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AQUOS R2 compact SH-M09レビュー|モンスター級の実用性・機能が魅力

コンパクトなのに5.2インチの大画面!

AQUOS R2 compactは、2019年2月21日に販売を順次開始したシャープ製のコンパクトスマートフォンです。

 

「compact」というだけあって、約131(高さ)×64(幅)×9.3(厚さ)mmという手のひらサイズに、5.2インチのディスプレイを搭載。2018年に発売された前compactモデルAQUOS R compactは、サイズが若干大きく、約132(高さ)×66(幅)×9.6(厚さ)mmで、ディスプレイは4.9インチ。(サイズが)小さくなったのに(画面は)大きくなったのがうれしいですね。

AQUOS R2 compact SH-M09の本体画像

加えて、解像度は2,280×1,080ドットで、こちらも若干アップ。もちろん色がきれいで、早い動きのゲームやスクロールに追従するハイスピードIGZOディスプレイを搭載していますよ。

 

特徴的なのは、大画面化を実現させた「ダブルノッチデザイン」。しずく型の上のノッチにはカメラを、台形の下のノッチには指紋センサーを配置しています。

防水・防塵性能はキャップレスでIPX5/8、IP6Xに対応。万が一、水中や砂場に落としてしまったという場合でも安心ですね。また、水濡れした手でも操作できるので、料理中にレシピサイトを表示させておいて、必要に応じてスクロールするといった使い方もできそうです。

▲水に濡れた手でも大丈夫

メインカメラは2,260万画素で、広角22mm相当のレンズを搭載。風景をワイドに切り取れます。また、光学式、電子式の手ぶれ補正機能も搭載しているので、写真も動画もクリアに残せるのがうれしいですね。

 

インカメラは800万画素。背景をぼかせるので、印象的なセルフィーに挑戦したくなります。

 

記憶容量は64GBで、前モデルから倍増。また、外部記憶装置としてmicroSDXC最大512GBに対応しているので、写真をたっぷりと保存できます。

 

頭脳部分に当たるCPUはオクタコアのQualcomm® Snapdragon™ 845 オクタコアというハイスペックなものを搭載しています。つまり、手のひらに収まるハイスペックSIMフリースマホというわけです。

写真もムービーも大満足のカメラ機能

自動できれい!画質エンジン搭載で見たままの写真を撮影

選ぶ基準が「カメラ」になりつつあるほど、カメラ性能はスマートフォンにとって重要な機能になってきていますが、その点でもAQUOS R2 compactは優等生でしょう。

 

前述の通り、アウトカメラの画素数は2,260万と高画質。とはいえ、画素数だけで測れないのがデジタルで記録するカメラの醍醐味です。AQUOS R2 compactには、シャープ独自の画質エンジン「ProPix」を搭載。白い箇所は白く表現するなど、正確なホワイトバランスを再現し、見たままの美しい写真を撮影することができます。

また、被写体に合わせ、人、犬、ネコ、料理、花、夕景、花火、QRコード、白板モードを自動的に選んでくれる「AIオート」モードをONにしておけば、さらにきれいな写真を残せます。

▲自動的に被写体を識別し、最適なホワイトバランスなどに調整してくれるAIオート。ハンバーガーだと「料理」モードを選んでくれる

 

これは特に料理などをおいしそうに撮ったり、草花を美しく撮ったりするのに便利。わざわざ画像加工アプリをインストールして、撮った写真を加工して……などと手順を踏まなくても、撮るだけでSNSにシェアしたくなるような作品に仕上がるからです。

 

もちろん、画素数の多さも、きれいな写真に貢献してくれています。下の写真は木漏れ日の中に咲く紫陽花を撮影したものですが、そのメイン部分を拡大したのが、その下の写真です。

 ここまでしっかりと撮影できるので、コンパクトデジタルカメラの出番がなくなってしまうかもしれませんね。

 

スロービデオや静止画切り出しなど動画機能も見逃せない

印象的なスローモーション撮影を手軽にできたらなぁと思ったことはありませんか?AQUOS R2 compactなら、それができるんです。

 

通常の動画では、30fps(1秒間に30枚のコマ数)で撮影していますが、本機種のスロービデオでは、最大で240fpsのスーパースローモーション撮影が可能。落ちてくる水滴や、走り回るペットなどの一瞬をゆっくり再生することで、今までにない発見ができるかもしれません。

