スマホはいつも手にしているものであることから、細菌やウイルスが繁殖しやすいとされています。
新型コロナウイルスが流行している今日、少しでも感染リスクを下げるためにも、スマホはこれまで以上に清潔にしておきたいものです。
しかし、スマホは電子機器ですから、誤った方法で除菌してしまうと故障のリスクがあります。
各メーカーごとに公式サイト上で「推奨」の消毒剤や洗剤、除菌方法を紹介しているようなので、ここではiPhoneとAndroidに分けてご紹介しましょう。
目次
iPhoneの除菌方法は?
Apple社では公式サイト上でiPhoneの全シリーズに共通して使える消毒剤、それと掃除の流れや注意点などのガイドラインを紹介しています。
▼推奨される消毒・洗剤▼
- 70%イソプロピルアルコール含有ワイプ
- クロロックス除菌ワイプ(Clorox Disinfecting Wipes)
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▲クロロックス除菌ワイプ(Amazon販売ページはこちら)
イソプロピルアルコールとはアメリカで一般的に流通しているアルコール。また、クロロックス(CLOROX)はアメリカの代表的な漂白剤メーカーです。
どちらの製品もAmazonなどのネットショップ、または場所にもよりますがホームセンターやドラッグストアなどでも販売されていることがあります。
iPhoneを掃除するときのガイドライン
- iPhoneの電源を切る
- ケーブル類はすべて外す
- 柔らかい布を湿らせて拭き取る
柔らかい布はレンズクロスのように、メガネレンズや液晶画面に使われる専用のものがおすすめです。ティッシュペーパーなどは使わないようにしましょう。
Androidの除菌方法は?
iPhoneに対して、Androidは多くのメーカーがスマホを発表しています。そこで、今回はGoogle PixelとAQUOSの2つのブランドで推奨している除菌方法を見てみましょう。
例1.Google Pixel(Google)の場合
▼推奨される消毒・洗剤▼
- 画面:70%イソプロピルアルコール含有ワイプ
- 背面と側面:一般的な家庭用石けんや漂白剤無配合の掃除用シート
iPhoneと同様に「70%イソプロピルアルコール含有ワイプ」が使えるほかに、液晶画面以外(開口部を除く)であれば一般的な掃除シートが使えます。
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なお、メイクやジーンズなどからの色移りは、布を少し湿らせて拭き取ります。ただし、液晶画面や開口部はデリケートなのでこすり過ぎには要注意です。
例2.AQUOS(SHARP)編の場合
▼推奨される消毒・洗剤▼
- 70%アルコール(エタノール)除菌シート
シャープ(SHARP)によると、一般的な除菌シート(エタノール70%)で、1,000回の拭き取り実験を実施したところ、塗装の剥がれや変色、退色などの大きな変化はなかった、とのことです。
ただし、すべての条件で検証されたわけではなく、条件によっては劣化を加速させる可能性がある、とも注意喚起がされています。
例えば、塗装面に傷や打痕などがあるときは注意しましょう。
Androidスマホを掃除するときのガイドライン
- スマホの電源を切る
- ケーブル類はすべて外す
- 柔らかい布でホコリなどを取る
- 掃除シートで優しく拭き取る
- スジ、汚れ、ホコリなどは乾いた布を使う
- メイクやその他の色移りには湿った布を使う
スマホの除菌はメーカーが推奨する方法で行おう
今回、iPhoneとAndroid(Google PixelとAQUOS)の除菌方法をまとめました。
ポイントとなるのが、各メーカーが「推奨」している消毒・洗剤を使い、掃除の流れで行うこと。誤った方法だとスマホの故障の原因になります。
また、スマホの除菌も大切ですが、それ以上に重要なのは「手」です。
手はいろいろなところを触りますから、細菌やウイルスがつきやすい。手からスマホに、と移さないようこまめな手洗いも意識できるとなおいいですね。