格安SIMが登場したことで、定期的に契約事業者を乗り換える方も増えたと思います。
そして、乗り換えると手元に残るのが端末とSIMカード。端末は購入したものなのでいいですが、SIMカードはどう取り扱えばいいのか。自分で勝手に破棄してもいいものなのでしょうか。
目次
SIMカードは破棄してもいいの?
まず、共通認識として、SIMカードは「契約事業者の所有物」です。しかし、だからといって必ずしもSIMカードの返却を求められるかというと、そうではありません。
事業者ごとに対応は異なる
契約事業者によっては解約と同時に返却を求める場合もありますし、自分で破棄しても大丈夫な場合もあります。解約の際には事業者の案内を確認しましょう。
例:BIGLOBEの場合
例えば、BIGLOBEの場合は契約タイプによって対応は分かれます。
Aタイプ:SIMカードの返却は不要
Dタイプ:貸与品なので解約時には要返却
返却方法はSIMカードをそのまま封筒に入れて、差出人名と住所、宛先には指定された住所を記入する。あとは解約後20日内に送付するだけ、と簡単です。
勝手に破棄するとどうなる?
契約事業者に返却を求められているにも関わらず、勝手に破棄するとどうなるのでしょうか。大抵の契約事業者はSIMカードを破棄されてもまず請求等はされません。
しかし、過去にはSIMカードを破棄したことで「請求があった」という話も耳にします。もし返却を求められているのなら、早めに郵送しておくのが安心です。
SIMカードを正しく破棄する方法
契約事業者から返却を求められない場合には自分で破棄するわけですが、さまざまな情報が記録されているSIMカードはどう処理するのが正しいのでしょうか。
シュレッダーなどで細切れに
SIMカードの破棄はハサミで数カ所切るのでもいいですが、シュレッダーにかけるのがおすすめです。細切れにしてしまえばデータの復元はまずできません。
分けて処分するのもあり
ハサミで切るだけであれば、破片を複数に分けて処分しましょう。そうすれば破片を集められることもありませんし、データの復元は不可能になります。
SIMカードを放置するのは危険!
SIMカードは細切れにして破棄するべき、と紹介しましたが、「そこまでする必要が?」と疑問になった方も多いのでは?では、その理由をご説明しましょう。
電話番号と契約事業者がバレる
SIMカードにはさまざまな情報が記録されています。その中でも、契約者の電話番号と契約事業者など、いわゆる個人情報が抜き取られるリスクがあるのです。
電話帳が記録されている場合も
また、SIMカードには連絡先を記録する機能があるものもあります。そのため、電話帳を登録している方だと、知り合いの個人情報まで流出する恐れがあるわけです。
勝手に使用されるリスクもある
あくまで解約前の場合ですが、SIMカードは対応する機種であれば他の端末に挿入しても通信できます。紛失したSIMカードを勝手に使用されて高額請求……なんてことも。
ただし、PINコードを設定しておけば無断使用を防げますし、解約すれば通信できなくなります。SIMカードを紛失した際にはすぐ契約事業者に問い合わせましょう。
解約後は早めに処分しておこう
解約後のSIMカードの取り扱いは、契約事業者によって異なります。しかし、返却するにせよ、自身で破棄していいにせよ、解約後は早めに処分してしまいましょう。
SIMカードは小さなクレジットカード、くらいに考えてもよいかもしれません。ご紹介した破棄の方法を参考に、ぜひ安全に処分して次に乗り換えてくださいね。
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