 

スロービデオで撮影した動画は、撮影後にスロー再生する箇所を指定できます。なので、動きの早い被写体の撮影時に、スロービデオでフレーム数を240fpsに設定しておけば、撮り逃しを防げますよ。

 

▲あらかじめ、240fpsで撮影しておいた動画の4秒辺りから1秒分だけスローに設定

 

▲上と同じ動画を元にして、2秒辺りから2秒分だけスローに設定したもの

 

なお、スロービデオで選べるフレーム数には240fpsのほかに120fpsもあるので、選択間違いをしないように留意したいところです。

 

また、動画撮影中に、「あ、ここはブログの写真に使いたかった!」と思ったことはありませんか? 動画から静止画を切り出すと、あまりきれいではないため、ブログのサムネイルとしてはあまりふさわしくありませんよね。

 

その点、AQUOS R2 compactなら、動画撮影中でも、「シャッターボタン」が表示されているので、気になった瞬間にシャッターボタンを押すだけでOK。動画メインで撮影している時に、わざわざ静止画用のカメラを使わなくて済むのは、一度体験したらやみつきになること間違いなしです。

持ち歩くものだからセキュリティ対策も万全に

AQUOS R2 compactは、手のひらサイズなので、電車のつり革につかまっていても、片手でスイスイと操作できるのがメリットです。でも、見ているコンテンツや、SNSやメールの内容などをのぞき見されるとしたら、あまりいい気分ではありません。

 

シャープ独自の「のぞき見ブロック」機能なら、周りに人がいても気にせずスマホを見られますよ。

▲のぞき見ブロックを適用する前(左)と後(右)での正面の見え方

▲のぞき見ブロックを適用すると、特に斜め上からでは頑張っても文字が判別できないほどパターンが目立つ

 

しかも、のぞき見ブロックは、ディスプレイ上部にあるステータスバーから引き下げて表示される通知パネル内にあるため、わざわざ「設定を開いて……ええと、どこにあるんだっけ?」と探さずに済むのがいいですね。

 

また、画面ロックを解除する際には、Androidが標準で用意しているパスコードやパターンのほかに、生体認証システムとして指紋認証と顔認証に対応。万が一、どこかに置き忘れてしまったときや、落としたときでも安心です。

 

さらに、持ち上げて画面オンにする機能と合わせて使えば、iPhoneのようにスピーディーにロック解除できる上、マスクをしているときや顔を認識できないほどの暗がりでも指を指紋センサーに乗せるだけで使い始められるので、かなり使い勝手がいいと言えるでしょう。

長く使えるコンパクトスマホAQUOS R2 compact

AQUOS R2 compactのバッテリーは2,500mAhと、前モデルと同じ容量ですが、温度や電圧など、電池の状態によって充電速度などを細かく制御する「インテリジェントチャージ」システムを搭載。バッテリーのダメージを最小限に抑えるため、「1年使ったら、バッテリーの減りが早くなった」という思いをすることもなさそうです。

 

コネクターは主流になりつつあるUSB Type-Cですし、発売日から2年間、最大2回のOSバージョンアップにも対応。長く使い続けられるSIMフリースマホなんです。

そのほかにも、おなじみのおサイフケータイやどんどん賢くなるシャープ独自のAIアシスタント「エモパー」も搭載。

 

高音質を楽しめるハイレゾ音源にも対応。さらに色鮮やかなディスプレイはコントラストをはっきりと表示できるバーチャルHDR対応で、イヤホンまたはヘッドフォン利用で臨場感のあるサウンドを実現するDolby Atmosにも対応しているので、音楽鑑賞、動画視聴などプライベートでも大活躍してくれます。

 

手のひらにすっぽりと収まるAQUOS R2 compact。使い始めれば、手放せなくなる1台になることでしょう。

 

さて、AQUOS R2 compact SH-M09の気になる価格は、BIGLOBEモバイル価格で69,600円(税別)。

BIGLOBEモバイルのSIMとセットで購入すると、おトクに購入できますので、ぜひ活用してみてください。

 

 

※2019年8月1日現在の情報です。最新の金額は公式サイトでご確認ください。

Contributor

渡辺まりか

デジタルガジェットをこよなく愛するフリーライター。専門学校で約10年の講師経験あり。小型船舶操縦士免許2級、乗馬5級、普通自動二輪免許など趣味多し。

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