気温や使用環境によって、スマホが熱くなって驚いたことがある人は多いはず。
でも、そんなに慌てることはありません。
この記事では、スマホが発熱したときの対処法をご紹介します。
目次
スマホが発熱すると何が問題なの?
スマートフォンが高温になりすぎると、どういった問題が起こるのでしょうか。「火事にならない?」と心配になりますが、ほとんどの場合、発火することはありません。
スマホが高温状態になると負荷がかかるアプリ(ゲームなど)の動作が遅くなったり、カメラのシャッターが切れなくなったりするという問題を起こします。ただしこれはスマホが壊れたわけではなく、あえて動作を制限して故障しないようにするための安全機能が作動している状態です。
スマホの内部には温度計が組み込まれており、この温度計が高温を示すと、動作を制限して、発火したり、低温やけどを起こしたりしないようになっています。
スマホの発熱を防ぐ2つのコツ
高温になりがちな状況を避ける
スマホを高温にしない一番の方法は「熱くなる状況を避ける」こと。もっとも気をつけるべきなのは、ずばり直射日光です。
たとえばクルマのダッシュボードに放置したり、日差しの強い夏の海などで使っていると、すぐ高温になってしまいます。こうしたシーンでスマホを長時間置いておいたり、アプリを使い続けたりするのは避けた方がよいでしょう。
スマホが熱くなる動作を避ける
高温になりがちな場所では「スマホが発熱する動作を避ける」というのも対策として有効です。スマホの発熱の原因となる動作は2つ。「負荷の高いアプリを使うこと」と「充電すること」です。
「負荷の高いアプリ」とは、たとえばゲーム、動画アプリやカメラの撮影機能などです。ゲームでは特に「ポケモンGO」のような位置情報ゲームや「荒野行動」などの3Dゲームは高負荷な処理が多く、注意が必要でしょう。
また、「充電中」はスマホ本体内部のバッテリーに負荷がかかり、発熱しやすくなります。充電しながらスマホを利用するのも、特に高温になりがちな環境では、避けるべきでしょう。
スマホを冷却したいなら、ベストは「休ませる」こと
では、スマホが熱くなってしまったらどうするべきなのでしょうか。一番の解決方法は、「スマホを休ませる」ことです。
一番の効果的な冷却法は、スマホの電源をオフにして、涼しい室内などに10分ほど置いておくことです。その際充電はせず、直射日光が当たる場所を避けるようにすれば、スマホはすぐ冷却され、ふたたびキビキビと動き出すようになるでしょう。扇風機の風を当てると、より強力に冷やすことができます。
「水をかける」のはおすすめしません
防水スマホなら、水で冷やせばいいんじゃない? と思われるかもしれませんが、その対策はおすすめしません。熱くなったスマホに冷水をかけると、内部で結露が発生して、スマホが壊れてしまう可能性があるからです。
屋外で使うなら冷却ファンの活用もアリ
もし暑い日に屋外でスマホを使う必要があるなら、スマホ用の小型冷却クーラーを取り付けながら使うと、発熱を軽減することができるでしょう(長時間の利用はおすすめしません)。
(商品例)サンワダイレクト スマホ用冷却クーラー ファン付 横置き/縦置き 3段階風量調節 バッテリー内蔵 400-CLN024
スマホも人間と同じで、暑いところで長時間働くのは苦手です。直射日光が当たるところで酷使したり充電したりすると、故障につながる危険性もあります。
もし高温が続いたら少し休ませてあげるとよいでしょう。(スマホを使うあなたは、こまめな水分・塩分補給を忘れずに!)