しくありません。

「落として割ってしまう」などのアクシデントさえ起こらなければ、価格は高いですが、その分長く使えることが魅力の素材です。

【ガラス製保護フィルムの特徴】

  • フィルム自体に硬さと重さがある
  • 価格は高い
  • スレキズや汚れのほか、フィルムが割れることで衝撃を逃がす効果も

「光沢」「つや消し」以外の付加機能も

保護フィルムには素材のほかに「機能」でも違いがあります。

まず一般的なのが「グレア(光沢)」「アンチグレア(非光沢)」などの仕上げ。

 

「グレア(光沢)」タイプのフィルムは透明性が高く、フィルムを貼る前に近い色味で画面を見ることができます。

「アンチグレア(非光沢)」タイプのフィルムは反射や映り込みを防ぐつや消し加工が施されています。フィルムを貼る前に比べると画面の色味は少し変わりますが、視認性は高まることが多いです。

 

またこれら以外にも、最近では機能面での付加価値を特徴とする保護フィルムが多く登場しています。

例をいくつか挙げてみると、スマホ使用による眼精疲労を軽減する「ブルーライトカットタイプ」、小さなスレキズであれば自然と目立たなくなる「キズ修復タイプ」、周囲からはあえて画面を見づらくする「覗き見防止タイプ」、ペン入力時の価値心地を高める「ペーパーライクタイプ」など。

光沢・非光沢とこれらの特徴を、完全に自由な組み合わせから選ぶことは難しいですが、欲しい機能に優先順位を決めた上でフィルムを探してみると、より自分の希望に近い商品は探しやすくなります。

 

最後にあらためて、今回紹介した内容のポイントを整理しておきます。

 

  • 保護フィルムの素材はおもに「PET」「ガラス」の2種類
  • 「光沢」「つや消し」以外に機能面での特徴をもたせた商品も存在

 

素材や機能の特徴を意識して、ぜひ自分の希望に近いフィルム探しに役立ててみてくださいね。

 

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Contributor

まきはら とよかず

1986年生まれ。仙台在住。スマホなどに関心が強く、趣味で海外製品の個人輸入も。ややマニアなガジェット系ブログ「そうすけブログ.com」も更新中。

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