iPhone 5sより導入された指紋認証「Touch ID」。
パスコードを入力することなく、親指をホームボタンに置くだけでロック解除をしてくれるこの機能は、「指紋認証」としてApple社製品だけでなく様々な会社から発売されたスマホに使われています。
とても便利な機能ですが、実はいくつかのトラブルの原因をはらんでいます。
今回は実際のトラブル事例と注意点をご紹介します。
目次
誤作動によるアプリ購入
ネットサーフィンやSNSチェックをしているとき、誤ってアプリのダウンロードリンクを押してしまうことがよくあります。
アプリ購入ページにジャンプしてしまっても、そのページを閉じるだけで事なきを得ていましたが、最近はアプリ側も巧妙になっているよう。
ジャンプしたときに親指がホームボタンにかかっていると、そのまま指紋認証を通過して購入が完了してしまうという報告が、あちこちで見られるようになりました。
もし誤ってアプリを購入してしまったら、以下のページを参照して対応してください。ちゃんと返金されますよ。
寝ている間にロック解除……!?
あまり考えたくないことではありますが、家族や恋人の就寝中を狙って、指紋認証のロックを解除して、スマホの中身を見るというトラブルも最近増えているようです。
「指紋認証 解除 他人」で検索してみたところ、1ページ目に浮気を把握する方法として、就寝中の指紋認証が取り上げられていました。非常に怖いです……。
また、最近では粘着テープを用いて指紋を採取し、認証をクリアできることもわかっています。
貼った覚えのない保護シールがないか、写真やメールに変化はないか、注意深く自分の端末をチェックしておきたいものです。
悪質な広告に注意
ワンクリック詐欺に似た悪質な広告も登場しています。
ツイッターやインスタグラムに表示される広告で、意図せずホームボタンに触ってしまった時に、それを指紋認証と認識して高額な料金を請求するというものです。
このような悪質な手口は今後も増える可能性がありますので、十分注意しましょう。
トラブルもはらんでいるスマホの指紋認証。頭に入れておいて、何かあったときはすぐに対処できるようにしておきましょう。