光回線が一般家庭に普及してから10年以上が経ちました。
もはやなくてはならないものになっている方も多いことと思いますが、そんな中、契約した光回線の速度やサービスに満足できなかったり、他社の魅力的なキャンペーンにひかれたりして乗り換えを検討することもあるでしょう。
インターネットにあまり明るくない場合は、乗り換えの検討について、なかなか決断できないこともあります。
そこで、初心者でも比較的簡単にできるのが、光回線の「事業者変更」です。
この記事では、光回線の事業者変更の手続きや、自宅のインターネット回線の設定、光回線の事業者変更の注意点についてまとめています。
目次
光回線の事業者変更とは?
光回線の「事業者変更」とは、NTT東日本やNTT西日本のフレッツ光回線を利用したコラボ光から、フレッツ光またはほかのコラボ光に変更することを指します。
いずれも光回線自体は、NTTの回線を使用しているため、手続きや工事が簡単。初心者でも比較的迷うことなく乗り換えができます。
光回線の事業者変更のメリット
光回線の事業者変更のメリットをみていきましょう。
回線自体は変わらないものの、元のコラボ光を解約して、新たに別のフレッツ光、またはコラボ光を契約するため、2つのメリットがあります。
乗り換えがスムーズ
ひとつは、工事が不要なのでインターネットが不通になる期間が短く、スムーズに乗り換えられる点です。
光回線の事業者変更の最大のメリットともいえるでしょう。
特典を受けられることがある
乗り換え先の光回線事業者で、キャッシュバックや割引などのキャンペーンが実施されていれば、特典を受けることができる点もメリットです。
また、新規の光回線設置工事が不要なため、初期費用を抑えることもできます。
光回線の事業者変更を検討するタイミングはいつが良い?
光回線の事業者変更を検討するタイミングとしては、いつが最適なのでしょうか。
以下で光回線の事業者変更を検討するタイミングについてみていきましょう。
契約更新時期
光回線の契約は、2年契約や3年契約などが多いため、更新時期に合わせて事業者変更を検討すると解約金などが発生せずに乗り換えることができます。
契約しているコラボ光の更新時期を確認して、期限内に乗り換えをするとスムーズです。
プラン変更を検討している場合
例えば、1ギガプランから10ギガプランへの変更など、より速い光回線への切り替えでプラン変更を検討している場合は、合わせてほかの事業者が提供するプランやサービスと比較して、より良い条件を検討しても良いでしょう。
乗り換えキャンペーンや特典を利用したい場合
ほかの光コラボ事業者が実施している新規契約特典やキャンペーンが魅力的なこともあります。
特典やキャンペーンを利用することで、乗り換えに伴う費用だけでなく、通信費を抑えることができます。
乗り換えで得られる特典やキャンペーンと、契約中の光回線の解約金等も合わせて検討すると良いでしょう。
事業者変更の事前準備や手続きについてみてみよう
事業者変更の手続きは、具体的にどのように進められるのでしょうか。
ここでは、事業者変更の手続きやチェックポイントについて確認していきましょう。
【事前準備】現在の契約内容の確認と新しいコラボ光の選定
まずは、現在の契約内容を確認しておきましょう。
「事業者変更」をするには、現在契約している回線が、NTT東日本やNTT西日本のフレッツ光回線を利用した「コラボ光」であることが前提になります。
このとき、現在契約している光回線の契約内容のうち、契約満了日や違約金の有無もチェックしましょう。
次に、乗り換え先の光コラボ事業者を選定します。
NTT東日本やNTT西日本のフレッツ光か、あるいはNTT東日本・西日本のフレッツ光の光回線を利用した「コラボ光」であることが前提になります。
また、乗り換え先の光回線事業者の料金プランやキャンペーン内容を比較し、最適な光回線事業者を選定します。
最後に、乗り換え先の光回線事業者の決済方法や支払いに使用するクレジットカードなどの情報もあらかじめ準備しておくと安心です。
【手続き】事業者変更の手続きをしよう
事業者変更の手順は、以下のとおりです。
①「事業者変更承諾番号」を取得
まず、現在契約中の光回線から「事業者変更承諾番号」を取得します。
②乗り換え先で新規申し込みをする
次に、乗り換え先の光回線事業者で新規申し込みを行いますが、その際「事業者変更」の区分であることと「事業者変更承諾番号」を伝えます(ウェブ上で申し込む際は選択・入力します)。
