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タッチペンの選び方|種類や特徴をわかりやすく解説

スマートフォンやタブレットのタッチペンとは

タッチペンの入力方式には、いくつか種類があります。大きく分けると、以下の3つです。

 

  • 感圧式
  • 電磁誘導方式
  • 静電容量方式

 

感圧式は圧力に反応するもので、ゲーム機やATMに採用されています。スマホやタブレットのタッチペン選びでは感圧式は使用できないため、電磁誘導方式静電容量方式のものを選びましょう。

 

タッチペンのパッケージに具体的な対応デバイスが記載されているため、Android、iOS、Windowsなどのデバイスに対応しているかチェックしておきましょう。

タッチペンのペン先は4種類ある

タッチペン選びでもっとも使用感を左右するのはペン先です。滑りの良いものやボールペンのような書き味、太い線・細い線を描けるのはペン先の質感に左右されます。

 

タッチペンのペン先は、以下の4種類があります。

 

  • シリコンゴム
  • 樹脂
  • 繊維
  • 透明ディスク

 

「シリコンゴム」のペン先は先が丸く、やや太め。画面をタッチすると程よいクッション性があり、画面が傷つきにくいことが特徴です。比較的安価に手に入れられるものが多くなっています。

 

「樹脂」のペン先は、導電性の樹脂でできており、細く鉛筆やボールペンのような形をしています。ペン先が固くしっかりしているので、書き心地もボールペンに似ており、小さな文字や細い線を描くのに適しています。

 

「繊維」のペン先は、導電性の繊維でできており、網状に編んだ丸い形や筆状のものなどがあります。シリコンゴムよりも滑りが良く、筆状のものは筆のような書き心地。毛先の長いものは画面にタッチするときにコツがいることもあります。

 

最後に、「透明ディスク」のペン先は、透明の樹脂を平らにした円盤のようなものがペン先にくっついており、画面にタッチしたときに安定感があります。使い方にややコツが必要なタッチペンですが、ペン先が透明なのでよく見えます。

タッチペンの選び方をさまざまな点からチェック!

ペン先の書き心地

ペン先の滑りが良いタッチペンや、ペン先が細いタッチペンは、イラストなどのなめらかな曲線や、小さなテキストを書くのに適しています。

また、ペン先が丸いものは、ペン先を早く動かしたり、タッチしたりするゲームにぴったり。

筆状のものは、毛先が短いものや長いものがありますが、イラストはもちろんテキストも書くことができ、比較的オールマイティーに使えます。

持ち手

タッチペンを選ぶときは、持ち手のペン軸の太さやペン軸の長さもポイントです。ペン軸が太いものは、指に触れる面積が多く、筆圧が分散されやすいため、疲れにくくなっています。手の大きな人や筆圧が高い人におすすめです。

 

また、長時間使用するならペン軸が長いものの方が、いつも使っている鉛筆やボールペンと同じ使用感に近く、手になじみやすいためおすすめです。

バッテリー

タッチペンには、電源のタイプがいろいろあります。電源が不要な「静電容量式」と電源が必要な「電池式」があります。

 

電源が不要な静電容量式は、人間の静電気に反応して文字などを書くことができる仕組みになっており、基本的に充電が不要です。

 

一方、電池式の場合は、乾電池を入れるタイプと充電式のタイプに分かれます。電池が必要な分若干重くはなりますが、安定した使用感が特徴です。充電式の場合は、充電時間や使用時間、持ち運び時に必要な充電器を確認しておきましょう。

筆圧感知機能

筆圧の強弱で線が太くなる・細くなるといった書き味を求めるなら、筆圧感知機能を備えたものを選ぶといいでしょう。

ただし、筆圧感知機能は使っているデバイスのOSで対応しているもの、対応していないものがあるので、まずはデバイスが対応しているかどうかをチェックしておきましょう。

その他

その他にも、選び方でチェックしておきたいのがタッチペン自体の重さ。できれば、実際に手にとってみた方が間違いありません。ペン軸の素材や持ってみた感じで、軽すぎて書くときに安定感がなかったり、重くてなめらかな書き心地が得られなかったりということがあります。

 

また、一番重要なのは価格とのバランスではないでしょうか。高価なものは、確かに使いやすく、反応が良いものが多いですが、自分の手になじむもの、自分の使用目的を満たすものであれば、リーズナブルなものでも十分かもしれません。百均でもいくつか販売されているので、予備として持っておいてもいいでしょう。

 

その他、ボールペン一体型のタッチペンがあります。これは持ち運びやビジネス用途に活躍してくれそうです。ペン先が交換可能なタッチペンなら長く愛用できますよ。

 

新しいタッチペンの使い方として、デバイスに直接タッチしなくても使える、というペン型入力デバイスもあります。米OTM Technologies社の「Phree(フリー)」は、なんとスマホやタブレットに直接タッチせず、手や紙、机などあらゆるモノの上で書くことで特殊なセンサーが反応し、スマホやタブレットにテキストなどが入力できるというもの。

タッチペンの新しい形といえるでしょう。

自分にぴったりのタッチペンを見つけよう

手指の入力では細かい作業ができなかったり、デバイスの画面が汚れてしまったりと、作業が途中で頓挫してしまうこともあります。

 

自分の使い方に合ったタッチペン、自分の手になじむタッチペンを持っていると、格段に作業がスムーズになりますよ。

ぜひタッチペン選びの参考にしてみてくださいね。

Contributor

中野友希

税理士・社労士補助や衛生管理者を経てフリーライターに。ガジェット・ヘルスケア・子育てなどを中心に『読むサプリ』をモットーに執筆中。@y_nakan0

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