引越してすぐにインターネットを使いたいならモバイルルーター！

HIKARI

2024/03/01

「引っ越し先で最初にやること」と言えば、まずは電気とガス、水道の手続きが欠かせませんよね。と同時に、現代においてはそれらライフラインと同じくらい重要なのが、インターネット環境です。

可能であれば光回線などの固定回線をあらかじめ契約しておきたいところですが、工事や開通に時間がかかることも多く、すぐには難しい場合もあります。引っ越し後すぐにインターネットを使いたいときは、どうすればいいのでしょうか。

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モバイルルーターなら、引っ越し先ですぐにインターネットを使える！

固定回線をすぐに導入するのが難しい場合におすすめなのが、モバイルルーターです。

モバイルルーターとは、持ち歩きができる小型のWi-Fi端末のこと。サイズ感としてはスマートフォンと同じくらいか、一回り小さいくらい。ポケットに入れて持ち運べる大きさで、モバイル回線でインターネットに接続し、パソコンやスマートフォンとWi-Fiで接続します。

いつでもどこへでも持ち出せる大きさですので、固定回線とは違って外出時にも使えるのも嬉しいポイント。テレワークの機会が多い人や、出先で無料Wi-Fiを探すことなくインターネットを使いたい人は、モバイルルーターがあると便利に感じられるはずです。

そして何より、モバイルルーターは「契約後すぐに使える」のが大きなメリット。もちろん、工事は不要。光回線サービスなどと比べて、利用開始までの期間が圧倒的に短いのはモバイルルーターならではの強みだと言えるでしょう。

持ち運びが不要ならホームルーターも

「引っ越してすぐ使える」というポイントで検討中で、外出先ではほとんどインターネットを使わないなど、持ち運びの必要がなければ、「ホームルーター」という選択肢もあります。

モバイル回線でインターネットに接続する点、工事等が不要で契約後すぐに使えるという点はモバイルルーターと同様ですが、基本的に据え置き型で、持ち運びは想定されていない端末です。引っ越してすぐ、ということでお探しの場合、ホームルーターが適している可能性もあります。

テザリングで事足りるならそれでもOK！

ちなみに、同じような場面で便利なのが、スマートフォンのテザリング機能です。テザリングを使えば、スマートフォンを中継してパソコンやタブレットをインターネットに接続することができます。

スマートフォンの通信容量を圧迫したり、バッテリー消費が激しくなったりといったデメリットもありますが、暫定的な通信手段としてはとても便利なテザリング。もしそれで事足りるということでしたら、しばらくはそちらで代替するのもひとつの手です。

ただし、動画の視聴やオンライン会議への参加などがあると、あっという間に契約容量を使い切ってしまう可能性もあるので、利用するシチュエーションと照らし合わせて検討してみてください。

モバイルルーターのメリット＆デメリットをチェック！

モバイルルーターの特徴をざっと説明しましたが、当然ながらメリットもあればデメリットもあります。ここからは、ほかのインターネット回線とモバイルルーターを比較した際のメリットとデメリットを整理しつつ、その特徴を掘り下げて見ていきましょう。

メリット①「工事不要」

光回線の導入には回線工事が必要になるケースも少なくありませんが、モバイルルーターは工事が不要。契約後すぐに使い始めることができます。

回線工事で発生する費用やスケジュール調整にかかる時間といった手間は一切かからず、契約して端末を受け取るだけ。オンラインで申し込めば、お住まいの地域によっては最短で当日に届くこともあります。

メリット②「自由に持ち運べる」

自宅でしかインターネットを使えない固定回線に対して、その名の通り「持ち運べる」こともモバイルルーターならではの特徴です。

外出先や旅行先でわざわざWi-Fiスポットを探す必要がなく、電波の送受信ができる場所でさえあれば、基本的にはいつでもどこでもインターネットに接続できます。特に出張の多い人やテレワーカーの中には、なくてはならない存在として重宝している人もいるかもしれません。

メリット③「複数の端末を接続できる」

一見すると小さなモバイルルーターですが、その性能は意外とパワフル。自宅に設置するタイプのルーターと同様に、1つの機器で複数の端末と接続してインターネットを使うことができます。

最大接続台数は端末によっても異なりますが、現在は10台以上を接続できる機種も少なくありません。スマートフォンやパソコンだけでなく、ゲーム機なども同時に繋いでインターネットにアクセスできます。

デメリット①「光回線と比べると通信が不安定」

最新のモバイルルーターの中には「光回線にも劣らない高速通信ができる」と謳っている機種もありますが、あくまでもそれは理想値に過ぎません。光回線もそうですが常にその最大速度が出るわけではありませんし、通信品質も周囲の環境に左右されます。

特に無線通信であるモバイルルーターの場合、固定回線と比べるとどうしても通信が不安定になりがち。人の多い都市部では安定しにくいという声も聞きますし、障害物の有無といった環境要因によって通信速度は変動します。「固定回線と比べると不安定である」ことは、モバイルルーターの無視できないデメリットだといえるでしょう。

デメリット②「バッテリー切れの恐れがある」

「持ち運べる」のはモバイルルーターならではの強みですが、裏を返せば「出先でバッテリーが切れると使えない」ということでもあります。モバイルルーターはスマートフォンと同様にバッテリーで駆動するため、充電が切れてしまえば使えません。

最近の機種はバッテリーの持ちも改善されていると聞きますが、それでも外出時にまったく意識しないわけにはいきません。「外で使う場合は、バッテリーの残量を管理する必要がある」という点もまた、モバイルルーター特有のデメリットだと言えます。

どういう用途で使う？モバイルルーター選びの判断材料

以上のメリットとデメリットを踏まえてモバイルルーターを選ぶことになりますが、一口に「モバイルルーター」と言ってもさまざまな事業者がサービスを展開しています。

長期契約であれば「料金」や「通信品質」を考慮して選ぶことになるかと思いますが、もし「引っ越し先で光回線が開通するまで」という期間限定での利用を検討しているなら、「すぐに使えるかどうか」や「レンタルプランの有無」などが判断材料になってきます。

なのでここでは、具体的なサービス名を挙げての「モバイルルーターの選び方」ではなく、「モバイルルーターを選ぶ際の基準となるポイント」を紹介。どのような部分を基準にしてサービスを選べばいいのか、その判断材料を提供できれば幸いです。

ポイント①「契約後すぐに使えるかどうか」

基本的には「契約後すぐに使える」ことがモバイルルーターのメリットですが、それでもサービスによっては若干のラグがあります。

オンラインで即日発送してくれる事業者もあれば、発送後到着までにしばらくかかるケースもあり、「今すぐにでもインターネット環境が必要」ということでしたら、端末を持ち帰れる店舗での契約が最善だといえます。「契約したはいいものの、端末が届かずに困った」なんてことにならないよう、いつから使えるかをしっかり確認してから契約しましょう。