乗り換え先の光回線事業者との契約内容や、特典やキャンペーンを利用する際の特典の受け取り方法などもしっかり確認しておきましょう。
③開通手続きの日程を調整する
申し込みが完了すると、乗り換え先の新しい事業者との間で、開通手続きの日程について調整が行われます。
事業者変更の場合は、基本的に工事は不要ですが、光回線事業者側で切り替えの操作が行われます。
ちなみに、ビッグローブ光へ電話申し込みで「事業者変更」をすると、最短7営業日で乗り換えることができます。
事業者変更後の各設定も確認しておこう
事業者変更の手続きは、具体的にどのように進められるのでしょうか。
ここでは、事業者変更の手続きやチェックポイントについて確認していきましょう。
機器を設置する
ONUやルーターなど、光回線の機器設置は、乗り換え前の契約と変更なしであれば、既存の機器をそのまま使用できます。
もし、新たに光電話やルーターレンタルを契約した場合は、乗り換え先の光回線事業者から配布される機器設置マニュアルを確認しましょう。
インターネット接続設定をする
次に、インターネット回線の接続先を、乗り換え先に新しく設定する必要があります。
このとき、光回線事業者から送付されている「申込完了通知書」などに記載されている、「接続ユーザ名・接続パスワード」等が必要になります。
インターネット接続設定は、ルーターを介して行う方法とルーターを利用しない方法があります。
光回線事業者からルーターをレンタルしている場合は、該当のマニュアルが同封されていたり、無線LANカードを挿入するだけで無線LAN接続機能が利用できたり、と迷うことが少ないかもしれません。
手持ちの市販のルーターを利用する場合は、ルーターのマニュアルを参照しながら、インターネット接続設定を行いましょう。
多くのルーターでは、パソコンやスマートフォンを使用して、ルーターの管理画面にアクセスし、乗り換え先の光回線のインターネット接続情報(接続ユーザ名・接続パスワードなど)を入力します。
最後に設定を保存し、ONUやルーターを再起動します。設定の反映に、やや時間がかかる場合もあります。
設定が完了したら、インターネットに接続できるか確認します。ブラウザを開いてWebサイトにアクセスし、正常に表示されるかチェックしましょう。
事業者変更の注意点は?
事業者変更の際、乗り換え前の光回線の契約状況によっては、解約金や違約金が発生することがあります。
事前に契約内容を確認し、費用が発生する場合は乗り換えのタイミングを慎重に考えましょう。
次に、乗り換え後に新しい光回線事業者のインターネット接続設定が正しく行われていない場合、一時的にインターネット回線に接続できなくなるリスクがあります。
とはいえ、乗り換え前の光回線が開通工事と同時に使えなくなる、ということは少ないため、乗り換え前の光回線の接続設定を残したままにしておくと良いでしょう。
もし、光回線の機器設置や接続設定に不安がある場合は、「訪問サポート」を検討するのもひとつです。
例えば、ビッグローブ光では「BIGLOBE訪問サポート」を提供しています。
BIGLOBEの会員でなくても利用でき、専門スタッフが自宅に訪問し、設定を代行してくれるため、初心者でも安心して乗り換えることができます。
事業者変更であれば光回線の乗り換えが検討しやすい
光回線の事業者変更は、比較的簡単に行える手続きであり、インターネットが不通になる期間もないため、多くの方にとって魅力的な選択肢です。
事前に必要な手続きを確認し、設定を行うことで、スムーズに乗り換えが完了します。
機器設置や設定に不安がある場合は、サポートサービスを利用することで、安心して乗り換えることができます。
より快適なインターネット生活を実現するために、ぜひ参考にしてみてください。
光回線はビッグローブ光がおすすめ!
初めての光回線、どのサービスを選んだらいいのか迷ったなら「ビッグローブ光」がおすすめです。
プロバイダ大手のBIGLOBEは、現在会員数が300万人以上。通信の安定性とリーズナブルな価格設定に定評があり、プランのわかりやすさも大きな魅力です。
工事費が実質無料になるお得な特典やキャンペーン割引もありますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょう。